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Category環境
キャンドルナイトin 大船観音~平和のあかりをココロに灯す~
【日程】 2010年6月20日(日) 18:00~20:00
17:00 開始
17:10 慰霊法要・採火式
18:00 原爆の火の由来について(神奈川県原爆被災者の会)
18:30~キャンドルを順次点灯
18:30~会場内でスローな楽器の演奏
キャンドルに囲まれて坐禅など、思いおもいのスタイルで
演奏者
◎中島直人:シルクロード・オーボエ(管子:かんづ)/フレームドラム
◎小林美鈴:ハルモニウム(インド手漕ぎオルガン)
◎小池新太郎(クラリネット)
【入場】 無料・(キャンドル点灯を希望される方はキャンドル代実費500円)
【場所】 大船観音寺 〒247-0072 鎌倉市岡本1-5-3 (JR大船駅西口徒歩5分)
【主催】ゆめ観音実行委員会
※荒天の場合は事務所内と観音胎内において行います。
(1)平和の灯火を広げます。
会場となる大船観音寺には、広島原爆の残り火「平和の火」が大切に灯されています。
平和の火がキャンドルナイトの火として広がります。
(2)大船観音寺の夜間開放
平常時、大船観音寺は夕方に閉門してしまいます。夜の大船観音寺境内を散策、参拝できる貴重な機会です。観音像前舞台は芝生となっており、大船の街を一望できるテラス席でも、自由なスタイルでゆったりとした時間を過ごすことができます。
(3)資源を有効に利用します。
普段の使用で余ったロウソクを集め、キャンドルナイトに利用します。また、キャンドルのホルダー(ガラスの容器)は、家庭から廃棄されるものを利用します。
(4)観音胎内ギャラリーへのコースを設けます。
大船観音寺には「縁結びの桜」があり、丘の上にある境内から眺める大船の街の光はとても美しく輝きます。
灯りに照らされた観音像の胎内までの参拝コースを歩き、好きな場所で願いごとやメッセージをキャンドルに書きながらディスプレーを楽しむことができます。
(5)その他
大船観音のキャンドルナイトでは、スローな時間を楽しんでお過ごしいただくための仕掛けをご用意しています。
横浜Walker 6/22号に掲載されました。

■参考
国立天文台天文情報センター暦計算室による2010年6月20日(日)の日の入り時刻は 19:00。
日没時、月齢7.7の半月がほぼ真南に見えるはずです。
■昨年冬の様子はこちら
キャンドルナイトin大船2009冬報告
![]()
貞昌院では平成15年11月より太陽光発電設備を運用しています。
太陽光発電設備から発電された電力は寺院内電力の消費に回され、使い切れなかった余剰電力が東京電力側が購入してくれる仕組みとなっています。
発電量、東京電力購入電力量は当然に毎月変化しますが、前に、太陽光発電の醍醐味は5月にありの記事で書いたとおり、概ね5月において発電量、東京電力購入電力量がピークとなる傾向にあります。
晴天率も多く、日照時間が長くなること、そして昼が長い分照明など電力消費も抑えられるため、この時期が一番電気代が抑えられるというわけです。
丁度5月分の検針結果が届きましたので、これまでの実績値をグラフにしてみました。
適度な降雨によるロータス効果もあって、メンテナンス無しでも発電量は落ちることなく順調に推移しています。
さらに・・・・・
昨年11月より始まった「倍額買取制度」の実質運用が平成22年1月から適用されることとなったため(詳細は太陽光発電買取制度の嬉しい誤算参照)、東京電力の買取単価が24円⇒48円へと大幅に上がっています。
そのため、貞昌院が実際に負担している電気料金(グラフ中の黄色○)が、今年に入ってから激減していることがわかります。
今月(平成22年5月)は、ついにマイナスとなりました。
即ち、東京電力からの入金額が、東京電力へ支払う電気代を電気基本料金6,825円を含めても上回る結果となりました)
ありがたいことです。

経済的にムリをせずに環境貢献できる制度は良いですね。
新エネルギーの発電設備がますます普及していくことを願います。
今月22日開かれる欧州連合(EU)漁業相理事会において地中海と大西洋のクロマグロについて国際取引の禁止についての合意がなされる見通しとなりました。
クロマグロの国際取引禁止は昨年モナコが提案していましたが、スペインやギリシャ、フランス、イタリアなど漁業国の反対で否決。
ところが、今回はフランス、イタリアが支持に回ったことで、ヨーロッパ諸国の多くは取引禁止の流れとなりそうです。
EUでの取引禁止が決れば、来月カタールで開かれるワシントン条約締約国会議でクロマグロについて審議・採決されることになるはずです。
ここで、日本はどのような対応をとるのでしょうか。
恐らく、「国際取引の禁止」に強硬に反対していくことでしょう。
しかし、果たしてそれが得策なのかを考えるに、寧ろ、逆にここで日本は一旦引いて「クロマグロの国際取引禁止」に賛成し、むしろ提起主導して欲しいと思っています。
では、なぜ「国際取引の禁止」が日本にとって得策だと思うのか。
その理由を列記してみます。

マグロの日本国内における消費は実に年に50万トン以上となります。
日本は世界の総漁獲量のほぼ25%を消費しており、うち輸入量は30万トンとなっています。
特に、クロマグロは8割近く、ミナミマグロに至っては、ほぼ全量が日本で消費されています。
例えば、東大西洋クロマグロは、漁獲可能量が約2万tに削減されたにも拘わらず、実際は違法・無報告・無規制を含めて5万t以上が漁獲されています。
もちろん、その殆どが日本向けに輸出されています。
つまり、資源の枯渇をまねく上に、地中海諸国の違法漁業者の私腹を肥やすことになっています。
また、地中海における畜養も問題です。畜養とは若いマグロを捕まえて、生簀で成長させてから輸出することです。
比較的価格が安くなるため、一皿○○円といった回転寿司やスーパーの刺身でクロマグロがあるとすれば、ほとんど輸入の畜養マグロでしょう。
この蓄養マグロが、マグロのロンダリングに利用されているという状況もあります。
ここ十数年、マグロの小売価格は上がるどころか急激に下がっています。
マグロが日本の伝統食という話がありますが、そもそもマグロはそれほど気軽に食べられる食材ではなかったはずです。
少なくとも誰もが回転寿司で気軽に腹一杯食べられるということは、ほんの最近の現象です。
マグロ小売価格の低下は、消費者にとっては一見嬉しいことのように感じますが、日本の漁業関係者にとってみれば死活問題です。
さらに原油価格高騰が加われば、廃業に追い込まれてしまいます。
実際に、これまで水産庁は国際的な漁獲規制を受け、国内マグロ延縄漁船の減船を実施してきました。
漁獲量が減ればマグロの値段は上がり、マグロ漁業会社の経営も好転するように思えますが、実際は輸入マグロの増加で魚価は下がり、原油価格の高騰が加わり漁業会社の経営環境が相当厳しさを増しています。
さて、理由がほぼ出揃ったところで話を戻します。
日本は今回は「クロマグロの国際取引の禁止」に反対するべきではないと考えます。
・フランス、イタリア、スペイン、ギリシャの漁業、畜養業者はかなりの数が立ち行かなくなり、廃業に追い込まれるでしょう。結局、地中海の一部の国は反対を明確に打出せるでしょうが、ほとんどの国は、自国の漁師や畜養業者の権益を守るために、そして貴重な輸出資源を失いたくないために結局賛成できない国が大多数ではないかと想像します。
・仮にクロマグロの国際取引が禁止されたとします。その場合、自国の漁師や畜養業者の不満の矛先はEU内の国々に向けられ、自ずと「クロマグロの国際取引の禁止」の「撤廃」を求めてくることでしょう。
日本はそれを傍観していれば良いのです。
・日本にとってはクロマグロの輸入が出来なくなることによって、クロマグロは身近な食材でなくなるかもしれません。しかし、クロマグロは高級食材で良いのです。元元そうでしたから。日本の漁業会社にとっては追い風になるでしょう。
・国際取引を禁止するからには、それを厳格に適用することを国際的に求める必要があります。中国などの新興国でマグロの需要が高まっているからといって、それらの国への違法輸入がなされないようにしていくことが大切です。
・また、クロマグロの日本沿岸での畜養、ひいては卵からの完全養殖など海洋資源の自給自足のための取組みを強化していくことが将来に向けて必要です。特に完全養殖は日本独自の技術です。
これだけのビジネスチャンスはありません。
一旦このように引いてみることによって、数年後にマグロを取り巻く環境がまた変ってくることでしょう。
強硬に日本の理論を貫いて国際世論から孤立することも得策ではありません。
(※右上のグラフは河北新報作成のものを引用しました。)
日本をとりまく捕鯨環境もかなり厳しい状況にあります。
そのような中、昨年2009年のIWC総会では、議長より日本と反捕鯨国双方に譲歩を求める次のような妥協案が検討されました。
・日本の沿岸捕鯨に関しては、向こう5年間に和歌山県太地町、北海道網走市、宮城県石巻市、千葉県南房総市の4カ所の捕鯨基地からの小型沿岸捕鯨に限り、地域内での鯨肉消費という条件付きで認める。
・南極海での調査捕鯨に関しては向こう5年間で段階的に縮小、あるいは捕獲枠を定めた上で継続。
この案を日本政府は受け入れませんでした。
けれども、日本の伝統文化としての捕鯨を継続するということ、外交上の軋轢を無くすことという面では、個人的にはこの提案を受け入れるべきであったと感じます。
日本の主張するように鯨が順調に増え続けているのなら、数年経過すればそれがハッキリします。
また、鯨の数が増えればオキアミなどが鯨により消費されかえって資源が枯渇化するのだという日本の主張も明示できるでしょう。
「捕鯨のための」調査捕鯨を続けているという現状と比較して、上記妥協案のほうがどれだけ日本の国益に寄与するか計り知れません。
補足ですが、環境テロ団体シー・シェパードの行為は断じて許される話ではありません。これはこれでまた次元の異なった話です。
なお、シーシェパードはは、現在行なっている反捕鯨キャンペーンの後、地中海のクロマグロ漁妨害を行うそうです。
世界のクロマグロのほとんどを消費する日本を再度標的にするということです。やれやれ。
さらに蛇足ですが、「日本の」北方領土からの「ロシア産」の「蟹」についても同様です。
日本は輸入を止めるくらいの強行策をとってもよいのではないかと思います。
北方領土沿岸からの蟹を輸入している限り、北方領土は帰ってこないでしょう。
日本割当の漁業枠も不要です。
昨年11月1日から「エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律」(平成21年法律第72号)施行令により、新しい太陽光発電の新たな買取制度がスタートしました。
これに関して、当ブログにおいて太陽光発電の新買取制度という記事を書きました。
買取制度の概略を図に示すと次のようになります。

(資源エネルギー庁のサイトより引用)
ここに示されているように、「非住宅用」の買取価格は従来のままで2倍買取にはならない、つまり貞昌院は対象外だと「思い込んでいました」
ところが、です。
どうやら貞昌院の場合は2倍買取の対象となっているようです。
11月分の発電電力量の検針は11月末であり、その分の銀行振込が1月となるため、昨日そのことがようやく判りました。
資源エネルギー庁のサイトをよくよく見ていると
と書いてあります。
Q.住宅用か、非住宅用かはどのように判断されるのでしょうか?A.「住宅」とは、家庭・個人の居住の用に供されるもの(集合住宅を含む)を指します。店舗や事務所等を兼用している場合も原則として「住宅」と評価されます。
具体的な判断は、「低圧に連系される受給契約かどうか」を判断の基礎としつつ、個別の事例に応じて電力会社が判断することとなります。
(下線はkameno付記)
つまり、店舗や事務所等を兼用している場合でも、発電規模が10kw未満の低圧連携施設であれば「住宅」と判断されるというのです。

(資源エネルギー庁のサイトより引用)
この「発電規模が10kw未満の低圧連携施設」という点がポイントです。
・個人住宅では、10kw以上という規模はほとんどありえないということ
・現在、法人のための(補助率の高い)補助金申請の対象となる発電設備は10kw以上が必要条件であること
という現状が、上記Q&Aの背景にあるということは明確です。
ところが、貞昌院は「非営利法人太陽光発電設備導入促進事業」という制度ができた最初の年に申請を行い、半額の補助を得て5.554Kwの設備を設置しました。
今では設置時に半額補助が認められない規模の施設ですが、6年前にはこの規模で申請が通ったのです。
まさに制度の隙間にピッタリ嵌ったため、設置時半額補助+倍額買取の恩恵を受けることとなりました。
このような事例はあまりないと思います。
実にありがたいことです。
・・・・・さらに・・・・
民主党は、マニフェストで、太陽光発電の「発電全量」を買取る制度の導入を明記しています。
また、麻生政権でも、全量買取への制度見直しを2年後に行うとしていました。
今後どちらの政権になろうとも、さらに買取額が増える可能性がありそうです。
太陽光サーチャージを負担いただいている全国需要家の皆様に感謝し、余分にいただいた買取電力料金はお寺からはじまる環境にイイコトのために使っていこうと考えています。
ことしも残すところ100時間程となりました。
いよいよ年の瀬押し迫ってきた感が強くなりました。
貞昌院には平成15年より太陽光発電設備を運用しており、定期的に太陽光発電の実績値を纏めて精査しています。
今年6月には「太陽光発電2009年前期の総括」を行なったのに引続き、今年最後の総括をしてみます。
(註)東京電力による電力量の検針日は26または27日となっておりますので、12月は27日までの分を以って締めています。したがって、発電量は2009年12月に関しては、今後あと4日分プラスされます。
太陽光発電システム自体は実に安定しきっており、特に不具合もなく順調に発電を続けています。
例によって月ごとの発電量もグラフにしてみます。
今年は夏場に日照量が多く、冬を迎える11月、12月の日照量がやや少ない傾向にあったようです。
太陽光発電設備は設置6年を経過しました。
今後の動向についても時期をみて報告していく予定です。
地球温暖化対策の推進、経済の活性化、地デジの普及促進を図るために、鳴り物入りで導入された「エコポイント」。
どちらかといえば地球温暖化対策よりは残りの2つの方が重要視されている感があります。
その理念に対する意見はここでは述べませんが、このたび、エコポイント「15,000点」を得る機会がありましたので、その交換に至るまでを体験してみました。
エコポイントはエコポイント対象商品を購入するともらえます。
その交換申請には、
(1)申請書(家電量販店・郵便局で入手、あるいはインターネットで作成可能)
(2)保証書のコピー
(3)領収書の「原本」
が』必要です。
領収書の原本を求めるというあたりは、かなり厳密ですね。
不正防止なのでしょうけれど・・・・
さて、早速申請書を作って送ります。
折角なので今回は「アナログ」に徹し、販売店から頂いた申請書に直接記入して郵送することにしました。
交換商品はさまざまあるそうですが、それらはインターネットのサイト、あるいは交換商品カタログにて確認します。
今回はアナログに徹するということで、郵便局でカタログをパラパラ見て、近くのスーパーの商品券としました。
一枚1000円となっていたので15枚。
これで15000円ですね。
必要書類を同封して郵送。
これで済んだと思いきや・・・・・
そうとう事務処理が集中しているのでしょうね~
平成21年度補正予算事業として実施する「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業」では、7月1日から個人申請を受け付け、8月7日から法人申請を受け付けておりますが、この度、7~9月の実施状況について取りまとめましたので、公表します。主な特徴としては、
•累積の申請受付件数は、9月末時点で約265万件となり、7、8月の2か月間の申請が約150万件だったことと比べると、9月の1か月間で約110万件の申請があり、着実に申請ペースが伸びている。
(エコポイントのサイトより)
<約2ヵ月後>
届きました!
ハガキが。
よく見ると「エコポイントが15000点残っているので、商品を選択してください」と書いてあります。
??????
商品券は?
と、よく見ると「交換対象点数がオーバーしていますので交換できませんでした」と小さく記載してありました。
15000円分の交換申請をしたのに何故だろうと思いつつ、初心の「アナログに徹する」という目標を棄て、インターネットサイトから再度商品券を入力してみると、やはりエラーとなります。
なんと、当該商品券の交換には「送料」200ポイントが掛かるということです。
(これも、インターネットで商品券を実際にカートに入れて交換手続きをして最後に判明するという「親切な」仕組みです)
送料は事業者負担にしたほうが、結果的に間違いが少なくていいんじゃないでしょうか。
いや、そうするべきだと思います。
インターネットを使わない人は、この送料が掛かることに関して最後まで判らない人も多いでしょう。
何故エラーになったかが一見して伝わってこないからです。
様々な問題点が浮き彫りになりました。
いずれにせよ、送料が200ポイントかかるということなので、商品券は14000円分とし、半端分を(1000点未満の商品って少ないんですよね)「木もれ陽」というフラワーポットとしました。
残高は「寄付」です。
<インターネットで申請・3日後>
なんと、インターネットで申請したら瞬く間に商品が到着しました。
信じられないほどの早さです。
直接事業者にデータが届く仕組みになっているのでしょう。
インターネットが使える人とそうでない人では天地ほどのの差が生じていますね。
情報格差、デジタルデバイドの問題が、ここでも浮き彫りになりました。
情報弱者にはとことん不便な仕組みとなっております。
エコポイントは来年度以降も継続されるそうですが、是非、初年度に見つかった不便な点を改善していって欲しいものです。
■追記1
エコポイントのサイトは、何と「クラウドコンピューティング」のForce.com Sitesで運用されています。
とても意外でした。
■追記2
エコポイントで交換した「木もれ陽」というフラワーポットは、一つだけにもかかわらず、とても大きなダンボール箱で届けられました。
「エコ」という観点からすると、ちょっと違和感がありますね。
花は大切に育てます。
境内を巡ると苔がいたるところに生育していることに気づきます。
土の上はもとより、石や木の表面、一見厳しい条件だと思える場所にしっかりと生えています。
苔は禅の庭には欠かせない存在となっています。
侘び寂びといえば、その象徴として苔のある光景を思い描く方も多いと思います。
この苔が、今注目されています。
それは、夏の暑さを和らげ、街に潤いを与えるグラウンドカバーとしての苔の役割です。
都市部のヒートアイランド対策としてのグラウンドカバーの中で、一番可能性があるのは屋上・壁面緑化の部分でしょう。
地面の部分は都市部ではなかなかまとまった面積を緑化のために使うことは難しいですが、建物の屋根、屋上はあまり活用されていないというのが現状です。
それは航空写真を見れば一目瞭然です。
都市を真上から眺めれば、利用されていない屋根が一面を覆いつくしています。
この屋上部分を緑化に利用できれば、都市部の相当面積を緑化することができるでしょう。
緑化とはいっても構造物の屋上に植物を生育させることは簡単なことではありません。
木を植えることはもとより、芝生であっても土や潅水をどうするか、防水の問題をどう克服するかということがあり、敷居はかなり高くなってしまいます。
そこで開発されたのが「苔シート」です。
簡単に言えば、スポンジの上に苔を植えつけただけのもの。
これを屋上に敷き詰めていきます。
苔は、自重の20倍以上もの水を体内に蓄えることが出来ます。
また、乾燥に強く、種類によっては高温や逆に低温といって過酷な環境にも耐えることが可能です。
そして、大きく成長することがないために管理も簡単です。
極端な話、放っておいてもよいので屋上緑化には最適といえます。
苔緑化については様々な製品が出されており、大体材工込みで 1.5~2万円/m2 くらいの製品が主流のようです。
さらに、自治体により屋上緑化の補助金も出されており、1/2~2/3程度の補助を受けることが可能です。
貞昌院でも機会があれば近いうちに、この苔緑化シートを試してみたいと考えています。
実施することになった段階でまたご報告いたします。
見た目にもよい雰囲気を醸し出す苔が、見た目だけでなく実際に私たちの生活に「潤い」をもたらしてくれるということなのですね。
やまかげの 岩間をつたふ苔水の かすかにわれは すみわたるかも
今日から臘月(ろうげつ=12月)。
12月8日の成道の日に向けて臘八摂心の期間になります。
定例の坐禅会のほか、6日には近隣寺院による摂心坐禅が貞昌院を会場に行じられます。
今月1日から「エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律」(平成21年法律第72号)施行令により、新しい太陽光発電の新たな買取制度」がスタートしました。
具体的には、住宅用として設置された太陽光発電で発電された電力のうち、余剰電力を向こう10年間にわたり現在の2倍の価格で電力会社が買い取る制度です。通常は1kWhあたり約24円程度ですから、この倍の約48円で買い取ってくれることとなります。
ただし、倍額買取は住宅の場合で、非住宅の場合は24円です。
非住宅設置の太陽光発電電力に関して買い取り価格が据え置きとなっているのは残念ですが、その分補助金が整備されているので良しとしましょう。
この買取額上乗せ分は全体で負担することとなり、各家庭平均数十円~100円程度の負担増となりそうです。
寺院に設置する場合は、非営利法人としての補助金を受けて事業用として設置するか、設置補助額は少額であっても庫裏に住宅用として設置し、倍額買取対象とするかの選択を行なうことも可能だと思います。
とにかく、今月始まった制度は、このブログでも早期制度化を求めてきたこともあり、制度がスタートしたことは歓迎すべきことだと考えています。
そのメリットについては 太陽光発電の国ニッポンの復権を で纏めています。
政府では、さらに太陽光発電電力の全量買取りを検討しているようです。
実は、この全額買取りには多少の問題点も含まれています。
太陽光発電など全量買い取り、来年度から菅国家戦略相は31日、民主党都連の会合で講演し、太陽光や風力など「再生可能エネルギー」による電力を電力会社に全量買い取らせる制度を2010年度から導入する考えを明らかにした。
菅戦略相は「全量固定価格買い取り制度を決めればいい。電力会社も、そろそろOKする」と語った。
太陽光電力の買い取りはこれまで電力各社が任意に行っていたが、麻生政権下の法改正で11月から義務化される。11月からは、家庭や学校などが太陽光で発電して自家消費した分を除く「余剰電力」を電力会社が決められた価格で買い取る。
一方、民主党は衆院選の政権公約(マニフェスト)で、自家消費の分も含めた「全量発電」を買い取る制度の導入を明記。風力など他のエネルギーによる電力も幅広く買い取ることも検討していた。
麻生政権では、全量買い取りなどの制度見直しを2年後に行うとしていたが、菅戦略相は制度改正を前倒しで行う考えを示したものだ。
菅氏は、温室効果ガスを2020年までに1990年比25%削減する中期目標達成を目指す政府の検討チーム責任者を務める。
(2009年10月31日 読売新聞)
余剰電力買取と、全量買取の概念を図で見てみましょう。
余剰電力買取は 水色の部分が対象、 全量買取は 水色+ 黄色の部分が対象となります。
これだけでも大分違いそうだということが判ります。
余剰電力買取と、全量買取ではどれだけ違ってくるのかを貞昌院太陽光発電設備での発電実績で計算してみましょう。
(実際の発電・消費実績に基づくシミュレーションです。貞昌院発電設備は非住宅用です)
図2:貞昌院太陽光発電設備発電実績
(設置した2003年11月から2009年10月末まで)
![]()
このグラフの
余剰電力買取りの場合は青い棒線の部分
全額買取の場合は緑の棒線の部分
が対象となります。
2003年11月から2009年10月末までの期間において 青棒線、緑棒線をそれぞれ積算してみると
青棒線(余剰電力買取り)= 17,869 kwh
緑棒線(全量買取り) = 34,393 kwh
<6年間実績>
貞昌院でのシミュレーションではおよそ倍となりました。
従って、仮に全量倍額買取が実施された場合、従前よりも4倍の買取となるわけです。
余剰電力買取り 24円/kwh ⇒ 428,856 円
全量買取り 24円/kwh ⇒ 825,432円
余剰電力買取り 48円/kwh ⇒ 857,712 円
全量買取り 48円/kwh ⇒ 1,650,864円 !!!!!!!! !(6・7年で償却できるレベル)
<6年間実績>
凄いですね。
これは普及促進の大きな原動力となりそうです。
ただし、ここで注意するべきは図1の黄色の部分の発電電力は、余剰電力買取りの場合は自家消費される電力として使われますので、その分電力会社からの電力量が軽減されているということです。
全量買取りの場合は、自家消費分としての発電電力は無くなります。
全量買取りは、図1の黄色い部分を自家消費に使わずに、電力会社にそのまま戻し、買い取ってもらうという制度なのです。(図3参照)
でも、やはり自分で発電した電気は自分のところで使いたい。
全量買取りになったとすれば
![]()
ということも言えなくなってしまいます。
さらに、電力会社との契約(連携系統契約)を独立系統契約にし直さなければなりませんし、電力線配線も独立系統とする必要があります。
そこで、政府の担当者におねがいします。
太陽光発電など新エネルギーによる発電設備設置者に対し、つぎのような柔軟な制度を設定していただけないでしょうか。
これで太陽光発電以外の連携系統しにくい新エネルギー発電設備にも適用できますし、管氏の提案する買取り制度と総額は殆ど変わらない仕組みとなります。
新エネルギーへの転換が急速に進んでいくことでしょう。
新エネルギー発電設備設置者には次の2つからどちらかを自由選択することができる (1)発電設備を連携系統とし、余剰電力を4倍の単価(100円/kwh程度)で買い取る そして、上記の買取り制度は住宅だけでなく非住宅にも適用する |
もちろん、太陽光発電設備を設置していない(あるいは設置できない)世帯の負担はその分増加するわけですので、その理解をどのように得るかが課題ですね。
追記
月ごとの発電量もグラフにしてみました。
経年変化もみられませんし、特にメンテナンスも必要とせずほったらかしでも順調に発電を続けてくれています。
先日、テレビを何気なく見ていたら 『素敵な宇宙船、地球号』「空から見た東京」 ~あなたが知らない大都市の素顔~ が放送されていました。
空から東京を概観するという番組です。
その中で、コンクリートジャングル、東京にあって豊かな自然が残されている場所、明治神宮が紹介されていました。
実に東京ドーム15個分の広さがある明治神宮の森は人工的に作られた自然林として有名です。
現在は豊かな森となっている場所も、明治神宮を設営する場所として選ばれた当時は、元々は森がない荒地でした。
![]()
左:迅速測図(1880-85) 右:1/2000地形図(明治42年測図)
ぽつぽつと畑や茶畑が見える程度ですね。
そういえば、代々木という地名は、この地にあった一本の樅の木が名前の由来となっているそうです。
樅の木が目立つほど、この地には木が無かったことを物語っています。
明治神宮技師沖沢幸ニさんは、番組の中で「天然更新」をキーワードに、森の造営について語られていました。
神宮の森なので永遠に続くこと、鎮守の森としての荘厳さを持続させること。
つまり、人の手を借りずに、自然に世代交代できる森。
それが「天然更新」の森です。
そのような森を目指して、本多静六氏をはじめ当時の森林造営における一流の学者らと神宮造営局の技師らにより、大正10(1921)年、『明治神宮御境内林苑計画』が作られ、それに則り日本各地や朝鮮半島、台湾などから365種約12万本の献木が計画的に植えられていきました。
まず、この地に生えていた松類の間に成長の早い杉、檜などの針葉樹、その下に樫や椎などの常緑樹を植えていきます。
造営から約50年後、第二次林相では、成長の早い杉、檜が松類の背丈を超え、松が枯れていきます。
造営から約100年後、第三次林相では、常緑樹が成長し、森全体を覆っていきます。
これが現在の姿です。
森のあちこちには折れた杉や檜の木がありますが、これらは森の形成の段階において役割を終えた木々なのです。
そして、今後、造営から約150年後には、第四次林相として、常緑樹が成長することにより針葉樹が消滅し、常緑樹の大森林ができあがります。
これは、学術的には植生遷移または植生連続(サクセッション)という概念であり、当時からこの理論に基づいて林苑計画に応用し実践されてきたということは、驚きでもあり誇るべきことでありましょう。
きちんとした森林計画を立てることにより、100年程度で天然更新の自然林へと人工的に導くことができるという好事例です。
寺院境内地の植樹も、50年、100年先を見据えた計画を実行することが必要だとつくづく感じます。
そして、その際には『明治神宮御境内林苑計画』のような基本理念を明示した計画書と、それを厳密に実行する人を育てていくことが大切です。
日本の森林の現状は、かなり厳しい状況にあります。
針葉樹林は林業を支える方々の高齢化や、需要の低下により、管理が行き届かない林も多くなっています。
また、都市部の、いわゆる雑木林でも、人の手が入らなくなったために放置され藪になってしまったり、孟宗竹に覆われてしまったり、森林自体が機能していない場所も多く、針葉樹林も雑木林も人の手による管理が必須です。
人の手による管理がなされないと森は死んでしまいます。
対し、明治神宮の森は「落ち葉の清掃は参道や建物の周りに限り、樹木の養分になる森の中はそのままにしておくこと」(『明治神宮御境内林苑計画書』)というように、自然のままに任せるよう示されています。
森林計画がしっかりとできているからこそ、人の手を借りずとも壮大な森林へと遷移していきます。
「敢テ人為ノ植栽ヲ行ハスシテ永久ニ繁茂シ得ヘキモノタルヲ要ス」
天然更新の森は、私たちに森との付き合い方を教えてくれます。
■関連ブログ記事
■関連リンク
キラキラ・・・・・
さて、
客殿のエアコン工事は無事竣工しました。
今日は、この機に見直した照明についての話題です。
写真のように、照明は直管蛍光灯天井埋込となっております。
天井埋込なので、蛍光灯の光はある程度指向性があるほうが効率的となります。
しかし、これまでは特に反射板などをつけておりませんでした。
これを機に鏡面加工した金属板のような反射板をつける事を考え、いろいろと探してみたところ見つかったのが一枚目の写真の製品です。
これは、金属フィルムと透明フィルムが片面づつ筒状に作られた反射板です。
何と言っても、価格が安い。
金属板の製品は大体2~3千円ほどしますが、このシルバースクリーンは600円程です。
また、災害時に蛍光灯が割れた際にも、飛散せずにフィルムケース内に破片が留まるために、安全性も高まりそうです。
早速購入して付けてみました。
このように包み込みます。
片方に反射板をつけて撮影してみまると光量に相当の差があることがわかります。
蛍光灯一本あたりの照度が上がりましたので、今後照明を適宜間引いて用いることができそうです。
追記:
反射板は簡単に照度を上げることができるものですが、天井埋込以外に使用した場合には、天井が暗くなってしまうというデメリットもあります。
場合により使い分けることが必要でしょう。
しかし、反射板の簡便性は捨てがたいので、照度を補ったり、高めたりする場合には、一度は検討する値打ちがあります。
エコ灯油というものをご存知でしょうか。
灯油といえば、独特の臭気があり、黒煙が発生したり、手につくとなかなか落ちない。
手軽だけども扱いづらいことが多々ありました。
大船観音で行っているキャンドルナイトでは、境内に護られている原爆の残り火「平和の火」をキャンドルの灯火として広げるために、ライターを使わず、灯油を細く切った木に浸して広げています。
この際にも、黒煙や臭気が発生したりして、何とかならないかと考えていました。
そんな中、知人よりエコ灯油を教えていただきました。
エコ灯油とは、GTL (Gas To Liquids)、つまり天然ガスを液体にして製造されています。
普通の灯油は原油を精製して作りますが、エコ灯油は原料が根本的に異なるのものです。
このため
・臭いが少ない
・手についてもべとつきが少ない
・燃焼がクリーン
・劣化しにくい
という大きな特徴があります。
ただし、シェル石油でしか扱っておらず、価格は高めです。
この灯油は、暖房機器やボイラーの燃料以外に、特にファイヤーダンサーがよく用いるものだそうです。
詳細⇒シェル石油のホームページ
■今年のゆめ観音アジアフェスティバルは、9月5日(土曜日)に開催いたします。
9月5日に開催予定の「第11回 ゆめ観音アジアフェスティバル」でも、万灯供養法要、キャンドルナイト、ファイヤーダンスなど様々な「火」を使った法要や催しを予定しています。
万灯供養法要では、各国、各地域、諸宗派の僧侶が一つ場を共有し、平和の火の中で会場の皆さまと共に平和の願いを込めて法要を営みます。
また、法要の一つ前にはファイヤーダンスチームEthno-Exotica Vaudeville(総勢十数名)が、命を宿した美しい身体のSoLa(火の鳥) 、体の魔術師スー(火付盗賊)と、新しい命を祝う満月の下の火舞をテーマとした舞台を繰り広げます。
このほか、今年も数多くのステージ、出展/出展の参加があり、盛りだくさんの内容となっております。
是非お越しくださいますよう、スタッフ一同お待ち申し上げております。
煙の少ない炎も体験くださればと思います。
貞昌院に設置している廃油回収ステーションの経過報告です。
設置後、お参りの際に、檀家さんをはじめ多くの方々より油をご持参いただきました。
定期的にロゼックス様に回収いただき、バイオディーゼル燃料に再生しております。
今後も廃油回収を継続していきますので、よろしくお願いいたします。
7月26日には当山大施餓鬼法要が営まれます。
準備を進めているところですが、今年も檀家の皆さまのご理解ご協力により、塔婆一本一本に植林支援シールが張られております。
今年の塔婆には No.32507 から No.33696 までの番号が振られております。
この番号に相当する数の苗木がモンゴルに植林されております。
昨年分の苗木は、今年6月に植林ツアーに赴き、植林と関連施設の視察を行ってまいりました。
数年も経つと立派な木に成長することでしょう。
苗木の育成状況は随時ご報告させていただきます。
貞昌院では、太陽光発電設備の運用を2003年11月から行っています。
まもなく6年目を迎える太陽光発電設備の2009年前期までの推移と総括をグラフ化しました。
ここ横浜では断続的な雨と強風となっており、厚い雲に覆われています。
梅雨前線が本州を横断し、全国的に雨模様となっているようです。
雨の日は発電量は多くありませんが、溜まった埃を洗い流してくれるため、太陽光発電パネルにとっては必要不可欠です。
設置6年目のパネルも特に不具合無く、また掃除もしておりませんが、発電量が落ちないで理論値が維持されているということは適度の雨のお陰です。
特に平年と比べて大きな変化がありません。
しかし、この平年と比べて大きな変化が無いということが重要で、このようなシステムは一部分が故障すると発電量の結果に大きな影響をもたらします。
特に太陽光発電設備のようにホッタラカシでも勝手に発電してくれるシステムでは、常時データをとりながら観察することが大切です。
それを怠ったことにより、ちょっとした変化、故障を見逃すこととなり、重大な損傷を与えたという事例もあります。
日常の様々な面に注意を向けるということは大切なことなのです。
ここからは蛇足的な計算です。
これまでに太陽光発電設備によって発電された電力量の累計は 32,483 kwh(2003年11月~2009年6月の68ヶ月間)となりました。
では、これがどれくらいの二酸化炭素削減に繋がったのかを調べてみましょう。
地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)で規定されている値は0.555kg-CO2/kwhですから、単純に掛け算すればよいですね。
32,483 kwh ×0.555 kg-CO2/kwh =18,028.065 kg-CO2
中部電力の自動計算サイトでの結果も同じ数値が出ます。
結果は上記計算と同様の二酸化炭素 18,028 kg。
風船に詰めると直径26mとなります。
本当はグリコの看板より大きくて大船観音くらいですが・・・中部電力のサイトでは限界を超えてしまっているので仕方ないですね。
太陽光発電設備による年間平均発電量は約 32,483*12/68= 5,732 kwh/年 となります。
これは針葉樹の森どれくらいに当たるのかを計算してみます。
5,732 kwh/年 ×0.555 kg-CO2/kwh = 3,1813.26 kg-CO2/年 = 867.62 kg-C/年 = 約 0.87 t-C/年
北海道水産林務部森林計画課によれば
札幌市内・人工林(杉・樹齢30年)の条件による二酸化炭素吸収量は 0.92 t-C/ha年
貞昌院の5.544kwの太陽光発電設備と札幌の 1haの杉林とがほぼ同じ二酸化炭素吸収量となることがわかりました。
具体的な比較を行うと一目瞭然ですね。
■関連リンク
木づかい運動ってご存知ですか?
木を消費することは環境破壊に繋がるのではないかという大きな誤解があります。
しかし、木が何処からやってきた木なのかをちょっと気に留めることにより、森を育てる実践行動になります。
「木づかい」とは、暮らしに国産材の製品をどんどん取り入れて森を育てる活動です。
国産材、使って減らそうCO2日本では、国産の木材があまり使われていません。このため、手入れが行き届かないヒノキ、スギなどの人工林が増えています。植える、育てる、収穫する、上手に使うというサイクルがCO2をたっぷり吸収する元気な森をつくります。
「木づかい」とは、暮らしに国産材の製品をどんどん取り入れて森を育てるエコ活動です。木を使うことから、すべてが始まります。
CO2の吸収や国土を災害から守るといった森林の持つ多くの働きを発揮させるためにも、国産材を使って森を育てることは大切なことです。そして、2005年度から、国産材をみなさんにより広く利用していただくため、林野庁は「木づかい運動」としてPR活動を強化しています。特に、毎年10月を「木づかい推進月間」として集中的に取り組みを実施することとしています。
(林野庁のサイトより)
木づかいの事例として「カートカン」があります。
最近、飲料の容器として、スチール缶、アルミ缶に替わって少しづつ「カートカン」が使われるようになってきました。
まだまだ街で見かけることは希ですが、カートカンには電気の缶詰といわれるアルミ缶や、同じ紙でもバージンパルプによる通常の紙パックとは異なる次のような大きな特徴があります。
カートカンの特徴・国産材を30%以上使用、間伐財を積極的に活用しています
・木を使い、森林を育てることが地球温暖化を抑えます
・カートカンを使用することによって日本の森林の育成に貢献できます。
カートカンは主に紙でできています。
「 紙を使うことで森が育つ」というと矛盾しているようですが、紙の原材料である木材の使用が増えれば、森林の整備に必要な経費が確保されて「植える→育てる→収穫する」というサイクルがスムーズに循環し、健全な森林が育ちます。しかしながら、現在我が国の森林の多くは、安価な国外の木材におされて、充分な循環が難しい状態にあるといわれています。
カートカンは国産材を30%以上使用しており、間伐材や端材などの国産木質バイオマス資源を積極的に活用しています。
豊かな国土を守り、地球温暖化の原因となるCO2を吸収して育つ日本の森林。みなさんがカートカンの飲料を飲むことは、その森林を守り育て、そして地球を温暖化から救うことにつながります。
(森を育む紙製飲料容器普及協議会事務局のサイトより)
このように、冒頭で御紹介させていただいた「木づかい」を具体化した一つの商品なのです。
カートカンが森を育てる仕組みを見てみましょう
この図の中の「カートカン」の部分を卒塔婆に置き換えると、このブログの記事で以前作ってみた卒塔婆を中心とした循環システムの一部と同じになりますね。
まさに「塔婆供養で植林支援」の理念と合致します。
先日来よりモンゴル植林ツアーでご紹介した様々な取組みの意義を順次ご紹介してまいりました。
「塔婆供養で植林」では、各寺院様で使用される塔婆の納入元については、今のところは敢えて触れていません。
けれども、塔婆を用いることによって、環境を守り森を育てることもできるのだということをご理解いただいた方には、きっと国産の間伐財による塔婆材を自然に利用していただけるようになることでしょう。
東京都森林組合・製材組合では全国のかなりのシェアで卒塔婆を生産しています。
東京都森林組合・製材組合では、国産の間伐材を使用した「スギ塔婆」を製造しています。
塔婆には、外国産の材木ではなく、このような製品(できれば各寺院の地域の森林組合生産のもの)を大いに導入していくべきだと考えます。
そのきっかけに「塔婆供養で植林」の一連の行動が関ることができれば、こんなに嬉しいことはありません。
林野庁の「木づくり」運動のイメージ図にSZIの塔婆供養で植林支援が加わった概念図を作成してみました。
SZIのシールの隣に「間伐材使用」のシールが並べば、卒塔婆を中心とした循環システムの取組みのマス目が着実に埋まっていきます。
■関連リンク
木づかい運動(林野庁)
■関連ブログ記事
一本の塔婆で一本の苗木がそだちます
卒塔婆を中心とした循環システム
ウランバートル市内のGNCとかかわりのある施設を3つ訪問いたしました。
■エコロジー教育センター
政府により設立された施設でしたが、民主化に伴い1997年に政府から国立大学へ移りました。
あえて日本で喩えるなら東京大学大学院理学系研究科附属植物園といったところでしょうか。
ここには、300種以上の植物があり、これだけ多くの植物が一つの場所に見られるところは市内には他に無いそうです。
ところが、実は昨年この植物園が存続の危機にさらされてしまいました。
市役所を盾にした権力者の1人が、個人の営利目的のためにこのエコロジーセンターの場所を買い取ろうとして立入禁止にしてしまったそうです。
⇒そのあたりの経緯はこちに詳しく書かれています
エコロジー教育センター(GNCモンゴル)
不条理な行為に対して、国立大学やGNCではメディアを通して市民に、首相、文部科学省大臣、市長への直談判とあらゆる抵抗を図りました。
その地道な努力が実をむすんだのでしょう、私たちが訪れたときには存続の危機から一段落している様子を伺うことができました。
日本からの緑の募金により整備されたこの植物園は、自然教育、小中学校の課外授業、エコ教室などに利用され次世代を育てるばかりでなく、日本とモンゴルの友好の架け橋としての役割も果たしていくことでしょう。
■モンゴル国立音楽舞踊学校
2006年よりGNC植物園、公園づくりプロジェクトの一環としての公園づくりが行われています。
ナランフー学長先生もわざわざ私たちを迎えてくださいました。
■第108学校(Mongeni complex school)
2005年よりモンゴル桜をはじめ、様々な植物が植えられています。
この学校は国立の教育施設であり、モンゴル人の英才教育の場として6歳から17歳までの1,600人が学んでいます。(学校名のMongeniとは、モンゴル人の天才を生み出すということ)
特に環境教育にも力を入れていて、GNCモンゴルのツオゴさんの農場へのエコロジー体験教育など、様々な活動を行っている学校でもあります。
一番驚いたことは、108というのは通し番号ではなく、数珠の数ということで仏教的な数字を示しているということ、そして校門に法輪がデザインされているということ。
公立の学校の中に、仏教的思想が根付いているのです。
日本ではまず考えられないでしょう。
夏休みにもかかわらず、ミガー先生からご丁寧な説明をいただきました。
ご案内くださったどの方も、植林を行うこと、環境に関心をもつこどもたちを育てることに心から誇りを感じていることが感じられました。
一つひとつの施設が有機的に繋がることで、モンゴルの、いや地球全体の環境保護活動がうまく進んでいくのでしょう。
GNCモンゴルの植林エリアに向かう途中で、心を痛める光景を眼にしました。
広大な土地に植えられた膨大な数のアカマツの苗木が茶色に変色してしまっています。
枯れてしまっているのです。
この場所には、GNC以外の別の団体が植樹していったそうです。
その植樹方法は5年生程度のある程度成長した苗木を、個々に穴を掘り埋めていくというものでした。
森林・動物センター長ジャムスランさん曰く、この地にこれほど大きな苗木を植えるためには灌漑などの設備がないと無理であり、その管理ができない場合にはこのような植え方をしては絶対にいけないということです。
対し、GNCの植樹エリアを比較してみましょう。
このように、きちんと掘り込んだ溝の中に二年生程度の苗木を植樹しています。
植林に関しては、潅漑や農薬などなど、土地に負担のかかる方法は可能な限り避け、人力を用いる平易な方法により全ての人々が作業に参加出来るよう考えられています。
手間隙かかる植樹方法でありますが、歴然とした結果として現れます。
5年経てば上の写真ほどに成長しますし、10年もすれば沢山の松ぼっくりを実らせます。
当地における植林活動は、単に「木を植える」ということだけではなく、「木を植える人を育てる」という重要な役割も担っていることが感じられました。
森林の減少により土地保水力の低下、森林に当たる強風など、森林に悪影響を与える要素は増大し、負のスパイラルが発生してしまいます。
逆に、植林を行うことの意義を列挙してみると
・土地の保水力、川の水量が増え、豊かな土地となる
・森林育成や農作物栽培の障壁である風を防ぐ役割を果たす
・防砂林の役割を果たし、砂漠化の進行を防ぐ
・地域住民の参加により、雇用機会拡大の一助となる
・環境教育を体験を通して広めることにより、森林大切さを伝えることができる
・森林を育てる人材を育成することにより、持続可能な森林保護環境を構築できる
・違法伐採や森林火災を減少させることができる
などなど。
自分たちの世代ではなく、次世代、その次の世代まで視野に入れた活動でなければならないのです。
目先のことばかりに捕らわれて、「植樹をした」という行為にだけ自己満足して終わってしまうと冒頭のような結果をもたらしてしまうのでしょう。
GNCでは、村内中心部の温室及び郊外において常駐の技術者と臨時職員により苗木の育成とともに村人や現地を視察された人々に対する環境教育、勉強会を定期的に行っているとのことです。
きっと、日常何気なく見過ごされている光景を見ても異なる感じ方ができる人材が育っていくことでしょう。
![]()
(左)ダルハンにある木材ストックヤード (右)ウランバートル市内の石炭火力発電所
SOTO禅インターナショナルでの植樹支援はまだまだ始まったばかりですが、これからもずっと活動を共にしていきたいものです。
植林を行うということは佛種を蒔くということにも通じるのですね。
6月10日前後に、貞昌院境内に「ゲル」が建てられます。
ゲルって何だ?と思う方もいらっしゃるでしょう。
ゲルはモンゴルにおける円形の伝統的な住居です。
ゲル(モンゴル語: гэр、ger)は、主にモンゴル高原に住む遊牧民が使用している、伝統的な移動式住居のこと。日本では、中国語の呼び名に由来するパオ(包)という名前で呼ばれることも多い。 テュルク語では古来から「ユルト(يورت Yurt)」と呼ばれたもので、現在でもテュルク系遊牧民のカザフ人やキルギス人が用いるユルトはほぼ同じ形状である。緩やかな草原地帯に適しており、より乾燥し起伏の多い西アジアではテュルク系遊牧民も方形の移動式住居を使っている。モンゴルのゲルは円形で、中心の柱(2本)によって支えられた骨組みをもち、屋根部分には中心から放射状に梁が渡される。これにヒツジの毛でつくったフェルトをかぶせ、屋根・壁に相当する覆いとする。壁の外周部分の骨格は木組みで、菱格子に組んであり接合部はピン構造になっているのでジャバラ式に折り畳むことができる。(「マジックハンド」と呼ばれる玩具の伸縮部分と構造は同じである)木組みの軸にあたる部分にはラクダの腱が使われる。寒さが厳しいときは、フェルトを二重張りにしたり、オオカミなどの毛皮を張り巡らしたりして防寒とする。逆に、夏の日中暑いときはフェルトの床部分をめくり、簡単に風通しをよくすることができる。
内部は、直径4~6mほどの空間である。ドアがある正面を南向きにして立てられ、入って向かって左手の西側が男性の居住空間、向かって右手の東側が女性の居住空間である。中央にストーブを兼ねた炉を置いて、暖をとり、料理をするのに使う。炉は東側を正面にするように置かれており、女性の側から扱いやすいようになっている。向かって正面はもっとも神聖な場所で、チベット仏教の仏壇が置かれたりする。頂点部は換気や採光に用いられるよう開閉可能な天窓になっており、ストーブの煙突を出すことが可能である。
モンゴル帝国の時代ころまでは車輪をつけ、ウマを使って引っ張って長距離を簡単に移動できるゲルが存在したことが、当時の旅行記の記録からわかっている。現在はそれほど大規模な移動は行われないため、移動のたびに分解してラクダの背やトラックに乗せて運ぶ。分解や組み立ては共に遊牧を行う数家族の男たちが総出で行ない、数十分から1時間で終わる。
出典:Wikiペディアより
写真を見ると、あ~、これかと思う方も多いのではないでしょうか。
今回のゲル設置においては、馬頭琴演奏者のセーンジャーさんのご協力により実現いたしました。
写真もセーンジャーさんに戴いたものです。
モンゴルの気候風土によって培われてきた工夫が随所に見られる建物です。
この機会に是非ご覧ください。
なぜ貞昌院にゲルが設置されるのか・・・・・・
それは、6月10日大船観音にて行われるキャンドルナイトにおいて、ヒロシマ原爆の残り火(平和の火)が全国に旅立っていきますが、その採火合宿参加者の皆様が貞昌院に宿泊します。
この機会にゲルで宿泊していただこうということになったからなのです。
時の記念日に、時間に追われる日常を忘れ、時の流れを感じながら平和の火を囲んで夜を明かします。
【採火詳細】
────────────────────────────
今年の夏至を特別な日にしませんか?
────────────────────────────
今年の夏至は、電気を消して過ごしてみませんか?
-いつもの家族揃っての夕食をキャンドルの明かりの中で食べてみる。
-海辺でいつもの仲間とキャンドルの灯火で語り明かす。
-店の照明を消してキャンドルの明かりでお客さんを迎えてみる。
-仲良しママさんグループで近所の子供達を集めて、キャンドルの明かりで絵本の読み聞かせをする。
-ライブに照明を使わず、キャンドルの明かりで演出してみる。
この日、日本中で様々な形で行われるキャンドルナイト。
更にそれを 特別な火を使ってやってみませんか?
その火は福岡県星野村に今も尚燃え続けている原爆の残り火「平和の火」。
この火で あなたの心に あなたの大切な人の心に 優しく灯るよう
なキャンドルナイトをやってみませんか?
⇒お申込み期限=5月31日
【参加方法】……………………………………………………………
下記3箇所のいずれかのピースステーションの採火セレモニーへご参加いただいた方に平和の火を採火させていただきます。
■星野村会場
日程:6月6日(土)・7日(日)※6日のみの参加も可能。
場所:星野村 平和の広場 (福岡県八女郡星野村)
■関東会場
日程:6月10日(水)・11日(木)※10日のみの参加も可能。
場所:大船観音寺(神奈川県鎌倉市岡本1-5-3)
備考:宿泊地=貞昌院、Candle Night in 大船観音への参加あり。
■関西会場
日程:6月13日(土)・14日(日)※13日のみの参加も可能。
場所:興禅寺(京都府京都市伏見区周防町334-1)
備考:Candle Night in 興禅寺への参加あり。
<内容>
平和の火、原爆についてのワークショップを行った後、採火式を行います。初日は午後から始まり、2日目は午前中に解散となります。
<費用>
5,000円(宿泊なしの場合3,000円)
※関西会場の参加費は変更する場合がございます。
★夜は全国から集まった有志達と夜通し語り明かします。
ぜひ宿泊でご参加ください。
■申込み期限は5月末となっております。この機会に是非お申込みください。
【申し込み】………………………………………………………………
info@1pi-ce.jp までメールでお申し込みください。
※お名前、電話番号、E-mail、キャンドルナイトの大体の概要、 参加会場、合宿へ参加の有無を明記のうえ件名「ピースフレンド申し込み」でお申し込みください。
【問合せ先】……………………………………………………………
Candle Night 1 Pi:ce(キャンドルナイトワンピース) 実行委員会
〒531-0074 大阪市北区本庄東2-12-6-304 TEL/FAX 06-6375-7816
HP:http://www.1pi-ce.jp/ E-mail:info@1pi-ce.jp
広報担当:岡庭 090-3686-4895
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キャンドルナイトin大船のお知らせ
「溶けないソフトクリーム」話題に-金沢の食品研究会社が販売開始
日本海藻食品研究所(金沢市本江町、TEL 076-292-1782)が、金沢大学教授と共同開発した「おからペースト」を使用したパンやスイーツなどを販売するアンテナショップ「ヘルシーラボ」(同、TEL 076-292-3201)を本社隣にオープンしで3カ月が過ぎた。
開発したペースト「おからda元気」は、豆腐を製造する際に大量に廃棄処分されるおからを特殊製法でペースト化したもので、おから本来の栄養分は残しながらカロリーを3分の1に抑え、保存も可能にした。さらに同店では、「佛子園」(白山市)の協力を得ておからパンを製造するなど、「健康」「美」「エコ」「福祉」をキーワードに、おからの幅広い使い方を発信している。
「溶けないソフトクリーム」(350円)は、おからペーストと米粉を配合することで、常温で1時間放置しても溶けず、できたての姿をキープするもの。「甘さ控えめのさっぱり味」(同店)で、時間を追うごとに食感が変化する。オープン後、「不思議」「子どもに食べさせやすい」と話題を集め、ソフトクリーム目当てに幅広い客層も来店するという。
そのほか、おからペーストを配合したドーナツ、ハンバーグ、コロッケ、フランクフルトなどの商品も多数販売。低カロリーの「おから麺」を用いた「ラボサラ」も近日中に店頭に並ぶ予定。
同社営業部の内田涼人さんは「当社がこれまで培ってきた研究開発のノウハウを生かし、世の中にない新しいものを作り出していきたい」と意欲をみせる。金沢経済新聞(2009/5/21)
こういうニュースはいいですね。
おからといえば、豆腐を作る際に発生する副産物ですが、その多くは「産業廃棄物」として捨てられてしまっています。
「おから」は絞りかすの意で茶殻の「がら」などと同源の「から」に丁寧語の「御」をつけたもので、女房言葉のひとつ。「から」が空に通じるとして、縁起を担いで、白いことから卯の花(うのはな、主に関東)、包丁を使わず切らずに食べられるところから雪花菜(きらず、主に関西)などと言いかえることもある。「おから」自体も「雪花菜」の字をあてる。
中国語では「豆渣」(トウジャ - dòuzhā)または「豆腐渣」(トウフジャ - dòufuzhā)、韓国語では「비지」(ピジ)と呼び、精進料理や家庭料理の材料にする。
本来が廃物であるところから、値段はごく安価で庶民的な食品である。場合によっては豆腐屋が無料で分け与えたり、捨てたりすることが、古く江戸時代からあった。現在では食品としての需要が供給を大きく下回り、また品質の劣化が早く日持ちがしないため、家畜の飼料として一部を活用したり脱水して保存性を高めて供給されるほかは、ほとんどが廃棄されている。
(出典:WIKIペディア)
とても栄養があるのですけれど、食感や保存性の悪さが敬遠される要素となっているようです。
ただ、修行道場では食材として珍重されていました。なにより安いですからね。
このニュースのポイントは、おからの欠点を克服した無添加処理技術によりおからを利用したさまざまな加工食品の製造が可能となり、その一つとして「溶けないソフトクリーム」が開発されたというものです。
おからを中心とした循環システムも構築されています。

(日本海藻食品研究所のサイトより引用)
また、HealthyLab(へるしいらぼ)の「おからda元氣パン」は、「社会福祉法人 佛子園」(昭和35年 日蓮宗・行善寺の寄進により開設) との協働による石釜焼の手作りパンです。
その他、ドーナツ、ハンバーグ、コロッケ、フランクフルト、さまざまな麺類なども開発、販売しています。
地方発送も可能なようですので、早速試してみたいと思います。
■関連リンク
金沢市本江町9-10 SUNさい川1F
TEL 076-292-3201
営業時間 10:30-18:00
定休日 第2,4土/日/祝
<概念図>
肥料 |
← |
→ |
||
↓ |
↑チップ化 |
|||
|
または 端材を張合せ |
→ |
卒塔婆 |
→ |
|
↑ |
↓一本=一本 |
炭酸ガス排出抑制 化石燃料からの転換 |
||
森林保護 林業雇用創出 砂漠化阻止 |
← |
植樹 |
桝目を一つづつ埋めていこう・・・
GW狭間の平日は穏やかな陽気の一日となりそうです。
境内のこいのぼりも微かな風に吹かれて心地よさそうに泳いでいます。
4月より廃油回収コーナーを常設しました。
お寺参りの方、料理屋さんなどからたくさんの廃油を戴いています。
有難うございます。
貞昌院ではいつでも廃油回収を行っておりますので、どうぞお気軽にお持ちください。
今後ともよろしくお願いいたします。
減税対象「パジェロ」 クリーンディーゼル 三菱自、来夏めど
三菱自動車は29日、主力SUV(スポーツ用多目的車)「パジェロ」のクリーンディーゼル車を発売する方針を固めた。平成22年夏までの投入を目指す。昨年10月に発売したパジェロのディーゼル車は、4月から3年間実施される政府のエコカー減税の対象とはなっていない。このため、エンジンの改良などで環境性能を高め、対象車種とすることで、需要を喚起したい考えだ。
エコ減税の対象となるクリーンディーゼル車は、今年10月導入予定の排ガス規制「ポスト新長期規制」で定められた窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)の基準を満たしていることが条件。ハイブリッド車や電気自動車と同様に自動車重量税と自動車取得税が100%免除される。
対象となるクリーンディーゼル車は現在、日産自動車の「エクストレイル 20GT」だけ。パジェロのディーゼル車(最上級モデル459万9000円)は基準を完全には満たしておらず、改良を急ぐ。
日産も改良により対象車種を拡大しており、不振の新車販売のてこ入れに向け、同様の動きが広がりそうだ。
(産経新聞4月30日)
■関連ブログ記事
貞昌院に「油回収BOX」を常設します
ディーゼルエンジン頑張れ
先日、みどりの愛護の集い が開催された横浜動物の森公園は、横浜市旭区と緑区にまたがる広大な森です。
まだ未整備のエリアが多く、これからおこなわれる横浜開港博覧会Y150におけるヒルサイド会場として使用するために急ピッチで整備が進められています。
先日のみどり愛護の集いにおいては、このヒルサイド会場の中核を為す「竹の海原」(パビリオンとして公開予定)を間近に見ることができました。
竹を使った施設としては日本最大級の建築物です。
なんと、竹の海原とその周辺で約2万本もの竹が使われているということです。
竹の下には酸化チタン光触媒膜シートが張られており、夏場の気温上昇を抑えます。
また、竹のスクリーンは風通しがよく、また適度に雨が床に到達するために、蒸散作用により気温を下げる役割も果たしています。エアコンなしの施設となっています。
使用された膨大な量の竹は里山を竹林から守ることを目的として、700人ものボランティアにより切り出されてきました。
竹の繁殖力はすさまじく、放置しておくと里山が荒廃してしまいますので適度に竹を伐採し、有効利用していくことが大切です。
Y150終了後は、この「竹の海原」は解体され、その竹から「竹入り紙」として、床材として使われているスギの間伐材は、プランターボックスとして生まれ変わります。
竹はあまり耐久性がないような印象がありますが、2年前に製作した竹製の坐蒲棚は、まだまだ大丈夫です。
■関連ブログ記事
孟宗竹に関するエトセトラ
このたび、貞昌院の植樹行動が横浜市長表彰を受賞することとなり、横浜動物の森公園で開催された第20回全国「みどりの愛護」のつどい の中で表彰式に出席してまいりました。
会場到着までにものすごい沿道警備と日の丸の数を目にしました。
セキュリティーチェックも厳重です。
この先に見えるのがセキュリティーゲート。
一人ひとり身分証明書の提示を求められ、手荷物をチェックされたうえに確認済みの証であるリストバンドを手首に付けられました。
それもそのはず、皇太子ご夫妻も表彰式にご臨席になり、さらに記念植樹もなされます。
雅子さまは実に1年3ヶ月ぶりの公務での地方式典ご出席となりました。
皇太子ご夫妻は19日、横浜市旭区の「横浜動物の森公園」で開かれた全国「みどりの愛護」のつどいの式典に出席された。療養中の雅子さまが公務で地方を訪問するのは約1年3カ月ぶり。
あいさつの中で皇太子さまは、緑が持つ地球温暖化抑制や都市環境改善などの機能を挙げた上で「全国各地でさまざまな活動に携わっている皆さんが相互に交流を深め、緑を守り育てる心を新たにされることを願います」と述べた。
式典後、皇太子さまはシダレザクラを、雅子さまはベニシダレザクラを会場に記念植樹。
「みどりの愛護」のつどいは、緑を守り育てる運動の推進を目的に国土交通省などが主催。1990年から始まり、今年で20回目。
(47NEWS 2009/4/19)
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国土交通大臣 金子一義氏
国土交通大臣政務官 谷口和史氏
神奈川県知事 松沢成文氏
横浜市長 中田宏氏
神奈川県議会議長 榎本与助氏
横浜市議会議長 吉原訓氏
国土交通事務次官 春田謙氏
公園緑地管理財団理事長 小野邦久氏
この後、皇太子殿下ご夫妻が入場され表彰式が行われました。
皇太子殿下ご夫妻は園内ご視察の後、植樹式会場へ。
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皇太子さまはシダレザクラ、雅子さまはベニシダレザクラを植樹されました。
元気に大きく育ちますように。
大会を彩るキャラクターたち
ズーラシアンブラス
☆ 指揮/オカピ ☆トランペット/インドライオン ☆トランペット/ドゥクラングール ☆ホルン/マレーバク ☆トロンボーン/スマトラトラ ☆チューバ/ホッキョクグマ
貞昌院の 花まつり(釈尊降誕会)に(株)ロゼックス様の協力を得て廃油回収とバイオディーゼル車の展示を行いました。
多くの油をご持参いただき、また郵送にて油を届けていただき有難うございました。心より感謝申し上げます。
お知らせです。
貞昌院では、今後も「廃油」の回収を続けていきます。
駐車場にある水桶棚のスペースに「廃油回収BOX」を常設いたしますので、お参りの際に是非油をご持参ください。いつでもかまいません。
ご家庭で使用した油を固めずに集めておき、容器に入れて 「廃油回収BOX」に入れてください。
(下図の黄色い拭き出しの位置です)
大きな地図で見る
「廃油回収BOX」の中にご持参くださった状態(ペットボトルや缶などに詰めた状態)のまま入れておいてくだされば、貞昌院で取りまとめの上、ロゼックス様に寄託させていただきます。
もちろん檀家さん以外の方の油もよろこんで引き受けさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
なお、油の種類によっては精製不可能なものもあります。(下表参照)
| 回収 可能 な油 | 回収 不可能 な油 |
・菜種油(キャノーラ) 賞味期限切れの未使用油でも構いません。 |
・牛脂 ※ 固めた油、水分を多く含んだ水、ひどく汚れている油などは植物性でも回収不可能です。 |
廃油から精製されたバイオ燃料は、軽油とまったく同等に使うことが出来るのです。
鎮守の森:消えゆく 照葉樹林、30年で3割減--首都圏172社寺、横浜国大調査首都圏に点在する鎮守の森の3分の1が30年間で消失したことが、横浜国立大の調査で分かった。残された場所にも外来種の侵入が目立った。鎮守の森は、シイやカシに代表される照葉樹林が分布し、日本独自の文化をはぐくんできた。信仰で守られてきた都市近郊の自然が危機にさらされている現状が浮き彫りとなった。
72~80年の記録や文献から1都4県(東京、千葉、神奈川、埼玉、茨城)で鎮守の森だった172カ所のうち、管理者の協力が得られた145カ所で02~06年の状態を調べた。
その結果、25カ所が更地や墓地、駐車場などになって消失していることが分かった。別の26カ所はスギやヒノキなどに植え替えられたり公園に変化していた。
一方、鎮守の森が残る94カ所のうち20カ所で、約30年前に見られなかった街路樹などに使われる中国原産トウネズミモチが確認された。また、九州以南に分布するヤシ科シュロは46カ所から69カ所に増加していた。
森が失われた寺社は、住民から「日当たりが悪い」などの苦情や、参拝客の利便性アップのため駐車場や道路が設置されたところが多かった。残っていたのは、人が入りにくい急斜面や自治体の条例で保全されている場所だった。
研究チームの大学院生(27)=植生生態学=は「鎮守の森は照葉樹林の遺伝資源の宝庫で、都会の数少ない生物のすみかだ。寺社と住民が協力して守らなければならない」と警告する。
(毎日新聞 2009/3/31)
時折利用する東北新幹線で、大宮~仙台当りの車窓を眺めていると特徴的な景色が目に入ります。
田んぼの中にこんもりとした林があり、その入口に鳥居が建っている光景です。
規模の大小はありますが、その集落にとっての鎮守の森なのでしょう。
かつては横浜にもこのような光景は普通に見ることができました。
戦後の高度経済成長に伴う住宅供給のため、山林田畑は一気に削られてしまいます。
その様子を数字で表したものの一つの指標が緑被率です。
横浜市では緑被率を、航空写真によって上空から見たときの緑に覆われている土地の割合として5年ごとに集計しています。
その対象は、森林、樹林地のほか、草地や農地も緑被としてカウントしています。
出典:緑被率調査の集計結果について(横浜市環境創造局・平成16年)を元にkameno作成
区別にみるとこのような感じです。
横浜市の南部に位置する港南区の緑被率は、実に18区中、下から数えて5番目です。
以前、このブログでもポイントを定めて航空写真の変遷をご紹介いたしました。
それをみると、緑被率の変遷は一目瞭然です。
さらに、「緑の質」の変容も重大な課題です。
手入れが行き届かない山林は荒れ放題となり、孟宗竹や外来種の木々に侵食されてしまっています。
また、戦後の植林政策による杉などの針葉樹も問題です。
残念なことに、日本古来の照葉樹林を構成するシイやカシは、現在約0.06%しか残されていないそうです。
「本当の」森は豊かな生態系を育むだけでなく、台風や地震、火災などの災害からも生物たちを護ります。
将来に向けて「本当の」森づくり進めていくことは大切なことなのです。
大本山總持寺で育まれている「千年の森」をはじめ、世界中で3,000万本を超える植樹活動を実践している宮脇昭横浜国立大名誉教授先生がナショナルジオグラフィックの取材を通して述べていらっしゃるお話の内容が心に響きます。
私は「木を3本植えれば、もう森」と言っています。「5本植えれば森林」でしょう。木を3本、5本植えることができない場所なんてありません。
しかし肝心なことは、単一な木を植えるのではないということです。土地本来の主木群を主にできるだけその森の構成樹種群のいろいろな木を「混植。密植する。」自然の森は、いろんな木が混ざり合ってできている。この多様性が生物社会のもうひとつの掟です。
人間も同じでしょう。いろんな人間が混ざり合って社会を作るわけです。森も同じです。この「混ぜ・密植する」ことによって、幼木群は密度効果をもたらし、厳しい環境下の「我慢」が必要になり「共生」が生まれ、木がたくましく育つ。その競争・我慢・共生こそが、正しい生態系を形成していくのです。
(あと30年は樹を植え続けていきます)より引用
寺社が鎮守の森を護持する場合、その経済的負担は少なからずあるという現状は否めません。
また、冒頭の記事中の調査においても住民からの「日当たりが悪い」などの苦情や、参拝客の利便性アップのため駐車場や道路設置など、森の護持を阻害する理由が挙げられています。
そもそも、山林は国の税制の考え方においては「果実を生む」ということで基本的に固定資産税が課せられています。
もちろん、基準値より低いために税金が免除になっていたり保安林となっているケースはありますが、しかしながら都市部における山林の固定資産税は宅地並みに課せられることも珍しくありません。
山林維持のための支出と、公租公課の支出負担が寺社にかかってくるのですから、その負担はかなり大きいといえましょう。
さらに、曹洞宗を例に取りますと、寺院の保有している財産(寺有財産)により算定された数字により宗費が課せられています。
私は平成11年より宗費算出に関る級階査定委員会専門部会委員として関っていますが、この山林に化せられる宗費の問題は重要な課題の一つであると考えています。
実は、これまで(平成18年まで)は宅地よりも山林のほうが3倍ほど高い算定基準により計算が為されていました。
曹洞宗の級階を定める財務規程は平成17年に改正され、平成19年より実施されました。
その際に提出した答申文書の一部をご紹介いたします。
級階査定委員会専門部会答申
次期級階査定案(認定指標による級階査定)について (一部抜粋)
山林保有による級階査定について
地球的規模で森林面積が減少し温暖化現象が進む中、グリーンプランを推奨する宗門としては森林を保護すべき立場にありますが、級階査定の面では、逆に山林を保有する寺院に負担を強いる結果になっております。
本専門部会で、賦課のうち、山林については、点数化せず逆に負担点数の減点の対象とし、山林を保護することが、宗門の掲げるグリーンプランに貢献できるのではないかと討論いたしました。
しかし、この問題は、本専門部会の職責を越えますので、この答申には、提示しませんが、関係部門でご配慮いただきたく申し添えるものであります。平成16年9月7日
級階査定委員会専門部会委員連署
このうちの「山林については、点数化せず逆に負担点数の減点の対象とし、山林を保護することが」ということと、逆に山林を保護している寺院を対象に褒章を与えてもよいのではないかという論議まで進みましたが、それは級階査定委員会専門部会の域を超えるということで、答申文書に残すのみとしました。
ただし、それまで宗費賦課基準として、山林(をはじめ、宅地以外の全ての地目)の算定率が宅地に比べて3倍程度高い基準で算定されていたものを、平成19年度より下記のとおり基準を見直しました。
曹洞宗財務規程 (負担点数)第37条【平成18年度まで】
所有不動産による点数ア 土地 固定資産税の課税標準額10万円について、宅地は0.45点、その他は1.3点とする。ただし、申告により一筆ごとに1平方メートル当たり課税標準額が10万円を超える部分にあっては、10万円について宅地は0.3点、その他は0.6点とすることができる。
【平成19年度より】
所有不動産による点数土地および建物 固定資産税の課税標準額10万円について、0.58点とする。ただし、申告により、土地については一筆ごと、建物については一棟ごとに1平方メートル当たり課税標準額が10万円を超える部分にあっては、10万円について0.29点とすることができる。
このため、山林に課せられる課税標準額から算定される宗費は3分の1程度に減少している筈です。
ささやかではありますが。
宮脇先生は次のように結んでいます。
単に頭だけの計算で考えるから儚いものになってしまう。「いのちの尊さ、素晴らしさ」は、現場で自分のカラダを動かして、目で見て手で触れ、実際に木を植えながら理解していくことでしか体得できません。
いつまでも頭だけで考えたりせず、カラダ全部を使い、五感を研ぎ澄まし、その体験を自分にすり込んでいく。更に人間しかもっていない知性と感性を前向きに働かせ、具体的に実行する!
そうしていけば、間違いなく「今の(地球環境、経済危機の)時代がチャンスである」という本当の意味をわかってもらえると思います。
「春の来ない冬はない。厳しい冬の間は大きく成長するためにより深く根を張り冬芽を大きく、ふくらませているタブノキのように。
(あと30年は樹を植え続けていきます)より引用
結論に代えて
■鎮守の森を護るために、国や地方公共団体と寺社が協働してとりくむ必要がある
■宗門では鎮守の森に対する宗費の減免や逆に褒賞の制度を整備する
■地域住民に鎮守の森の大切さを伝えていく
■未来を担う子孫の代まで鎮守の森が護持されていくよう植林と維持管理を行う
■植樹の際には、どのような種類の樹木が適切かを充分に検討する
■2本でも3本でも植樹をする行動が大切!
貞昌院の 花まつり(釈尊降誕会)は4月5日(日)に行います。
檀信徒の皆さまには別途通知させていただいておりますが、是非「廃油」をご持参くださいますようお願いいたします。
花まつり当日 (株)ロゼックス様と協働により、一般家庭から出る廃油を集め、バイオディーゼル(軽油)として精製いたします。
廃油につきましては、ご家庭で使用した油を固めずに集めておき、容器に入れてご持参ください。
なお、油の種類によっては精製不可能なものもあります。(下表参照)
| 回収 可能 な油 | 回収 不可能 な油 |
・菜種油(キャノーラ) 賞味期限切れの未使用油でも構いません。 |
・牛脂 ※ 固めた油、水分を多く含んだ水、ひどく汚れている油などは植物性でも回収不可能です。 |
当日は、バイオディーゼル車の展示もございます。
廃油から精製されたバイオ燃料は、軽油とまったく同等に使うことが出来るのです。
近づく春の訪れでご紹介いたしました鐘楼堂脇の緋寒桜が満開となりました。
ここのところ寒暖の差が激しい日が続いておりますので、なかなか開花の予想というのは難しいですね。
今日も気温が低いので、比較的長い間楽しめそうです。
山の斜面には陽光という種類の桜も咲き始めました。
4年ほど前に植樹したものです。
だいぶ大きくなりました。
貞昌院では、横浜市150万本植樹行動に参加し、積極的な植樹活動を行っており、ブナ、クヌギ、ナラなどの広葉樹の他、多種多様な桜も継続的に植えています。

↓横浜市で製作した植樹行動を紹介した看板です。
昨年のブログ記事で主張してきたことが、ようやく現実味を帯びてきました。
あまりにも重い国の腰に業を煮やし、独自の余剰電力買取制度を設けている自治体も既にあります。
例えば、東京都武蔵野市では京都議定書の約束期限である12年度まで、補助対象者から「おひさま発電所レポート」を報告してもらい、1キロワット時当り15円を補助することが既に決まっています。
やっとのことですが、嬉しいことに、太陽光発電の余剰電力をこれまでの単価の2倍で電力会社に買い取らせる制度が国により具体化されることになりそうです。
太陽光発電、家庭からの購入価格2倍に 経産省が新制度二階俊博経済産業相は24日の閣議後の記者会見で、太陽光発電の普及を促すための新制度を導入すると発表した。家庭や企業が太陽光で発電した電力を、電力会社が約10年の間、当初は従来の2倍程度の1キロワット時あたり50円弱で買い取る仕組み。今後、具体的な制度設計に向け、関係業界などと調整を進める。電力やガス、石油各社に非化石燃料の導入を義務付ける新法に盛り込み、今国会に提出する方針だ。2010年にも実施する。
二階経産相は同日朝、経産省内で森詳介電気事業連合会会長(関西電力社長)と会談し、新制度の導入方針を伝えた。森会長は「協力したい」と語ったという。
新制度は家庭など電力利用者が太陽光でつくった電力について、自宅などで消費する以外の余剰分を電力会社に買い取ってもらう内容。既に発電装置を設置している利用者と制度開始から3―5年に設置する利用者が対象。買い取り価格は太陽光発電の普及に合わせて、年度ごとに下がる。
(日本経済新聞 2009/2/25)
ここで、余剰電力とはどういう電力なのかを分かりやすくするために図に描いてみした。
太陽光発電パネルは、太陽の日射エネルギーを電気に変えるわけですから、夜の発電量はゼロ。
日の出後、太陽の高度が高くなるにつれて発電量は多くなり、真昼にピークを迎えます。
夕方になるにつれ発電量は減少していき、日没後は発電量は再びゼロになります。
そして、実際に消費する電力量は、だいたい生活パターンとともにその量が変動します。
発電量が消費電力量を上回った場合に、余剰電力として電柱へと電気が逆流し、他の家庭で使われるのです。
図で言うと水色の部分が余剰電力となります。
この部分の買取単価が2倍になるということですので、東京電力からの電気料金の振込額が倍になるということですね。
太陽光発電設備設置者にとっては嬉しい話ですし、これから導入を検討している方にも肩を押す原動力になります。
しかも、その買取額の上昇は全世帯の公平な分担になりますので、税金を投入することもありません。
| 【ポイント】 ・余剰電力買取単価が上昇する財源として税金を投入する必要は無い ・その財源は一般の電気料金への転化(一軒当り月数百円程度)により充てる ・一時的には一般の電気料金が上昇するが・・・ ・長期的に太陽光発電設備の普及が進むと電力事業者の発電設備がその分不要となる ・結果的にそれがコスト削減につながり電気料金の減少をもたらす ・原油高騰、震災などによる発電所停止の影響を最小限に抑えられる |
さて、つい先ほどまで麻生総理大臣とオバマ大統領が首脳会談を行いました。
テレビ報道などでは会談時間が短いだとか、食事会が無い、夫人を同行しないなど麻生下ろしのネガティブに報道に躍起しているようですが、もっと会談の中身をきちんと報道していただきたい。
日米、環境技術協力で基本合意 首脳会談麻生太郎首相は24日、オバマ米大統領との日米首脳会談で、クリーンエネルギーの推進や次世代自動車の普及拡大など環境技術協力を進めることで基本合意した。気候変動問題の解決と雇用創出を同時に狙う「グリーン・ニューディール」の一環として、日米の研究機関による共同研究などを両国政府で後押しする。
日本側の説明によると、「日米エネルギー環境技術協力」として推進する共同プロジェクトは主に4分野で構成。燃料電池や太陽光発電など革新的な技術開発の促進や原子力の平和的利用、省エネ・新エネルギー市場の拡大、次世代自動車の普及拡大を柱とする。
(日本経済新聞 2009/2/25)
これは、つい先ほど入ったニュースですが、日米エネルギー環境技術協力は大いに期待したいことでありますし、気候変動問題の解決と雇用創出を同時に狙う「グリーン・ニューディール」のような政策は大いに進めていって欲しいものです。
最近は、建材や内装材への化学物質の使用により、また、高気密建築の増加により建物内部に拡散する化学物質が増加していると言われます。
そのうち、人体に影響を及ぼす物質が様々な体調不良や病気の原因となることが報告されています。単一の物質だけによる影響というよりは、複合要因によるものと考えられ「シックハウス症候群」と名づけられました。
シックハウス症候群に見られる主な症状
(参考:横浜市保健所 シックハウス対策) |
厚生労働省では、ホルムアルデヒドをはじめとする次の13物質について、室内空気中濃度の指針値を示しています。
この指針値は、人がその化学物質の示された濃度以下の暴露を一生受けたとしても健康に有害な影響を受けないであろうと判断される濃度として設定されています(ただし、ホルムアルデヒドだけは短期間の暴露による健康への影響を指標としています)。
揮発性有機化合物等の室内濃度指針値
| 化学物質名 | 指針値 | 決定時期 | 含まれる建材等 |
| ホルムアルデヒド | (0.08ppm) 100マイクログラム/m3 | 平成12年6月 | 合板・パーティクルボード |
| トルエン | (0.07ppm) 260マイクログラム/m3 | 平成12年6月 | 集成材・油性ラッカー |
| キシレン | (0.20ppm) 870マイクログラム/m3 | 平成12年6月 | 金属用接着剤 |
| パラジクロロベンゼン | (0.04ppm) 240マイクログラム/m3 | 平成12年6月 | 芳香剤・防虫剤・トイレボール |
| エチルベンゼン | (0.88ppm) 3800マイクログラム/m3 | 平成12年2月 | 油性ラッカー・油性ニス |
| スチレン | (0.05ppm) 220マイクログラム/m3 | 平成12年2月 | 断熱材・スチレン畳 |
| クロルピリホス 〃(小児の場合) |
(0.07ppb) 1マイクログラム/m3 (0.007ppb) 0.1マイクログラム/m3 |
平成12年2月 | シロアリ防蟻剤 |
| フタル酸ジ-n-ブチル | (0.02ppm) 220マイクログラム/m3 | 平成12年2月 | ビニル壁紙の可塑剤 |
| テトラデカン | (0.04ppm) 330マイクログラム/m3 | 平成13年7月 | 灯油・石油等 |
| フタル酸ジ-2-エチルヘキシル | (7.6ppb) 120マイクログラム/m3 | 平成13年7月 | プラスチック可塑剤 |
| ダイアジノン | (0.02ppb) 0.29マイクログラム/m3 | 平成13年7月 | 殺虫剤 |
| アセトアルデヒド | (0.03ppm) 48マイクログラム/m3 | 平成14年2月 | 塩化ビニール・染料 |
| フェノブカルブ | (3.8ppb) 33マイクログラム/m3 | 平成14年2月 | 殺虫剤・殺ダニ剤 |
寺院は、古来より人びとの生活の中で公益的な役割を果たしてきました。
寺院が公益法人として認知されていることは、これまでのこのような役割を受けてのことでしょう。 時代とともに、この公益性の意味は変化してきておりますが、なお、寺院には檀信徒を中心に不特定多数の一般利用者が出入りします。
寺院建築の観点からすると、基本的に床下が高く空間も広く確保されておりますので通気性も良い造りとなっています。本堂の床下に潜った際にも常にかなりの通風があることを感じます。
しかし、一昨年改修した客殿は、正座よりは椅子を希望される方も多くなっていることを受けて畳からコルク敷きに変えました。
建築工法の進展は断熱性に優れた空間を生み出してくれる半面、かつてあった通気性が損なわれてしまった面もあります。
したがって、寺院においても市町村の公共建物などに適用されているガイドラインを適用することが望ましいと考えます。
貞昌院版のガイドラインを作成してみました。
シックハウスというよりは、「シックテンプル」対策ですね。
公益施設としての寺院建築物シックハウス対策ガイドライン(貞昌院版) 第1 基本的な考え方 2 対象 3 位置づけ 第2 取組内容 (1) 使用建材等の配慮 (2) 工法の配慮と適正換気量の確保 (3) 工事施工者と十分に協議を行い、利用者等の安全に配慮します。 (4) 新たに机やいすなどの什器を購入する場合は、ホルムアルデヒド等の化学物質の放散量が少ない仕様のものを選定するよう配慮します。 2 施設管理、運営 (1) 化学物質の使用の配慮 ・身の回りの化学物質の使用に常に注意をはらう (2) 適正な換気量の確保 ・窓を2か所以上開けたり、換気扇や換気口を有効に利用することにより十分な換気を行う。 3 情報提供 補足 このガイドラインは平成21年2月3日に作成し、作成日より運用するものとします。 |
ということで以前このブログで取り上げた 公共的施設における受動喫煙防止条例 とともに運用していこうと考えています。
■関連リンク
シックハウス対策(厚生労働省医薬食品局化学物質安全対策室)
CompletIARC Monographs on the Evaluation of Carcinogenic Risks to Humans (IARC)
沖縄・泡瀬干潟埋め立て開始…「暴挙」と抗議集会も
南西諸島最大の干潟とされる沖縄県沖縄市の泡瀬(あわせ)干潟(約290ヘクタール)の埋め立て事業は15日、第1区域(約96ヘクタール)の本格的な工事が始まった。
那覇地裁は昨年11月、泡瀬干潟公金支出差し止め訴訟で、県と沖縄市に将来の支出差し止めを命じ、県と市は控訴した。原告団メンバーは「埋め立ては地裁判決を無視した暴挙」と干潟近くの岸壁で抗議集会を開いた。
埋め立ては国と県が担当し、事業費は約490億円。第1区域と未着工の第2区域(約91ヘクタール)があり、埋め立て地の大部分を県と市が購入し、ホテルや商業施設を誘致して地域活性化を図る計画。
第1区域の工事は2002年に着工。希少生物の保護措置や反対住民の阻止行動で、工事は断続的に中断し、護岸整備しかできていなかった。12年度に工事完了予定で、当初計画は「第1、第2区域とも09年度完工」としていた。
この日は午前9時前に工事が始まった。干潟の北東3キロの中城湾港新港内で採取した土砂を運搬船に載せ、埋め立て地に搬送。午後からは護岸で土砂をダンプカーに積み替え、海に投じる。今後も毎年4~7月は、埋め立て地周辺で絶滅危惧(きぐ)種・トカゲハゼが産卵するため作業を中断する。
県港湾課の平良和雄・港湾開発監は「裁判は継続中で、埋め立て工事の進展に問題はない」と語った。沖縄市の東門美津子市長は「具体的な土地利用計画を早い時期に策定し、経済的合理性を説明していくことが市長としての責務と考えている」とのコメントを出した。
(2009年1月15日16時25分 読売新聞)
南西諸島最大の干潟、沖縄の泡瀬干潟の埋立て工事がついに始まってしまいました。
つい2ヶ月前に那覇地裁が泡瀬干潟公金支出差し止め訴訟で県と沖縄市に将来の支出差し止めの命令を出したばかりなのに、です。
その理由が「裁判は継続中で、埋め立て工事の進展に問題はない・・・・・・」
(これって工事強行の理由になるのでしょうか?)
「具体的な土地利用計画を早い時期に策定し・・・・・」
(まだ土地利用計画が策定されていないのでしょうか)
泡瀬干潟は下の航空写真のように沖縄本島東側沿岸にある珊瑚礁に囲まれた貴重な干潟です。
その面積は干潟が290ha、藻場が112ha。
赤土の流入も少ないため、白色の美しい干潟です。このように珊瑚礁により形成される干潟は珍しく、その海域にしかいない希少種も多数生息しています。
実は、そのすぐ北側には川田干潟もあったのですが、既に「新港地区埋立事業」により消滅してしまいました。
そればかりではありません。
川田干潟、泡瀬干潟の他にも、普天間基地の移転先候補の名護市辺野古など沖縄の自然海岸はどんどん失われつつあります。
泡瀬干潟の埋め立て計画は、コザ市と美里村が合併したところまでさかのぼる。
海のないコザ市は海を求めて合併したといっても過言ではない。
計画が現実味を帯びだしたのは、1984年に起工した新港地区埋立事業に端を発する。この事業では、埋立地に特別自由貿易地域が設置され、港湾には4万トン級の船舶が入港できるようにするため、航路を水深13mまで浚渫する計画となっている。その浚渫残土の処分が課題となり、1986年に残土処理策として泡瀬干潟の埋立構想が現実のものとなり始めた。
当初の構想では、陸続きで219haから340haの海域を埋め立てるものだったが、1989年に泡瀬復興期成会など地元の団体から海岸線と砂州を保全する要望が出て、後に埋立地を沖に出し、人工島を作る形(出島方式)での185haの埋め立てに変更される。
計画では、まず、ほとんど国がその費用を負担するかたちで埋立地が作られる(国が175ha、沖縄県が10ha分を負担)。そして埋立地のうち90haを沖縄市が購入する義務を負い、「マリンシティー泡瀬」として開発する。マリンシティー泡瀬では、ホテルやシュッピング街、情報教育の拠点、住宅地などを民間に分譲する予定になっている。
(Wikipediaより引用)
中城湾港(なかぐすくわんこう)泡瀬地区(あわせちく)埋立事業
マリンシティー泡瀬は、地元沖縄市が30年かけて計画してきた中部圏域東海岸の振興・活性化の起爆剤となるプロジェクトです。
新港地区の港湾整備から発生する土砂を有効活用して出来た人工島を、国際交流や海洋レクリエーションの拠点、地域における情報・教育・文化の拠点とすることで、新たな雇用機会の創出、活力ある地域造りなど、中部圏域の発展に寄与することが期待されています。
(内閣府)
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まず、「沖縄にしかない、沖縄ならでは」の観光資源である珊瑚礁の干潟を潰して、事業採算性の全く見込みの無い「マリンシティー」を計画し、それを強行に進める国と県、そして市の姿勢に驚きを感じざるをえません。
自然環境を活かした地域の経済的発展の方向性はいくらでもあるはずです。
エコツーリズムという解決策もあります。
私がもしも計画責任者だったら、間違いなくこの方向性を打ち出すと思います。
エコツーリズムとは環境大臣を議長とした「エコツーリズム推進会議」(平成15年~平成16年)ではエコツーリズムの概念を「自然環境や歴史文化を対象とし、それらを体験し、学ぶとともに、対象となる地域の自然環境や歴史文化の保全に責任を持つ観光のありかた」としました。
「エコツーリズム推進法」(平成19年法律第105号)においては、「自然環境の保全」「観光振興」「地域振興」「環境教育の場としての活用」を基本理念としています。エコツーリズムとは、地域ぐるみで自然環境や歴史文化など、地域固有の魅力を観光客に伝えることにより、その価値や大切さが理解され、保全につながっていくことを目指していく仕組みです。
観光客に地域の資源を伝えることによって、地域の住民も自分たちの資源の価値を再認識し、地域の観光のオリジナリティが高まり、活性化させるだけでなく、地域のこのような一連の取り組みによって地域社会そのものが活性化されていくと考えられます。(環境省のサイトより)
一度計画決定された事業を差し止めるという勇断を行うことができない日本の公共事業制度にはつくづく情けない思いがします。
平成不況やここ数年の企業業績の悪化により、このマリンシティーに進出する企業自体がほとんど無い(数パーセント)状態です。
そもそも、この計画が頓挫した場合、責任を取るものが誰もいないということも問題です。
豊かな干潟を埋め、希少生物を壊し、観光資源を失い、そして広大な遊休地・空地を生み出す事業に合理性はまったく認められません。
これは沖縄地裁の判決の通りです。
この埋立事業の抜本的な見直しと、中城湾港泡瀬地区埋立事業の事業中止により、ふたたび豊かな干潟が回復することを切に望んでやみません。
■関連ブログ記事
失われてしまった広大な干潟
2008年も残り僅かとなりました。
今日は全国的に強い冬型の気圧配置に覆われ、太平洋側は好天に恵まれました。
右の写真は本日撮影してみました。
気温は低いですが空は抜けるような青さです。
貞昌院では、東京電力のメーター検針が26日に行われます。
12月の検針票が届きましたので年末の総括として、貞昌院太陽光発電の集約をグラフ化しました。
クリスマスシーズン。
街中がライトアップの光で包まれました。
みなちみらい地区では、ランドマークタワーやクイーンズスクエアなど、オフィスビルが連携して全館点灯が行われました。
港南区からもみなとみらい地区を遠望することができます。
このように美しい光が浮かび上がって見えます。
今年12回目を迎えるこの全館点灯ですが、今年は地球温暖化に配慮してこれまでの3日間点灯から一日限りの点灯に変更されました。
ここのところの環境意識の高まりにより、冬至の時期にはキャンドルナイトが行われています。
ただ、キャンドルナイト自体も、ロウソクを灯すことによりCO2を直接排出しているわけですから、必ずしも環境に優しいわけではありません。
しかし、それでも意味があります。その意味については キャンドルナイトが目指すこと で私見を書きましたので併せてご覧ください。
環境意識の高まりは、効率の悪い電化製品を悪者にしたてあげてきました。
「エコ換え」のように効率の高い製品に換えるよう促すCMも目だちます。
けれども、私は目くじらをたてて環境に悪い(とされる)製品をやみくもに非難することもないと考えています。
効率の悪い電化製品の一例として「白熱電球」が挙げられます。
白熱電球の生産も打ち切りとなり、白熱電球を入手することが困難になっていくことでしょう。
その状況に危惧する人たちも大勢います。
電力量高めでも瘡やし効果照明デザイナー
自熱球の光守りたい電力消費量が蛍光灯の5倍といわれる白熱球の生産を中止する動きが広がっているが、照明デザイナーたちが白熱球の存続を求めている。自然に近い光を発し、癒やし効果もあるという。「明るすぎる照明方法を見直せば環境への配慮はできる」と訴えている。
東芝ライテックやパナソニックが電球型蛍光灯に置き換えられる白熱球の生産中止を打ち出している。こうした動きに対し、都市の照明を考える市民団体「照明探偵団」が、東京・丸の内で勉強会「白熱ランプが住宅から消える?」を開いた。
照明デザイナーら約100人が参加。団長で照明デザイン会社「ライティング プランナーズ アソシエーツ(LPA)」の面出薫社長は「白熱球が悪者にされているが、照明文化の守り手として反論したい」と語った。
面出さんによると、金属の白熱によって光る白熱球は、紫外線を塗料で目に見える光にする人工的な光の蛍光灯と異なり、太陽や火といった自然の光に近い。「感覚的だが、炭火で焼いた鳥がおいしいように、白熱球はおいしい光でくつろげる」と話す。
レインボーブリッジなどの照明を手がけた石井幹子さんも「白熱球は蛍光灯には出せない陰影が出せる」と話す。
LPA社員の三宅博行さんらは、約10畳のダイニングを照らす蛍光灯(100ワット)を白熱球のペンダントライト一(同)に香え、近くにランタン(40ワット)とフロアスタンド(同)を置いた。
テーブルの上の明るさは実験前の580ルクスに対して380ルクスと十分な明るさを確保しっつ、同じ明るさでは約5倍の消費電力になるところを2倍弱に抑えた。三宅さんは「ダイニングは全体が明るい必要はない」と話す。
面出さんは「20世紀型の明るすぎる照明方法の見直しが先。白熱球全廃でなく、場面によって蛍光灯と使い分ければいい」と話す。
『朝日新聞』12月25日夕刊
白熱電球には白熱電球にしかない特徴もあります。
その幾つかを列挙すると
(1)調光が可能
白熱電球は明るさを0~100%の範囲で調光できるが、蛍光灯は調光範囲に制限がある。
(2)演出性
白熱電球は点光源であるがゆえに影をはっきり出し物を立体的に見せるたり、また、スペクトル分布が連続的で物の表面に艶を出し、例えば料理がおいしそうに見えたりという効果がある。
(3)即時性
スイッチを入れて直ぐに点灯する。点灯消灯を繰り返しても寿命に影響がほとんどない。
新聞記事中の照明デザイン会社社長さんの指摘のように「20世紀型の明るすぎる照明方法の見直しが先」ということには全く同意します。
欧米では、部屋はそれほど明るく照らしません。電球を適切に調光して必要なところだけを照らすように使うことにより、電力消費もそれほど多くはないはずです。
日本のコンビニの照明などを彼らが見ると恐らく吃驚することでしょう。
日本では省エネ家電が多くなり、テレビも液晶など電力消費が少ないという謳い文句の製品が電気屋に並び買い替えを煽っています。
しかし、テレビ一つとっても一般家庭における消費電力は却って増大しています。
それは、テレビの設置台数自体が多くなったこと、そして画面サイズがかつて無いほどに大型化していることによるものです。
冷蔵庫をみても同様です。
単位体積あたりの消費電力は少なくなっていても大型冷蔵庫となり、体積が増大することにより電力消費量は増える一方です。
それが証拠に、一般家庭の電力消費量は減るどころか右肩上がりの一途を辿っています。

『電力需給の概要』(通商産業省公益事業局編)より
ライトアップは(使い方によっては)人を惹きつけますし、街の活性化に繋がります。
要は、使い方と一人ひとりの意識の持ち方が大切だと思います。
みなとみらい地区の全館点灯を1日限りにしたことにより、消費電力は例年の4分の1、1万1250キロワット時に削減されました。
全館点灯は環境にはやさしくないですが、この日ばかりは大目にみたいものです。
■昨年の様子はこちら
とつかを照らす3夜連続のキャンドルナイトが開催されています。
「でんきを消して、スローな夜を」が合言葉の100万人のキャンドルナイトに賛同し、3日間にわたり、お寺で、区役所で、駅前で、小さいけれど暖かな火を灯します。また、かくれた魅力を再発見できる「商店うんちくツアー」も必見です!
このうち、Day 1のキャンドルナイトに参加してきました。
========Day 1========
12月19日(金) 17時30分~21時
キャンドルナイト in 善了寺
go home, make a wish. ~いのちの灯りをはこぶさかな~
あなたにとって、さかなにとって、地球にとって、幸せって?
キャンドルの灯りに包まれながら、一緒に考えてみませんか?
お寺で行う、小さくてスローなキャンドルナイト.
キャンドルナイトに先立ち平和祈願法要が行われました。
曹洞宗からは私とR寺さんが法要に随喜させていただきました。
打合せの様子を。
浄土真宗で最近正式に採用された音楽法要を用い、オルガンの伴奏で読経されます。
経典の内容も、読経の仕方も曹洞宗とは全く異なりますが、法要の進め方など得ることは多い法要でありました。
会場の坂には Candle Artの案内があり、その坂を登ると
![]()
・・・・「いのちの灯りをはこぶさかな」たちが。
トークセッションに参加された不知火海漁師・緒方正人さんは、かつてイヲ(さかな)満天の星空(=イヨマンテの夜)のキャンドルナイトを行ったそうですが、その様子を目の当たりにしているかのようです。
学生さんたちを中心に、さまざまなちからが合わさって、キャンドルナイトを作り上げていました。
本堂内では平和祈願法要に続いてトークセッションとライブが開催されました。
・・・・スローな夜は次第に更けていきます。
主催:カフェ・デラ・テラ(お寺・学生・地域をつなぐムーブメント)、明治学院大学大岩ゼミ、善了寺
共催:とつか宿駅前商店会、とつか宿東集会、とつか応縁隊、戸塚フリーステージ実行委員会
========Day 2========
昼市&蚤の市戸塚区制70周年記念!
チャリティー・全国名産食材と骨董市
12月20日(土) ※小雨決行、荒天時は23日(祝・火)
1.イベント内容
昼市&蚤の市 (10時~14時)
キャンドルナイト (17時30分~18時30分)
2.場所
戸塚区役所駐車場(戸塚駅西口から徒歩10分)
3.実施主体
主催:戸塚西口区民市運営委員会(戸塚旭町通商店会・戸塚西口商店会・戸塚商和会・戸塚宿ほのぼの商店会)
後援:戸塚第一地区連合町内会、戸塚区商店街連合会、横浜商工会議所戸塚支部、戸塚観光協会
========Day 3========
12月21日(日) 13時~18時
冬至キャンドルナイト in totsuka
~人 街 まきこむ とつかのうず~
12月21日、冬至。1年でいちばん長い夜がやってくる
さむさでちょっと手がかじかむけれど きっとやわらぐ灯りがある
あか あお きいろ
とつかの色をさがそう とつかの夜を過ごそう
キャンドルナイト…16時30分灯火(雨天時は中止)
商店うんちくツアー(要事前申込、小学生以下保護者同伴)
(1) 13時30分~14時15分
(2) 15時~15時40分
※商店うんちくツアーは、12月19日(金)15時~16時30分の開催もあります。
商店ブース出店…13時~18時
ステージパフォーマンス…13時~18時(雨天時は14時~17時30分)
キャンドルづくり、松ぼっくりツリーづくり…13時~16時
2.場所
戸塚駅東口遊歩スクエア(駅前ペデストリアンデッキ上)
※雨天時は一部 戸塚駅地下コンコース で開催します
3.実施主体
主催:戸塚フリーステージ実行委員会、とつかぞく
協力:戸塚駅東口ラピス商店会、戸塚東口商店会、とつか宿駅前商店会
そして、12月22日には鎌倉・道元禅師顕彰碑にてキャンドルナイトのほのおが灯されます。
キャンドルナイトin 鎌倉2008 Winter
開催日時 2008年12月22日(月)
(開催場所は 道元禅師鎌倉御行顕彰碑です)
廃油を持って いざ鎌倉へ!
■日程 2008年12月22日(月) 17:00~21:00
■主催 ゆめ観音実行委員会
(大船観音寺・SOTO禅インターナショナル)
■協力 神奈川県第2宗務所第5教区
■キャンドル献灯代 500円 (廃油を持参の方は200円となります)
■場所 道元禅師鎌倉御行顕彰碑 (鶴岡八幡宮駐車場向い)
※小雨決行・荒天中止
■連絡 大船観音寺:0467-43-1561
SOTO禅インターナショナル:070-5551-8852
先日、12/22 廃油を持って いざ鎌倉へ!の記事で油回収のご案内をさせていただきましたが、その際に幾つかの飲食店などを回らせていただきました。
なかなか好感触で、今まで「処理費用を出して」処分していたところも多く、逆に廃油を買い取りできるということをお話しすると、「協力します」と喜んでくださいます。
![]()
(写真はいつもお世話になっている料理屋さんが貞昌院にお持ちくださった廃油。ありがとうございます)
経済的な負担無く環境に貢献できる仕組みは素晴らしいですね。
このようなシステムが普及していくことを切に願います。
日本国内では、特に大都市周辺での大気汚染への関心が高く、ディーゼル車は好感されない。他方、ヨーロッパでは乗用車の過半数をディーゼル車が占めている国もある。同地では、硫黄分の少ない軽油が使用され、酸化触媒とパティキュレートフィルターが普及している。もともとは経済性での有利からシェアを伸ばした西ヨーロッパでのディーゼル車であるが、近年は日本の自動車メーカーが得意とするハイブリッド車に対峙する選択肢としての低公害車として宣伝されるようになっている。また、アメリカでは車の燃料と言えばガソリンで、ディーゼル車はほとんど普及していない。このように、ディーゼル車に対するイメージは、日本、ヨーロッパ、アメリカで全く異なったものとなっている。特に日本とヨーロッパでのディーゼル車の環境に対するイメージは現在のところ正反対である。
(Wikipedia ディーゼル自動車項より。下線はkameno付記)
にあるように、日本においてはディーゼルエンジンは環境の悪玉とされています。
石原都知事がペットボトルに詰まった煤を振って、これが公害の元凶だといってアピールしておりましたが、使用燃料と触媒の工夫により、環境に負担を掛けないディーゼルエンジンというものも現実のものとなっています。
日本においても、この9月に日産自動車が、エクストレイルのクリーンディーゼル車を発売開始し、ディーゼル乗用車市場も新たな段階を迎えたかに見えました。
ところが、最近の経済状況の悪化により、ディーゼルエンジンの未来に暗雲がにわかに立ち込めてきました。
残念なニュースです。
トヨタ自動車が、資本提携先のいすゞ自動車と共同で進めていた乗用車向けの新型ディーゼルエンジンの開発計画を中断したことが分かった。12年をめどに北海道苫小牧市に完成させる方向だった新型エンジン用の工場建設計画も白紙に戻す。世界景気の悪化で、世界の新車市場の低迷が長期化すると判断したためで、次世代を担う低公害型エンジンの開発にも影響が及んだ形。自動車メーカーが国内工場の建設計画を白紙化するのは、9月に金融危機が深刻化して以来初めて。
いすゞの細井行(すすむ)社長が毎日新聞のインタビューで明らかにした。両社は07年8月、世界トップ水準に燃費性能を高めた小型ディーゼルエンジン(排気量1600CC)を共同開発すると発表。欧州市場向けのトヨタ車に搭載する考えだった。
工場は当時、円安・ユーロ高を踏まえ、いすゞ子会社のいすゞエンジン製造北海道(苫小牧市)の敷地内に共同出資で建設し、欧州へ輸出する方向で協議していた。
しかし、トヨタも08年の世界販売台数(子会社のダイハツ工業と日野自動車を含む)が10年ぶりに前年(936万台)を下回り、08年度下期は連結営業赤字に転落する見通しだ。
共同開発を発表した時点で1ユーロ=156円前後だった外国為替相場は同120円程度まで円高が進み、輸出の採算が悪化。トヨタの既存工場が稼働率低下に悩んでいることもあり、トヨタ側から計画中断の申し入れがあったという。トヨタはほかにも米ミシシッピ州の新工場の稼働時期を延期する方向で調整するなど、国内外で新規投資の大幅見直しに入っている。
(12月16日 毎日新聞)
現在、ディーゼル乗用車を新車で購入しようとすると、ほとんど選択肢がありません。
小型乗用車部門では皆無といってよい状況です。
以前あったシャレードディーゼルのような車が今でも発売されていたら真っ先に購入するのに・・・・・
(試乗したことがありますが、ゴーカートのような感じで楽しい車でした)
せっかくクリーンディーゼルエンジンを開発するめどが立ったところで断念というのは本当にもったいないと思います。
こういう分野に国は税金を投入して積極的に研究開発を進めるべきです。
それにより、バイオディーゼル導入の間口も広がりますし、きっと自動車産業全体の活況の糸口にもなることでしょう。
とにかく、ディーゼルエンジンにはがんばって欲しいものです。
廃油リサイクルの仕組みがさらに確固たるものになるよう応援していきたいと思います。
ゆめ観音アジアフェスティバルにコンタクトをいただいた「バイオディーゼル」の会社を訪問してきました。
バイオディーゼルとは・・・・
バイオディーゼルとは、バイオディーゼルフューエルの略で、生物由来油から作られるディーゼルエンジン用燃料の総称であり、バイオマスエネルギーの一つである。 現在のところ厳密に化学的な定義はない。 原料となる油脂からグリセリンをエステル交換により取り除き粘度を下げる等の化学処理を施し、ディーゼルエンジンに使用できるようにしている。 Bio Diesel Fuelの頭文字をとってBDFと略されることもある(BDFは登録商標)。ウィキペディア(Wikipedia)より引用
というようなものですが、この会社では、飲食店やスーパー等、家庭から出される廃油を集めて精製し、バイオディーゼル燃料を生産しています。
その利点は
・従来のディーゼルエンジンにそのまま使用できる
・黒煙が軽油の1/3~1/4程度に軽減される
・有害物質・発癌リスクを大幅に削減する
・排気ガスが天麩羅の香りになる
・エンジン寿命を延ばす
・カーボンニュートラルである
などなど、様々なメリットがあります。
環境にやさしい燃料ということで、近年特に注目されています。
これが集められてきた廃油たちです。
主に、準備工程 ⇒ エステル交換反応 ⇒ 水洗浄・乾燥 という工程を経て精製されていきます。
途中のエステル交換反応とは、脂肪酸とグリセリンによるエステル結合の、「グリセリン」の部分を「メタノール」に置き換え脂肪酸メチルエステルを生成する反応工程です。
この脂肪酸メチルエステルがバイオディーゼルとなります。
写真左上にある黄色い透明な油が精製されたバイオディーゼルです。
精製されたバイオディーゼルは、このタンク車で配給されます。
なお、バイオディーゼルの燃料価格は、軽油の一般小売価格より10円程安く!設定されており、現在はリッター95円程度だそうです。
排気ガスは、ほのかに天麩羅を揚げた時のような香り。
人体に有害な物質はかなり削減されています。
ただ、メリットばかりではなく、いくつか注意しないといけない点もあります。
それをいくつか挙げると
■ディーゼル車の排出ガス規制
短期規制(1993年)→長期規制(1997年)→新短期規制(2002年)→新長期規制(平成17年排出ガス基準, 2005年) →(予定)2009年規制(2009年)のように段階的に自動車排出ガス規制が実施されています。
せめてバイオディーゼル燃料を使う場合に限って例外処置をしてくれるといいのですが・・・・
■税金
軽油には地方税法第700条の軽油引取税が適用されいます。
バイオディーゼル燃料は軽油ではないので、100%使用の場合は非課税となります。
ただ、軽油と混ぜて使用する場合には課税対象となります。
■車両側の注意事項
バイオディーゼルは、軽油とほとんど同じように使用できますが、ゴム・樹脂を膨張・劣化させやすいこと、熱の影響により酸やスラッジ(固まり)を発生させやすいという特性があります。
したがって、このことに留意してエンジンのメンテナンスをこまめに行うことが求められます。
けれども、その注意点を十分に理解したうえで使用すると、メリットは余りあるほどである燃料であるといえます。
さらなるコスト削減の鍵は普及の促進でしょう。
多くの方に知ってほしいとのことですので、まずはこのブログにてご紹介させていただきました。
代表取締役のKさんと、営業部長のYさん (現在社員2名で頑張っています)
この会社では、バイオディーゼル燃料及び、リサイクル洗剤の原料となる食用油廃油(てんぷら油)の回収を神奈川県内・藤沢市・横浜市・茅ヶ崎市・平塚市・小田原市・大和市の飲食店やスーパー、一般家庭等から行っております。
■関連ブログ記事
バイオ燃料の功罪
昨日の記事の続き。
「かながわの中心で、エコをさけぶ!未来への架け橋」が開催されました、
昼過ぎから雲が多くなり、天気が心配されましたが、それほど寒くも無く心地よい夕方となりました。
まずは中継スタッフと合流し、インターネット中継の準備が進められました。
![]()
中継は小田原城、江ノ島灯台、寒川神社など神奈川県内数箇所を結びます。
使用機材はミニモバイルノート+EM+スティッカムを使用しています。
夕暮れになり、いよいよキャンドルに点灯。
他会場の映像や音声もオンタイムに流れています。
海老名中央会場では大画面に映し出されます。
ライトダウンの瞬間!
(動画撮影YG師)
ライトダウンされた大船観音。
白い姿が街明かりに照らされて、うっすらと浮かび上がります。
「かながわの中心で、エコをさけぶ!未来への架け橋」が本日開催されます。
また、各ご自宅でのライトダウンも呼びかけております。
今日の夜、19:30~20:00にでんきを消して、地球に負担のかからない生活についてそれぞれ考えてみるのはいかがでしょうか。
■ライトダウンへの参加表明のおねがい
ご自宅でのライトダウン実施の参加者を募集しています。
ライトダウン時刻 平成20年10月19日19:30~20:00
是非ご登録をお願いいたします。

今日は三女の誕生日。
誕生日のお祝いを行いました。
こちらは6本のロウソクを灯してのキャンドルナイト。
「かながわの中心で、エコをさけぶ!未来への架け橋」が開催されます。
ゆめ観音実行委員会も大船観音寺において協働運営いたします。
実施日時 平成20年10月19日(日) 午後5時から午後8時
主催 社団法人日本青年会議所関東地区神奈川ブロック協議会
後援 神奈川県・神奈川県教育委員会・海老名市
協力 横浜市地球温暖化対策事業本部・小田原市・神奈川県商工会議所青年部連合会・神奈川県商工会青年部連合会・神奈川県農協青壮年部協議会・㈱ブレスト・㈱コカ・コーラセントラルジャパン
協働 08ハイスクール議会議員・08ハイスクール議会準備委員会・ゆめ観音実行委員会(大船観音)・㈱藤沢エフエム放送・(特活)アドバイザーネットワーク神奈川・神奈川県下21青年会議所
【イベント本拠点】
・海老名市中央公園 (海老名駅前)
【県内各所のライトダウン地点】
・海老名七重の塔、ビナウオーク(海老名市)
・小田原城(小田原市)
・大船観音(鎌倉市)
・江の島展望灯台(藤沢市)
・寒川神社(寒川町) 他
※本拠点(海老名市中央公園)と映像中継(19:30~19:40 県内7ヶ所を予定)
※SOTO禅インターナショナル、ゆめ観音実行委員会は、このイベントに協働し、大船観音会場でのライトダウン・中継サポートを行います。
※大船観音会場へは一般の入場はできません。
【本拠点・海老名本市中央公園の内容】
●ブース内容(海老名市中央公園)
本部・・・情報集約、各地拠点の映像配信、エコキャップ収集(みんな持ってきてね)
収集されたエコキャップはエコキャップ推進協会へ寄付いたします
JCブース・・・(社)日本青年会議所地球温暖化防止アクションプラン周知、エコチェックシート配布
神奈川県ブース・・・電気自動車展示・取組みPR
海老名市ブース・・・取組みPR(えびなの森創造事業等予定)
企業ブース・・・油化装置の展示と実演(プラスチックから油へ)
マイ箸づくり・・・マイはし製作(先着50名 小学生を対象)
エコグッズ販売・・・マイ箸、マイボトル等(ビナウオーク敷地にて)
本拠点での電気エネルギーをリサイクル油を使用して発電しています
●メインステージ内容(海老名市中央公園)
司会 内田朱美(フリーアナウンサー)
17:00 開会 オープニング(事業説明など)
17:10 各ブース紹介 6ブース各ブース×6分
17:50 日本JC地球温暖化防止アクションPR、エコチェックシートPR
18:00 主催者挨拶
18:03 トークセッション(1)テーマ「自然と都市の共生 ~エコ社会を見据えて~」
・海老名市長・神奈川JC会長他
18:45 トークセッション(2)=ハイスクール議員対談高校生=テーマ「私たちにも出来る地球温暖化防止を考える~エコ社会を見据えて~」
・衆議院議員 小池百合子氏(元環境大臣)、ハイスクール議員(第9委員会委員長)、神奈川JC会長
19:30 県内7カ所ライトダウン・キャンドル点灯
・各地拠点中継(海老名七重の塔、ビナウオーク、小田原城、大船観音、江の島展望灯台、寒川神社 他
20:00 閉会 エンディング
■ライトダウンへの参加表明のおねがい
ご自宅でのライトダウン実施の参加者を募集しています。
ライトダウン時刻 平成20年10月19日19:30~20:00
是非ご登録をお願いいたします。

■関連リンク
公式サイトはありませんので、SOTO禅インターナショナルのページをごらんください
塔婆供養で植林支援中間報告などでご案内させていただいておりますSOTO禅インターナショナルの植林支援金が、苗木2万5千本分を超えました。
「一本の塔婆で一本の苗木がそだつ」
主旨に賛同くださいました多くの方々にまずはご報告申し上げます。
10月7日、協働団体でありますGNCへ植林支援金をお届けしてまいりました。
今回の植林支援金は、「GNC共存の森づくりプロジェクト」として、来年5月にモンゴル国Selenge県Altanbulag郡Tujiin nars地域=トジンナルス地域)へ行われる植樹に使われます。
SZI分は、2万5千本(10月7日現在)です!
「共存の森づくり」とは、モンゴルとロシアとの国境地帯である永久凍土地帯に横たわる豊かなアカマツの森林地帯への植林活動のことです。
1985、89、92、96年の森林火災で32000haの約70%が焼失してしまったことと、首都ウランバートルにおける建築ラッシュに伴う不法伐採により失われた森林を元の植生に戻すプロジェクトです。
森林が再生されないと、永久凍土への悪影響(凍土の解凍)やモンゴル内陸部の砂漠化の進行などは加速度的に増大していきます。
一刻も早く森林再生を行うことが求められており、GNCでは、2003年より当地での植林活動を行ってきました。
SOTO禅インターナショナルでは、この事業に協働していくこととし、今回の2万5千本分の植林支援をさせていただいたたわけです。
GNCのトップページ
左フレームに協働団体として掲載されております。
また、来年5月には、実際に植林に参加し、苗木が育つ様子を眼で確かめてこようと計画しています。
そのときには追ってご報告させていただきます。
GNCとの話の中で特に印象的であったことは、単なる植樹を行うだけではなく、モンゴルにおいて未来の植林事業を担う人材を育てているということです。
植林は、闇雲に植えれば良いというわけではありません。
どの場所にどの種類の木を植えていくかは重要なポイントであります。
また、植えた後、その木が育つまで見届ける事も大切です。
それ以上に大切なことは、自国において自国の環境を守るという意識を持った人材を育てていくことだと思います。
GNC作成の砂漠化防止ポスターをご紹介します。
これは、クリアファイルにも印刷され、モンゴルの学生たちが常時携帯しているのです。
ポスターづくりの構想が持ち上がった2001年から7年の歳月をかけて、モンゴルと日本間で協力し合いながら作り上げていった作品です。
協働制作のGEOエコロジー研究所や、留学生たちの母校にも積極的に配布され、人材育成に大いに役立っているそうです。
![]()
<今は砂漠化を防ぐためにいろいろな活動がなされているんだよ>
<みんなで 自然環境のことを学習しています>
<みんなで 森づくりのために植林しています>
一人ひとりができることからやっていこう。── それが「塔婆供養で植林支援」というグリーン・プランの実践です。
まずは、皆さんひとりひとりがご供養された一本の塔婆から一本の苗木がモンゴルの地で育っていきます。
「共生社会をめざして」 -環境・平和・開発・ボランティア-
これは、9月18日に発行された週刊仏教タイムス(発行・仏教タイムス社)最新号のテーマです。
各宗派、各寺院の共生社会をめざした取組みが紹介されていますが、その中に、貞昌院の環境への取組みが紹介されました。
今日は秋彼岸の入り。
墓地から太陽光発電パネルがよく見渡せます。
貞昌院の太陽光発電につきましては、ホームページや当ブログなどで紹介してきておりますので、詳細につきましては右フレームの「環境」カテゴリーをクリックし、ご参照くださればと存じます。
それにしても、それぞれが方針をしっかりと掲げ、着実に実績を重ねている実践活動はとても参考になります。
仏教タイムスは、恐らく宗教関係者に購読者が偏っており、一般の方があまり目にしないと思われますが、是非、皆様にも「共生社会をめざす」仏教界の取組みを知って欲しいものです。
貞昌院の紹介記事の直ぐ上の段に、天台宗の一隅運動として、「内モンゴルに植林開始」という実践の紹介がされています。
これはNPO法人と協働で、内モンゴル自治区へ昨年、早柳1,000本、楊柴4,000本、今年は早柳1,000本、楊柴100,000本、サジー10,000本植樹したというものです。
砂漠に緑を。素晴らしい実践です。
これと同様の活動を、SOTO禅インターナショナル (SZI)でも行っています。
SZIでは、創立15周年記念事業として、NPO法人GNCとともに「塔婆供養で植林支援」事業を本年より運用はじめました。
お陰様で、皆様のご理解ご協力をいただき、現在までに20,000本を超える苗木支援が集まっております。
NPO法人と協働の上、責任を持って植樹させていただきます。
⇒共存の森づくりプロジェクトとして、85年、89年、92年、96年の大火災で約70%(32000ha)が被害にあったモンゴルの永久凍土地帯に、森林再生のため植樹されます。
SZIの塔婆供養で植林支援による20,000本分の苗木は、来春(2009年4月下旬~5月初旬)の植林を予定しています。
詳細は後日ご報告いたします。
貞昌院の太陽光発電設備で発電された電力量の記録から、この夏の特長を振り返ってみます。
一日の発電量は、おおむね一日の日照量と比例しますので、そのことを前提としてデータを見てみましょう。
まずは、7月の累積発電量について、過去3年分をグラフにしてみました。
このグラフから判ることは、例年ですと7月後半には梅雨に入り、日照時間が減少するために、累積グラフの勾配が水平に近くなるのですが、今年は7月後半も晴天の日が続き、累積発電量がぐんぐんと伸びていることです。
丁度、7月の盆から教区の大施食法要が始まったころで、暑い日が続いたという思い出が残ります。
次に8月のグラフ。
やはり、8月の盆までの間は晴天の日が続きます。
これは梅雨明けから発電量が伸びていくという、例年通りの推移です。
ただし、今年は気温は異常に高かったですね。猛暑日の記録も生まれました。
そして、今年の農もう一つの特徴は、20日以降に曇りや雨が続いたこと。
そのことは、累積発電量が、20日から極端に伸び悩んでいることからも判ります。
今年の夏を発電量から振り返ってみました。
体感と比べて大きな隔離は無いようです。
近年、局地的に発生する集中豪雨が多くなっています。
今月5日に東京都豊島区で発生した下水道工事の事故は、増水によって流された作業員5人全員の死亡が確認されるという最悪の結果となってしまいました。
改めて心より哀悼の意を表します。
事故が発生した直後の午前11時53分から午後零時53分までの雨量は、平均して1時間当たり57.5mmという豪雨でした。
局地的な集中豪雨が起きる原因の一つとして挙げられるのはヒートアイランド現象です。
太陽熱を吸収、反射してその上空に湿った温かい空気が発生することにより引き起こされる都市型の集中豪雨です。
また、都市部においては地面がアスファルトやコンクリートで舗装されているため、降雨が地面に浸透せずに、そのまま下水管や雨水管や河川に流入してしまいます。
下水管や河川のある地点を流れる水の量を計算する簡易式は次の通りです。
ある地点の流量 Q = A×i×f
・流域面積 A (m2)
・降雨強度 i(mm/hr)
・流出係数 f
このうち、特に降雨強度は都市型集中豪雨により、流出係数は都市化により数値が上昇します。
したがって、流量は一気に増大し、そのために、その増大した雨水を流すために河川能力を増大させなければなりません。
都市河川は簡単に幅を広げるわけには行きませんから、川の形状を直線にしたり、護岸の堤防を高くしたり、地下に河川を増設するなどの対策が必要となります。
降雨により一気に増水し、鉄砲水のような現象を引き起こす理由もわかると思います。
さて、では私たちには対策をとるこが出来ないかというと、必ずしもそうではありません。
降雨強度、流出係数を抑える手段を講じることができるのです。
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まず、降雨強度は、各家庭、事業所の屋根や地面からの照り返しを減少させることにより、防ぐことが出来ます。
具体的には、屋上緑化や、カバープラントの導入です。
貞昌院におけるカバープラントの実例については下記の記事で書かせていただきました。
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次に、流出係数の抑制について考えます。
流出係数(f)の値として、次のような数値が実例として挙げられています。
【家屋が密集した都市中心地】 0.70~0.90
【不浸透性屋根】 0.70~0.95
【レンガ・木塊・アスファルト】 0.75~0.85
【家屋が密集した住宅地】 0.50~0.70
【普通住宅地】 0.25~0.50
【砂利道】 0.15~0.30
【公園・広場】 0.10~0.30
【庭・牧場・農地】 0.05~0.25
【芝生】0.05~0.25
【森林地帯】 0.01~0.20
つまり、例えば不浸透性屋根(通常の屋根はそうですね)を伝わった雨水は、係数0.70~0.95という高い係数の示すとおり、ほとんどそのまま流れ落ちて樋、雨水管を通って流れ出てしまいます。
そこで、一軒一軒からの屋根の水を、一時的に貯留する装置を設置することにより、流出係数を削減することができるのです。
実は、お寺の屋根には、このような装置が古来から設置されています。
それが「天水桶(てんすいおけ)」です。
下の写真は、貞昌院の天水桶の写真です。
屋根からの水を受けて、ここに貯めるわけですが、相当な水量となります。
さらに、庭は芝生、境内は森林ですから、流出係数もかなり低く抑えられていると思います。
一般家庭でも、このような天水桶(一般的には雨水タンクや小型雨水貯留槽などとも呼ばれます)を設置することは可能です。
庭の水遣りにも、天水桶は重宝します。
⇒ DIY-天水桶をつくろう! (暮らしとすまいのDIYセンター ダイシン)
⇒ 暮らしと生活の情報(あぜ道.ネット)
都市型水害が、私たちの生活環境により引き起こされるものであるとするならば、私たち一人ひとりの力により、それを抑制することも出来るのです。
地方自治体により設置補助金も出ています。
⇒雨水利用タンク補助金・助成金(あぜ道ネット)
ご検討されては如何でしょうか。
猛暑も一段落、数日続いた雨のお陰ですっかり涼しくなりました。
秋の気配も日に日に濃厚になっています。
この夏は猛暑というよりも酷暑と表現したほうが適切かもしれません。
その厳しい夏に、ゴーヤーのカーテンが一服の清涼感をもたらしてくれました。
台所の外壁に紐を貼り、そこに絡ませていますので、出窓を通してこのような光景を眺めながら食事を取ることができます。蝶もたくさん遊びに来ます。
室温を○○度下げた・・ということも嬉しいですし、涼しい気分をもたらしてくれるゴーヤーに感謝です。
多少小ぶりですが、たくさん収穫できる実も実用的ですね。
客殿では、額縁のような光景も楽しむことができます。
ちょっとした贅沢です。
東電 CO2排出量3割増、柏崎刈羽年度内停止で 中越沖地震あす1年新潟県中越沖地震は、16日で1年を迎える。同地震で柏崎刈羽原子力発電所の停止という被害を受けた東京電力は14日、同原発の停止が今年度いっぱい続いた場合、原発停止分による二酸化炭素(CO2)排出量が前年度より3割増となる見通しを示した。同社全体の排出量も4%以上増えて1億3300万トン程度の見込み。地球温暖化防止に向けた京都議定書の第1約束期間が今年度から始まったが、同社のCO2排出量は逆に2年連続で増えることになり、原発の重要性が改めて示された。
東電によると、2007年度は柏崎刈羽原発の停止に伴い、前年度に約56%だった火力発電量の比率が約71%まで上昇し、約2300万トンのCO2が発生。猛暑などによる電力需要増加とあわせて、東電全体のCO2排出量は前年度比約30%増の1億2650万トンとなった。
今年度も通年で柏崎刈羽原発が停止した場合のCO2排出量増加分は約3000万トンとなる。東電は今年度の販売電力量を前年度比ほぼ横ばいの2960億キロワット時と見込んでおり、重油などに比べてCO2排出の少ないLNG(液化天然ガス)の利用増などで排出量削減を進めるが、原発停止分の上乗せは避けられない状況。
東電は08年度から12年までの5年間平均で、1キロワット時当たりのCO2排出量を1990年度比で20%削減する目標を持つが達成は困難さを増している。
経済産業省が、太陽光や風力など新エネルギーによる発電でかかったコストを電気料金に転嫁する新料金制度の検討に入ることが28日明らかになった。
日本の二酸化炭素(CO2)排出量の約3割は発電部門から出ており、経産省は、新エネルギー普及が、京都議定書で義務付けられているCO2排出量の1990年比6%減の達成に重要と考えており、政府として北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)で新エネルギー発電の普及の方策を説明する。
太陽光の発電コストは、1キロ・ワット時あたり約46円で、石炭火力や原子力の約8倍に上るため、経産省はコスト転嫁のための新料金制度を検討する必要があるとして、来月、省内に研究会を発足させる。研究会は、来春までに新エネルギーの拡大の費用がどのくらいか試算し、新料金制度について検討に入る。
国は、国内電力会社に、2014年度の新エネルギー発電の利用量を現在の2倍で、原発2~3基分にあたる160億キロ・ワット時に引き上げることを求めている。国の「長期エネルギー需給見通し」でも、05年度に発電量全体の1%だった新エネルギーの発電量を、30年度までに最大4%に引き上げることを目指している。だが、日本では、電力会社が新エネルギーの利用を進めた場合の費用を電気料金に転嫁して値上げするためには国の認可が必要で、原価の査定などが求められるため難しかった。
ドイツでは、電力会社が新エネルギー発電による追加コストを電気料金に上乗せしている。
冒頭に環境に関するニュースを2題ご紹介しました。
まず、世界各国では、どのような発電割合になっているのかを見てみましょう。
![]()
(出典:主要国の電源別発電電力量の構成比、2006年、電気事業連合会より)
日本は、比較的バランスの取れた内訳となっていますが、他国と比べ石油の比率が高く、天然ガスが低くなっています。
ところが、地震被害による原子力発電設備の運転停止により、火力発電に転化され、その分CO2の排出量が増えてしまったという報道です。
中国、アメリカ、ドイツ、中国は、石炭が国内で産出されるため、石炭の比率が高くなっています。
カナダでは豊富な水資源を利用した水力、イギリスは北海油田の石油とガス、フランスでは原子力の比率が高いのが特徴的です。
さて、再生可能エネルギーが世界で最も普及しているドイツでは、全エネルギーのうち、再生可能エネルギーの割合は14%(2007年・発電量ベース)となっています。
太陽光発電は日本で開発されました。
一時は世界最大の太陽光発電量を誇っていた日本ですが、2005年にはあっさりとドイツに抜かれてしままっています。
なぜ、ドイツが急速に新エネルギーの導入量を伸ばしたのかという一番の理由は、「再生可能エネルギー法」(2000年施行)によるものが大きいといえます。
この法律のポイントは、電力事業者に対して、高い単価で新エネルギー由来の電力を買取ることを義務付けたことにあります。
2004年には、さらに法改正により買取り価格はさらに引き上げられました。
対し、日本ではどうなのか。
日本では、 『新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法』(以下「新エネ法」・平成9年施行)により、太陽光発電、風力発電、太陽熱利用、温度差エネルギー、バイオマス発電、バイオマス熱利用、バイオマス燃料製造、雪氷熱利用、地熱発電、小水力発電を新エネルギーと定められ、 『電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法』 (RPS法・平成14年施行)により電力事業者に新エネルギーによる電気を一定割合利用することが義務づけられました。
【参考】
⇒貞昌院と東京電力の太陽光発電に伴う電力売買の内容
けれども、日本では、
(1)新エネルギー導入の補助金が年々減額され、補助金が廃止となった自治体すらある。
(2)電力事業者による発電電気の買取単価が低い
という、新エネルギー導入への動機が損なわれる状況です。
ようやく、日本でも冒頭2番目のニュースのように、電力事業者による買取金額を引上げ、その分を太陽光や風力発電費用を料金転嫁することが具体的に検討されるようになりました。
太陽光発電設置に関する世論調査をみてみると
エネルギーに関する世論調査 (内閣府大臣官房政府広報室世論調査報告書 平成17年12月調査)では、太陽光発電を費用面でどの程度の条件があれば導入するかという調査において
「耐用年数までに最初にかけたお金の回収はできなくても,環境に優しいエネルギーであれば,使いたい」9.6%
「耐用年数までに,毎年の電気代の削減ですべて回収できる程度のお金(150万円程度)で購入できるようになれば,使いたい」37.8%
「自ら太陽光発電設備を購入することには興味はないが,太陽光や風力などの新エネルギーから発電した電気であれば,多少高くても使いたい」10.5%
「自ら購入することに興味はないし,新エネルギーから発電した電気を使うことにも興味はない」24.1%
「わからない」13.4%調査対象
(1) 母集団 全国20歳以上の者 (2) 標本数 3,000人 (3) 抽出方法 層化2段無作為抽出法
調査時期 平成17年12月15日~ 12月25日
調査方法 調査員による個別面接聴取 調査実施委託機関 社団法人 中央調査社
回収結果
(1) 有効回収数(率) 1,712人(57.1%) (2) 調査不能数(率) 1,288人(42.9%)
となっており、過半数以上の方々の太陽光発電に対する潜在的需要があることがわかります。
30代、40代の方にその割合が多いことも頼もしい結果です、
貞昌院では、太陽光発電設備の設置から55ヶ月が経過しました。
発電規模は 5.544Kw
設置費用は380万円(うち190万円は補助金)
でした。
これまでに発電してきた電力量の実績値に買取単価を掛け、設置費用がどれほど回収できているかをグラフにしてみました。
縦軸は、月ごとの太陽光による電力量に単価を掛けた金額です。単純な計算としてKwh 25円で計算しています。
参考として、買取単価を2倍、3倍としたものも併記しています。
日本における買取価格をドイツ並みの電力料金×3倍とした場合、大体50ヵ月(4年2ヶ月)で回収できることがわかります。
なお、補助金が一切出なかった場合でも、100ヶ月(8年4ヶ月)で回収できます。
10年間の間にメンテナンス(インバータ交換など)が発生したとしても、概ね10年で回収できるということであれば、前述のエネルギーに関する世論調査と考え合わせて、普及が急速に進むことは想像に難くありません。
電力料金への転化についても、太陽光発電の普及が進み、仮に全発電量の20%が太陽光発電になったとして、それの買取価格に3倍を要するとしても、電力料金の上昇は、概略な計算ですが 0.8+(0.2*3)=1.4 となり、40%の価格上昇となります。
しかしながら、長期的に見ると、その分の電力事業者の発電設備が不要になるため、電力料金単価の減少にも繋がります。
また、太陽光発電パネルの大量生産により設置に関わる費用負担は少なくなっていくでしょう。
太陽光設置に関する補助金制度を充実することも大切ですが、新エネルギーの発電電力を買取る価格を引き上げることが如何に有効かが判ると思います。
それに、この政策には補助金制度と異なり税金の投入が不要であるという点も重要なポイントとなります。
ですから、電力事業者による買取金額を引上げ、その分を太陽光や風力発電費用を料金転嫁することが検討されるのであれば、それを速やかに、かつ少し思い切った政策を実行して欲しいと思います。
『ロック DE お茶』
これは、全国の茶商工業者連合会と象印とのコラボレーションによる、今までにない日本茶の飲み方+マイボトルによる環境にやさしいライフスタイルの提案です。
テーマは“マイボトルで「どこでもカフェ」”友達と一緒に歩いていて「ちょっとお茶でも」。
お客様がきた時には「コーヒーでも、いかがですか」。
大切な人と過ごす触れ合いの時間、会話や賑わいのそばにいつもいて、小さなコミュニケーションを育む、ドリンク。
そのコミュニケーションの輪を、もっともっと楽しく出来たら…。
そんな思いから"マイボトルでどこでもカフェ"は始まりました。
ボトルがあれば、冷たい飲み物は冷たいまま、温かい飲み物は温かいまま、好きな場所で自由に楽しむことができます。
そして、「一緒に飲みませんか」の一言から、ボトルが育む、楽しいコミュニケーションの輪が広がっていきます。
ひとりひとりが持つことで、環境への思いやりにつながるマイボトル。
みんなが過ごす公園や、街にあふれていたペットボトルをマイボトルに持ち替えて、
人や環境との、新しい触れ合いのカタチをはじめてみませんか。
(公式サイトより)
街中にはペットボトル飲料が溢れていますが、いくらペットボトルが手軽で、リサイクル可能な容器であるとはいえ、環境に対する負荷は少なくありません。
⇒目標に向かうためには、まず足元から
⇒大量廃棄社会からの脱却
ドイツでは、ペットボトルやアルミ缶に25~50ユーロ(40~80円)程度のディポジットが化せられています。
日本では環境政策はどうしても後手後手にまわる状況にあります。
ペットボトルのリサイクル率は半数にも達していませんし、その割合も頭打ちです。
ペットボトル・缶・ガラス瓶などを含む容器包装物は、家庭ゴミの約6割に達するとの統計もあります(H17年度・全国統計容積比・出典:大阪府環境農林水産部循環型社会推進室)。
![]()
(写真は横浜市ゴミ処理センターで撮影)
残念ながら、政策に期待するよりも先に、一人ひとりの意識を変えて行かなければならないでしょう。
最近の小学生たちは、ステンレスボトルの水筒を持ち歩いています。
また、大人たちもマイ箸を持ち歩くことも当たり前になってきました。
他方、ペットボトル飲料で一番売れているものはお茶や水です。
お茶は飲料メーカーでいかに美味しいお茶をアピールできるかが、販売シェア獲得につながるため、次から次へと新しい抽出方法による製品が生み出されています。
けれども、工場で抽出され、出荷されたものは、時間の経過とともに味の劣化は避けられません。
このようなペットボトルという環境負荷、工場生産の時間が経過したお茶という、これまでの飲料の概念を一気に解消した画期的な企画が『ロック DE お茶』なのです。
“マイボトルで『どこでもカフェ』”の特長
(1)
子どもたちがステンレスボトル(水筒)を持ち歩いているように、大人もステンレスボトルを携帯することにより、環境への貢献と、健康的なライフスタイルを提案。※「どこでもカフェ」の名前の由来ボトルに好きな飲み物を入れて持ち歩くことで、公園や海辺の見える丘など、お気に入りの素敵な場所が「どこでもカフェ」になります。(2)給茶スポット開設
人気カフェやお茶屋にて、ボトルを持参した方に、給茶(有料)してもらえる給茶スポットを全国展開。
WEBサイト『どこでもカフェ』を開設。
なお、一般家庭でも気軽に『ロック DE お茶』を楽しめます。
名づけてシャカシャカ抹茶!
「シャカシャカ抹茶!」
ステンレスボトルに適量の抹茶と人肌程度に冷ましたお湯を入れ、ふたをしっかり閉めて“シャカシャカ”シェーク(混ぜる)、最後にボトルが満量になるように氷を入れます。
一気に冷やすことで抹茶の風味や香りを損ねずに、お茶の栄養をまるごと摂ることができます。
![]()
「どこでもカフェ」のライフスタイル、なかなかいいですね。
お寺が給茶の拠点になった場合は、「釈迦釈迦抹茶!」かな?
明日から洞爺湖サミットが開催されます。
今年は京都議定書の第一約束期間もスタートしました。地球環境問題の象徴的な年となり、環境について皆が考え行動していくことが求められる年でもあります。
サミットでは、地球温暖化が一番の議題るでしょう。どのような提言がなされるのか、注目されるところでもあります。
このような国民一人ひとりの環境保全に対する意識向上をめざしたマスコットキャラクターたちがいます。
それがエコキャラクター=エコキャラです。

全国各地の可愛いエコキャラたちは、こちらからご覧下さい。
個人的にはMr.ETCが気に入っています。
さて、先日、とあるエコキャラにお会いしました。
EPちゃんというキャラクターです。
ゴミからつくられており、中の人は環境意識がたっぷり詰まっています。
制作費は数百円とのこと。
名前は、正確にはEPAU Channel。
麻布大学環境政策学科からまれた環境教育・研究・政策実践に名づけられたネーミングであり、その象徴がこのキャラクターです。
簡単にいうと、学びと行動、研究と実践、真剣さと笑いが渾然一体となった実践のことです。
この三本柱は、自然系、社会系、エンターテイメント系のプログラムを持ち、プログラムの内容と同時にコミュニケーションの方法も重視します。
学生たちはあらゆる世代と協働しながら大学・地域を学び場にするというコンセプトです。
ちょうど、地球温暖化をテーマにした活動をどのようにおこなっていくのかをグループに分かれてそれぞれ製作表に則って作り上げていく授業が行われておりました。
<製作表>何を目的として
誰に伝えるか
どう行動して欲しいか
メディア・情報伝達手段は
製作する
ヘッドコピー
ボディーコピー
連絡先等
ラフ
デザイン
この製作表は、どのような実践活動にも応用できるものです。
■関連リンク
エコプロダクツ2008
チームマイナス6%
Mr.ETCのブログ
■関連記事
ひこにゃん、江戸に里帰り
とつか再開発くん
でんきを消してスローな夜を
夏至と冬至を中心として開催されるキャンドルナイト。
キャンドルナイトの際には、電気照明の代わりに、ろうそく(キャンドル)を灯します。
東京タワーやレインボーブリッジなどのライトアップも消され、炭酸ガス排出削減をおこなうことによって環境に優しい催しと思われがちですが、必ずしもそうとはいえない側面もあります。
ろうそくは、和ろうそくと洋ろうそくに分類されますが、
和ろうそく=ハゼ(櫨)やウルシ(漆)の木の実からとった木蝋が原料。純粋に植物由来の原料。洋ろうそく=元来、蜜蝋から作られていたが、現在では石油パラフィンから作られているものがほとんど。
石油パラフィンは、炭素原子の数が20以上のアルカン(一般式がCnH2n+2の鎖式飽和炭化水素)でありますので、完全燃焼すると炭酸ガスと水が概ね1:1の割合で発生します。発生する炭酸ガスの量は、アルカンの種類によりますが、炭素原子が20以上ありますので、発生炭酸ガスは炭素原子の分だけ増加します。
キャンドルナイトが、省エネルギーや、炭酸ガスの削減を目的とするならば、キャンドルの原料は、カーボンニュートラルとなる植物由来の原料を用いることが望ましいでしょう。
石油パラフィンなどを使った場合は、ろうそくの燃焼によって炭酸ガスを多く排出し、電気を消したことによる炭酸ガス削減効果を相殺してしまう(あるいは逆に炭酸ガスを多く発生させてしまう)ことになります。
少なくとも、石油パラフィンを使ったキャンドルナイトは「直接的には」環境に優しいとはいえないかもしれません。
しかし、キャンドルナイトは、その数時間だけの炭酸ガス削減効果を目的としたものではないのです。
たとえば、7月7日夜、洞爺湖サミットで行われる 『ガイアナイト』を見てみましょう。
『「ガイアナイト」は、脚本家・倉本聰さんの命名。ガイアはギリシャ神話の大地の女神。闇が半日を覆う本来の地球を認識する夜、という意味が込められています。』
私たちは、危機に瀕している地球環境問題について、真剣に考えなければなりません。そのために、地球の未来に思いをはせ、家族や友達と静かに語り合う、そんな時間を持ってみませんか。
時計の針を過去に戻し、ローソクのやわらかな光の中で、私たちが身を置いている文明社会を見つめ直すことを、今、この地球(ほし)で共に生きている皆さんに問いかけてみたいと思います。
一時的なイベントではなく、便利な文明社会にどっぷりつかっている現状をいま一度振り返り、ろうそくの温かくやわらかい明かりに集まった家族、友人、皆と語り合うことによって、日常生活に還元していくことこそが、キャンドルナイト、ガイアナイトの目的であるといえます。
単にでんきを消した闇の中では、人は集いません。
ろうそくの明かりがなぜ人を惹きつけ、人を集めるのかは、ろうそくが古来より宗教儀式の中で重んじられて来たということにその理由が見つかるかもしれません。
例えば、キリスト教の祭儀でも、祭壇上にろうそくの灯火が必ず献じられます。
正教会の奉神礼、ローマ典礼、聖体礼儀、聖体祭儀においても例外ではありません。
仏教行事でもそうですね。
『阿闍世王授決経』や『賢愚経』「貧女難陀品第二十」では、お釈迦さまを灯明により供養するという物語がでてきます。
法要ではろうそくが欠かせませんし、各家庭のお仏壇でも燭台にロウソクを灯します。
「灯は命を延ばし、仏の為に灯を燃やせば死後天眼を得て冥界をさまよう事もなく、灯供養は諸幽冥を照らし、苦病の衆生はその光明を蒙り福徳によって皆休息を得る…」『古事類苑』
ろうそくには、仏の智慧が私たち全ての迷いを除き、悟りを導くがごとく、闇を照らし全てを明るくする力があります。これにより迷いなき真実の智慧を得ることができます。お盆行事は江戸時代、ろうそくの普及により庶民の間に広まりました。
さて、大船観音で開催されたキャンドルナイトでは、法要で使った後のロウソクの残りを集め、ゴミ選別センターから集めてきた家庭ごみのガラス瓶の中で灯しました。
そこに広島原爆の残り火を灯しています。
また、鎌倉ユネスコ協会・鎌倉市環境政策課の提唱する「燈明皿のキャンドルナイト」では、カーボンニュートラルとなる菜種油(天麩羅の廃油など)を用いたキャンドルナイトを提唱しています。
燈明皿とは
江戸時代、ローソクが一般的に使われる前に、
和キャンドルとしてつかわれていたのが”燈明皿の灯”
お皿に菜種油を入れて、木綿の灯心に油を吸わせ火を灯すものです。
身近にある小さめのお皿も燈明皿になります。
ミョウバン水で灯心を煮て乾かすとより明るく、
また、受け皿を大きめにしても、灯火が水に映ってより明るくなるそうです。
灯心は二つでも、数本でも明かりの輪になってもよいでしょう。
(「燈明皿のキャンドルナイト」パンフレットより・写真は大本山總持寺大祖堂の燈明kameno撮影)
⇒パンフレット・燈明皿キャンドルの作り方
このように、工夫次第で環境に与える影響を最小限度に留め、よりキャンドルナイトの目的を明確化することもできます。
もちろん、ふだんの生活を見直すきっかけになる祭典になり、その輪が広がっていくことにより、大きな影響力をもたらすことになるでしょう。
“でんきを消して闇と向き合い、1本のローソクに家族が集う、その時間の大切さ”
(ガイアナイト趣旨)
今年の夏至は過ぎましたが、これから七夕に掛けて、それぞれの家庭、サークル、地域、寺院などで、それぞれの目的をもったキャンドルナイトを行ってみてはいかがでしょうか。
■おすすめの本
ろうそくの科学 (科学大好き実験・観察シリーズ (3)) (単行本)
伍井 一夫 (著), 平山 明彦
蝋燭はどうして明かりを灯し続けるのかを明らかにし、蝋燭を作ることによってその中に隠された秘密に迫る。蝋燭を使った楽しい遊びや「科学現象」を明らかにするための実験も紹介。
世界でもっとも美しい10の科学実験 (単行本)
ロバート・P・クリース (著), 青木 薫 (翻訳)
科学史(特に物理学)に残る著名な実験のうち、物理学誌の読者投票で選ばれたもっとも美しい実験のベスト10を式なしで説明し、美しさのポイントを絵画の鑑賞のようにやさしく解説します。実験の背景となる理論、実験の概要を説明した後、著者が美しいと感じた理由やトリビア的な知識を開陳します。
エラトステネスの地球の外周の長さを求める実験
ガリレオがピサの斜塔で落下の法則を確認した実験
ガリレオが慣性の法則を確認した実験
ニュートンがプリズムで確認した光の分散の実験
キャヴェンディッシュの万有引力定数を求める実験
ヤングの光の干渉に関する実験
フーコーの振り子による地球自転を確認する実験
ミリカンが電気素量を求めた油滴実験
ラザフォードが原子核を発見したα線の散乱実験
ファインマンの量子力学に関する2重スリットの思考実験
■貞昌院では7月26日(土曜日)に特別講座・サイエンスカフェ@貞昌院を開催します。
お子さん、親子、一般向けの、気軽な科学講座です。どなたでも参加いただけます。
日時 7月26日 午後6時より
場所 貞昌院客間
演題 『ろうそくの炎から宇宙を観る』
講師 亀野誠二 (鹿児島大学准教授・天文学)
(コーヒー・お菓子・資料代として500円を集めます)
【内容】
ゆめ観音アジアフェスティバル(9月6日・大船観音にて開催)の際に灯されるろうそくを手作りします。
また、簡単なプリズムを使ってろうそくの炎をスペクトル分析します。
すると、ろうそくに含まれる成分が分析できます。宇宙の星たちも同じような手法で組成が推定できるのです。
【講師プロフィール】
活動銀河中心核のしくみや進化を調べるために、宇宙空間電波干渉計(VSOP)などの電波望遠鏡を使って観測的な研究をしています。

※このキャラクターの名前、「エコぽると」くんではなく、「エコぽん」くんなんですね。
すみません、今まで勘違いしていましたm(__)m
しかも、ホタルだと思ってましたけど、どうやら蝶らしい・・・・・
「エコぽん」くんとともに横浜市環境創造局の方が貞昌院に取材に来られたのが3月末。
お寺で行っている「環境への取組み」をお聞かせ下さいということで、いろいろとお話させていただきました。
このたび、横浜市環境創造局の中の、よこはま環境行動サイト、「エコぽると」にて貞昌院が紹介されることとなりました。
環境のことを“知りたい”“やってみたい” そんなみなさんに、さまざまな情報を提供するポータルサイトが、この「エコぽると」です。
「エコ」は“エコロジー”。「ぽると(porto)」はイタリア語で“港”。
さまざまな人・物・情報が集まり、出会い、そしてまた旅立っていく「環境の港」を意味します。
「エコぽると」のキャラクターが、冒頭の「エコぽん」というわけです。

私がやっている 環境にイイコト・ワルイコト
Report No.13
お寺から始まる環境にイイコト
~貞昌院の太陽光発電~
内容はリンク先をご参照いただくと分かりますが、環境の取組みの中の太陽光発電とごみの減量に絞ったレポートとなっております。
貞昌院に限らず、お寺、特に禅寺は環境に配慮したシステムが確立されています。
そういう一面に市町村が理解を示してくださるということは、とても嬉しいことでもあります。
お寺から始る環境にイイコトの情報発信。
これからも実践していきたいものです。
太陽光発電以外にも環境への具体的な取り組みはたくさんあります。
「エコぽると」でご紹介し切れなかったものを少しまとめてみました。
太陽光発電以外の環境への取り組み
環境負荷の削減に取り組み
(貞昌院の CSRに対する取組み ■環境保護の具体例)
(1)境内地に緑地保存地区を設定し、横浜市役所と保存協定を締結し、緑を守り育てます。
□緑地保存地区制度について
緑地保存地区は、市街地に残る緑地を土地所有者のご協力で指定し、緑地として保存することにより、良好な都市環境の形成及び健康で文化的な住宅環境の確保を図るものです。
【根拠条例等】
≫緑の環境をつくり育てる条例 第7条(昭和48年6月)
≫緑地保存事業実施要綱(昭和46年8月)
(2)境内の芝生化を維持・推進します。
コンクリートやアスファルト舗装により、太陽熱の40%は反射して周囲の温度を上げ、50%は舗装面に蓄積されます。
地面が土の場合は、太陽熱の30%が反射し、30%は地中に蓄積されます。
しかし、土の表面を芝生など植物で覆うことにより、太陽熱の反射は20%、地面への熱の蓄積は5%と、極端に下げる事ができます。
また、植物には、気孔からの蒸散作用により、地中の水分を空気中に水蒸気として放出し、気温を下げる効果もあります。
横浜市の推進する150万本植樹行動にも積極的に参加します。
(3)クリーンエネルギー自動車を積極的に導入します。
ハイブリッド自動車・トヨタ・プリウス 導入時期 平成15年9月
(4)自然湧水を活用します。
自然に湧き出る自然水が境内に潤いを与え、ヒートアイランド現象対策に効果を発揮します。また、常に池に蓄えることにより、災害時に役立てる事ができます。
衛生局より飲用可の検査結果を得ています。
(5)境内建物に省エネルギー対策を積極的に導入します。
床材にコルクを用いたり、壁材に断熱材を効果的に配置したり、複層ガラスサッシを導入したりすることにより、消費エネルギーを最小限に抑えます。
また、電球は全て蛍光灯型の電球を導入しています。
(6)地域や檀信徒、周囲への普及啓蒙活動に積極的に取り組みます。
■檀家さんのために
檀家さんの要望に応え、満足いただけるように、寺院として出来ることを追求し、それらを一つ一つ着実に実現していきます。
■地域のために
地域の中の寺院として、共存共栄をめざした取り組みを推進していきます。
■情報公開・開示
寺院を安定的に運営し、地域に還元するとともに、公平かつ迅速な情報開示に努めていきます。
■社会貢献
文化支援活動や社会貢献活動を通じて、豊かな社会をめざします。
■コンプライアンス
宗教法人法などの関連法規、曹洞宗宗制などの包括関係規則を遵守します。
■人権擁護
人間一人一人の人権を尊重し、差別のない社会をめざします。過去帳調査や人権侵害に反対します。
■環境保護
自然の恵みを次世代に受け継いでいくために、境内に緑地保存地区を設定したり、新エネルギーによる発電など、さまざまな環境負荷の削減に取り組んでいきます。
6月になりました。
まもなく入梅、夏至に向けて昼の時間は長くなりますが、曇天により日照時間は却って5月より短くなりがちになります。
今年5月31日までの貞昌院太陽光発電設備の記録をまとめました。
太陽光発電4年余の記録の2008年中間報告です。
オレンジ色は本年の発電量です。
今年は雨が多く日照時間が短い印象がありますが、発電量(=ほぼ日照時間に比例)の推移を見ると、それほど例年からのブレはないということがわかります。
更に詳細に分析してみます。
黄色の○印が、貞昌院で実質支払っている電気料金(購入電力料金-売電電力料金)です。
基本料を含めて、大体5000円から1万5千円の間で推移しています。
発電した電気は、貞昌院本堂、客殿、庫裏の全般に亘って使われ、使用電力量も本堂、客殿、庫裏の全般のものです。
【用語の説明】
買入電力量 東京電力から買入れた電気の量。電気の使用量>太陽光発電量の時に発生する。
売電電力量 東京電力に売った電気の量。電気の使用量<太陽光発電量の時に発生する。
発電電力量 太陽光発電パネルで発電した電気の量
買入電気料金 東京電力から請求のあった電気料金・基本料金を含む。
売電電気料金 東京電力から振込のあった電気料金。
SOTO禅インターナショナル(SZI)ですすめている「塔婆供養で植林支援」に多数のお申込をいただきましてありがとうございます。
平成20年5月22日現在
48件、12,109口 、 苗木 12,109本分 (シール 12,109枚分)の植林支援が寄せられました。
シールにつきましては、順次発送しております。
中間のご報告まで
今回の植林支援シールは、SZIスタッフのお嬢さんの手書きによるデザイン画が元で作られました。
何種類か作っていただいた中で、スタッフ会議で「これがいい」と決められたものです。
法輪をイメージしているようでなかなか奥が深い図案です。
元の図案のイメージをできる限り損ねず、かつ塔婆に添付したときに違和感を持たないようなデザインに仕上げてみました。
データをシール製造会社に送ればそれでシールは完成です。
スタッフ会議でもう一つ出たことは、シールにシリアルナンバーナンバーを入れよう!ということです。
これも、スタッフの一人から紹介していただいた南アフリカの「スローワイン」のご縁があり、ラベルに刻印されたシリアルナンバーの説得力を感じたことによります。
※「スローワイン」とは、南アフリカ産スローワイン(Slowine)のことです。スローライフ&スローフード、環境保全を推進するワインで、日本への輸入1本あたり米ドルで25セント(約30円)が現地の環境保全対策に使われます。 ⇒詳細はこちら
ということで、完成したシールにシリアルナンバーが刻印されています。
一つの数字が一本の苗木となります。
よーく見ないとわからないかもしれませんが、お手元に届きましたらご確認下さい。
また、シールと併せて、このような証明書を添付させていただきました。
シリアルナンバーと、植林支援貢献の具体的本数を印字させていただいております。
掲示に使用いただければと思います。
今回の事業に関する全ての用紙につきましては、FSC認証林より生産されたパルプによる用紙を使用しております。
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引続き、塔婆供養で植林支援プロジェクト参加ご希望の方には受付を行っております。
塔婆供養で植林支援プロジェクト ごあんないと参加方法について
上のリンク先をお読みになり、郵便局より振込用紙にて 『塔婆供養で植林支援』・ご住所・ご寺院名を明記の上、30円×本数分の金額をお振込下さい。
郵便振替口座 00100-6-611195 口座名義 SOTO禅インターナショナル
SOTO禅インターナショナルですすめている「塔婆供養で植林支援」に多数のお申込をいただきましてありがとうございます。
植林支援シールが出来上がりましたので、順次発送させていただきます。
お待たせをいたしました。
この「塔婆供養で植林支援」は、一本の塔婆で一本の苗木がそだつ、というコンセプトのもとに、NPOと協働し、植樹とその木が育つまでの支援を行っていくものです。
実際に一本の苗木がそだつためのコストを計算していただいた数字により、一本当たりの支援金を設定させていただいております。
秋にはNPOによる植林ツアーも行われますので、その報告も後日させていただければと考えています。
さて、「塔婆供養で植林支援」の記事で、いただいたコメントに対して、まだその場で回答し切れていないことがありました。
その回答の一つとして、今回の記事を書かせていただきます。
それは、「塔婆供養で植林支援」はさらに一歩進めて、これからご紹介する木質ペレット化と、ペレットストーブの普及とリンクさせることができるのではないかということです。
木質ペレットとは、製材時に出る削りかすや、間伐材、廃材などを粉にして、それを直径6mm~9mm程度、長さ10mm~25mm程度の円筒形に固めたものをいいます。
樹皮のみをペレット化したものがバークペレット、木部をペレット化したものがホワイトペレット、樹皮を含む木全体をペレット化したものが全木ペレットです。
⇒ペレット製造工程の例(アグリパワー)
ペレットストーブとは、木質ペレットを燃料とするストーブです。
その特長とメリットを挙げると
■ペレットストーブの特長とメリット
木質系バイオマス燃料を使うので環境負担が少ない(カーボンニュートラル)
国内の再生可能な資源や木屑などの廃棄物から造られる
林業などの雇用を生み出す
上質の燃料である(品質が安定している)
石油ストーブのような臭いや刺激が少ない
薪や暖炉に比べて、扱いが簡単(石油ファンヒータと同等)
安全性が高い(石油ファンヒータと同等)
燃料の取り扱いや貯蔵が容易
煙がほとんど出ない
灰もほとんど出ない
炎を見ながらゆったりした生活ができる
遠赤外線による温かい暖房
と、いいこと尽くめです。
デメリットと言えば、ストーブの価格が高いことと、重量があるということでしょうか。
それゆえ、一般家庭では導入に当たり少し敷居が高いのですが、寺院にはきっとピッタリの暖房装置ではないかと考えています。
価格が高めというペレットストーブですが、定価10万円台のものも発売され始めました。
どうです、この洗練されたフォルム。
個人的にイチオシのストーブです。
やかんを置くことも、調理をすることすらできます。
さらに、普及促進のために、助成金を出す自治体もいくつかあります。
岩手県では一台当たり5万円(上限設置費用の1/4)の助成金制度があります。
国レベルでの助成や、例えば曹洞宗寺院には曹洞宗門からの助成制度があってもいいのではないかと思うほどです。
普及が促進されれば、その分、木質ペレットの製造ラインも安定し、価格も安定、低下するはずです。
なによりも、原油価格や食料価格の高騰という影響を受けている日本経済の現状をみるにつけ、トウモロコシや大豆由来のバイオ燃料普及に予算をかけるくらいならば、よほど木質ペレットの普及促進を図るべきものだと考えます。
それにより、日本の林業へ与えるプラスの要素も大きいことでしょう。
国内産の木材・間伐材を積極的に利用する方向に転換していくことにより、国内林業が復興され、ひいては海外で無秩序に伐採される森林面積を減少させることへと繋がっていきます。
「塔婆供養で植林支援」事業の面から考えると、塔婆供養を行うことにより新たに一本の木が育つわけですが、その塔婆自体が古くなった後どうするべきかという言及まではされていません(しません)でした。
ここに、冒頭で述べた「木質ペレット化と、ペレットストーブの普及」を組込むことにより、資源循環サイクルができあがるわけです。
「木質ペレット化と、ペレットストーブの普及」の部分については、SOTO禅インターナショナルが主導で行うなどというおこがましいことではなく、そういうものを紹介し、それが普及の一助へと繋がればそれで充分でしょう。
昨日、七沢リハビリテーション病院脳血管センターへの民生委員の研修旅行があり、厚木の七沢へ行ってきました。
研修内容は、保健・医療・福祉の多角的な視野に立って、脳卒中の予防とリハビリテーション医療により、後遺症の軽減や寝たきり予防と対策に向けた支援を行っている総合的な施設を体験できるとても有意義なものでしたが、思いもかけない出会いも数多くありました。
その一つが、日本一早く飛翔すると言われるゲンジボタルを見ることができたこと。
ちょうど、飛び始めの時期であり、清流に沿って元気の良いホタルが飛び回っていました。
音も無く、ふわふわと飛び交うホタルの姿は、見るもののこころを和やかにしてくれます。
ホタルたちにとっては、オス・メス間の愛の光通信でもあります。
これを皮切りに、全国各地でホタルたちを見ることができるはずです。
もう一つ。
旅館の番犬、夢(ムー)くん。
普段は玄関でのんびり休んでいますが、宿泊客をみつけると、道案内をしてくれる賢い犬です。
2キロ先の広沢寺様までの散歩に同行してくれました。
※広沢寺様、突然の早朝の拝登にも係わらず、ご丁寧にありがとうございました。
心より感謝いたします。
私たちの身の回りにはたくさんの木材製品があります。
その多くは海外から輸入されています。
日本は、米国、中国に次いで世界でも有数の木材輸入国です。
(丸太輸入量に限ると、日本は断トツで世界一位です)
その輸入相手国は
アメリカ、カナダ、ロシア、マレーシア、インドネシア、オーストラリア、チリ、パプアニューギニアなどの太平洋沿岸各国が中心となっています。
対し、国内の林業について見てみると
国土の66%を占める森林面積を誇る日本ではありますが、1960年の木材輸入自由化以降、木材自給率は減少を続け、自由化以前は 86.7%だった自給率は 2005年には20.0%と激減しています。
このため、国内の木材生産量は約3分の1にまで減少し、林業就業者数に至っては約6分の1に減少し、しかも高齢化が急速に進行しています。
我が国では、国策として、戦後にスギやヒノキなど針葉樹の大規模植林が行われました。
しかし、その膨大な面積を誇る人工林も、先に述べた国内産木材需要の激減により、下草刈りや間伐、枝打ちなどの維持管理すら、ままならない状況となっています。
そのため、材木としての商品価値が失われてしまうという悪循環が発生しています。
木材の消費は、必ずしも環境に悪影響を与えるわけではありません。
適切な箇所から適切な方法で供給されることにより、木材資源は持続可能なサイクルで循環していくことが可能となります。
日本の木材需要は安さと安定性という経済的判断のみにより、安い外材を大量に消費する構造となっています。
しかし、政策面から、あるいは消費者一人ひとりが意識をもち、国内産の木材・間伐材を積極的に利用する方向に転換していくことにより、国内林業が復興され、ひいては海外で無秩序に伐採される森林面積を減少させることが可能です。
森林をとりまく状況を分かりやすいデータで解説してるサイトをご紹介します。
併せてご紹介します。
⇒ みんなの森
さて、寺院では、本堂や庫裏などの寺院建築物をはじめ、多くの木材を消費します。
また、法要で塔婆供養を行うなど、日常的に木材を利用する機会も多くあります。
そこで私たちは何ができるのか。
その具体的方策について、SOTO禅インターナショナルでは、スタッフ皆で考え、一つの事業を立ち上げました。
その名も
「塔婆供養で植林支援」
一本の塔婆で一本の苗木がそだちます

地球環境の変動は、私たちの生活に深刻な影響を及ぼしはじめています。かつての大量生産、大量消費、大量廃棄という生活スタイルの見直しや、環境問題に対する関心も高まってきました。卒塔婆は貴重な自然資源である木材を使用して作られています。しかし、適度な木材の利用は逆に森林を守ることもあります。さらに新たな苗木を植え、育てていくことも必要です。
そこで、SOTO禅インターナショナル(SZI)は「塔婆供養で植林支援」を提案します。仕組みは簡単です。ご寺院様で使われる卒塔婆の本数に合わせて、一本当たり30円の環境義捐金を専用の郵便振替用紙を使ってSZIにお送り下さい。
SZIからは、その本数分の「塔婆供養で植林支援シール」と掲示用のポスターを御寺院様にお届けいたします。
各御寺院様におかれましては、法要の際に「卒塔婆」と一緒に「塔婆供養で植林支援シール」を施主様にお渡し下さい。
なお、環境義捐金はNPOを通じてシール1枚当たり一本の植林に役立てられます。
一人ひとりができることからやっていこう。── それが「塔婆供養で植林支援」というグリーン・プランの実践です。
動き出したばかりのプロジェクトですが、まずは小さな一歩から歩みを進めて行きたいと考えています。
教区の仲間の結婚式・披露宴がありました。
連休最終日の絶好の天気のもと、祝福のために多くの人が集まりました。
とても良い式でした。
二次会のクライマックスでは、風船のリリースが行われました。
・・・・風船は環境に良く無いのでは?
そのような疑問を持つ方は多いはずです。
風船が参列者に配布される際に説明されたことは「この風船は生分解性のエコ風船」であるということ。
つまり、自然に分解していき、土に還る風船であるということした。
帰宅してから少し調べてみました。
■環境にやさしいゴム風船 「土から生まれて土にかえる」
ゴム風船の原料は、ゴムの木から産出する樹液でつくられる「ラテックス」です。
ラテックスは、日光や水によって分解される100%自然の原料であるため、分解作用は空気に触れた瞬間から始まります。
その主な要素は酸化、太陽光線、微生物などです。
■空に飛んでいった風船はどうなるか
飛んでいったゴム風船は、上空約8キロまで達すると気温の低下により凍結し、粉々に分裂して、拡散しながら地上に落ちていきます。
そのままの形で落下するということはほとんど無いようです。
粉々になって落下したラテックスは、自然の作用で土に戻ります。
学術的根拠のない情報でゴム風船は一時誤解を受けましたが、近年は「動物に害はない」という常識がようやく浸透してきたようです。
(出典:日本バルーン協会)
ということで、少なくとも、下記のガイドラインを遵守する限りは環境への影響は無さそうです。
安心しました。
バルーンリリースのガイドライン
1. リリースには、ヘリウムガスを使用する事。…水素ガスの禁止
2. リリースされる風船は、ラテックスを原料とする『ゴム風船』である事。蒸着フィルム使用のものや自然環境で生分解しないものは使用しない。
3. 使用するゴム風船の止め具に、プラスチックなどの生分解しない物は使用せず、風船自体でしばる事。
4. 糸など持ち手をつける場合、ゴム風船と同等の生分解性持つものを使用する事。…木綿糸・輪ゴムの推奨
5. リリースされるゴム風船はすべて単体とし、集合体でリリースしない事。
6. リリースの実施場所、天候などロケーションを考慮する事。日本ゴム風船商工会飛翔風船問題対策委員会 1994/10/21
1、2、3!!
司会者の掛け声とともに、みんなの風船は少し強い海風に乗って一気に飛んでいきました。
末永くお幸せに。
地球の冷やし方~私にできること~の続きです。
辻信一先生(明治学院大学教授・ナマケモノ倶楽部主宰)が仲立ちとなり、横浜市戸塚区善了寺本堂が会場となり、アウキ・ティトゥアニャ知事夫妻を囲む勉強会が開催されました。
アウキ知事は、先住民族として初の南アメリカ・エクアドルのコタカチ郡知事に選ばれ、3選を果たし就任12年目を迎えます。
他国籍企業による鉱山開発反対を掲げ、参加型の草の根民主主義を実現させた知事による持続可能な地域社会についての試みについてのお話です。
まずは外務省のサイトよりエクアドルの基本情報をみてみましょう。
国名:エクアドル共和国(Republic of Ecuador)2008年3月現在
一般事情1.面積 256,370平方キロメートル(本州と九州を合わせた広さ)
2.人口 13.4百万人(2006年、世銀)
3.首都 キト
4.民族 白人・先住民混血(メスチソ)77%、白人10%、先住民7%、黒人・先住民混血(ムラート)3%、黒人2%
5.言語 スペイン語
6.宗教 カトリック
7.略史
年月 略史
1822年 大コロンビアとして、スペインより独立
1830年 大コロンビアより分離独立
1979年 民政移管(1)首相名 首相職無し
(2)外相名 マリア・イサベル・サルバドール8.内政
1822年の独立後、クーデターによる政権交代が繰り返され、1979年の民政移管後は民主体制が維持されてはいるものの、政情は依然不安定である。
2003年1月に就任したグティエレス大統領は、先住民系政治組織パチャクティをも巻き込んだ連立政権を発足させたが、ガソリン価格引き上げを含む厳しい緊縮政策を導入、外交面でも対米接近を図ったため、支持基盤である先住民等貧困層の離反を招き、連立政権は数ヶ月で崩壊、その後は国会で野党勢力と順次手を結び、辛うじて政権を維持した。2004年末には与党及び政府支持派野党等による国会での最高裁判事更迭劇を契機として、反政府運動が活発化、大統領罷免決議が採択されるなど政情が不安定化し、2005年4月に国会が大統領を罷免したのを受け、パラシオ副大統領が大統領職を継承した。
パラシオ大統領は、政治経験を有せず、確たる政治基盤も無いことから、政権運営は困難を極め、重要閣僚が相次いで辞任、交代するなど、不安定な状態が続いた。
かかる国政の混乱及び寡占的な政治経済構造に対する国民の歴史的な不満を背景に、貧困層の多数の支持を得て、コレア大統領が2007年1月に大統領に就任した。コレア大統領は大統領選挙の公約(新憲法制定のための制憲議会の設置、対米FTA交渉の打ち切り、米軍によるエクアドル空軍基地(マンタ基地)の2009年11月以降の使用許可延長拒否、予算を貧困層に重点的に配分)を、議会に確たる支持基盤を持たない中で積極的に推し進めてきた。特に新憲法制定に向けては、全権を担う制憲議会の開催の是非を問う国民投票の実施を推進する大統領及び世論と、これを阻止しようとする議会の間で混乱が生じたが、4月、国民投票の結果、多数の支持を受けて制憲議会の発足が承認された。
続いて制憲議会議員選挙を9月に実施、その結果コレア大統領支持政党が制憲議会の絶対過半数を占め制憲議会が発足した。
今後、制憲議会においてコレア大統領の政策が反映された憲法草案が作成される見込みであるが、同草案に対する国民投票が来年半ばにも予定されており、今後の動きが注目される。これ以降の情報はこちら
善了寺での勉強会は、最初に平和祈願法要からはじまりました。
予定では4時ぐらいからということでしたが、皆の到着を待ってからというスローかつ計画無しの次第でしたので、実際に法要が始ったのは午後5時過ぎ。
けれども誰ひとり不満を言うものはありません。
勉強会のスタイルも、前半は知事夫妻を半円状にグルッと囲み、後半では皆が持ち寄りの食べ物を円形に配置した机に並べ、上も下も無い自由なスタイルで進められました。
このスタイルも、その場の状況で皆で考えて逐一進めていきます。
以下、夫妻のお話の内容をかいつまんでご紹介いたします。
■エクアドル・コタカチ郡について
南米において、スペインがやってくる以前の4500年の歴史を持つ先住民族・インカ独自の文化はエクアドルなどが中心でした。
コタカチ郡は、エクアドルよりもさらに長い歴史を持つ郡で、55%の先住民、5%のアフリカ系黒人、30%はメスチソと呼ばれる混血という構成となっています。
1996年、先住民運動により、共和国初めて先住民による候補者を立てることが実現しました。それ以前は、政党はメスチソにより牛耳られていました。
1979年までは、先住民の非識字率は99%にも及び、投票することすらままならなかったのでした。
■初の民族出身知事として
アウキ・ティトゥアニャ知事は、先住民族出身者として初めて郡知事となりましたが、先住民のコミュニティーの生活水準の向上、自然環境に対する責任を持つものとして政権運営を行ってきました。
西洋的民主主義に対し、参加型(コミュニティー決定型)の民主主義を作ることを提案、しかしながら、当時、コミュニティー決定型の実現は当初非常に困難でした。
そこで郡はわかりやすい基本方針(シナリオ=基本原則)を打ちたてます。
それは次の3つ。
(1)盗まない (2)嘘をつかない (3)ナマケない
このようなわかりやすい基本現方針が徐々に実を結び、現在、氏は3期、12年目を迎えようとしています。
中南米の周辺の国、郡を見渡すと、政治の腐敗、権力の乱用、賄賂の横行が日常事となっています。
そのような状況の中で、どのように民主主義議会を構築していったのでしょうか。
具体的には、郡がバスを用意し、積極的に郡庁舎に招待。先住民であろうが、外国人であろうが誰でも議会に受入れ、発言の場が設けられています。
一例としては、子どもたちの発言が議会の禁煙を決議するきっかけになったこともありました。
■アウキ知事夫人よりの話
ルース=マリーナ・ヴェガ(アルカマリ)さんはティトゥアニャ知事の奥さんで、医者でもあります。
1996年に夫が知事として就任し始めた時、医療問題は深刻な状態でありました。
そこで市のレベルで作成した委員会を組織し、様々な西洋、先住民土着の医療を融合させることを行いました。
それまでは、土着の医療は、先住民が医療について無知であるという偏見から、違法なものとして警察に追われるようなものでありました。
しかし、実際に先住民の医療は病というものは環境との不均衡(バランスが崩れること)により引き起こされると考え、水、食料などを改善することが大切であると言うことを教えます。
伝統的な医療と如何にうまく取り入れるのかという試みは初めてのことでありましたが、それが功を奏し、2003年からは乳児死亡率が殆んど無くなりました。
コタカチ郡は、栄養問題についても、それが回避されたことを宣言するところです。
けれども、良いことばかりではありません。
GNPが増加しているにもかかわらず、貧困率は35%から80%に増加しています。
■鉱山問題の経緯と現在
エクアドルには銅と金の鉱山があります。
1997年以降、他国籍の企業がこの資源を求めてエクアドルに進出しようと試みました。
例えば日系企業や、英国、チリ、カナダなどの企業です。
最初は資源調査ということであったため、エクアドルコミュニティーは協力を行いました。
しかし、その後開発が大きな利益をもたらすことが分かり、鉱山開発計画を打ち出すこととなり、それに対しコミュニティーは強固に反発し、JICAのキャンプを焼討ちにするなどの過激な行動も起こすようになりました。
1998年、アウキ知事が初来日、鉱山開発から撤退するよう直訴。
アウキ氏は、他国籍企業による鉱山開発が貧困の解決にはならす、むしろ更なる貧困と腐敗をもたらすことを、これまでの石油資源開発などの事例から確信しておりました。
住民の中で、鉱山開発推進派は土地の所有者、商人などを中心とした5%、それ以外は開発に反対しています。
その運動により、2000年に日系企業は撤退。
しかし、銅価格が2000年には1ポンド当たり80セントであったものが2003年には2.5ドルに上昇するなど、再びカナダなどの企業が開発計画を推進する動きをみせています。
今年2月、他国籍企業の権利は無効になりました。
しかし、現政府は鉱業推進派であり、それはとても脅威でもあります。
鉱業は、10年、20年といった短いスパンでの利益をもたらすかも知れません。
しかし、公害は長期間に亘って残るものです。
他国籍企業による鉱山開発を行うのではなく、エコツーリズム、伝統工芸を生かした産業、自然エネルギーを推進することがエクアドルの将来に必要なことでしょう。
エクアドルはホットスポットと呼ばれる生物多様性をもつ地域を抱えています。
その多様性を失うことなく、調和をもったありかたが必要なのです。
それが持続可能な社会構造の基盤となるものです。
コタカチ郡は、様々な功績が認められて、2000年、国連賞、2003年ユネスコ平和自治体賞を受賞しています。
アウキ・ティトゥアニャ知事プロフィール1965年1月2日生まれ。キューバの大学にて経済学を学ぶ。エクアドル、コタカチ郡の現郡知事。キチュア民族出身。
1996年に先住民族キチュア出身として初めて郡知事に選ばれ、「民衆議会」など、すべての住民の意思を反映する政治を目指す。
1998年に来日し、コタカチ郡での取り組み、抱える鉱山開発問題、そして先住民族の文化や歴史、そしてアイデンティティーなどについての講演を行う。
2004年から第3期目を向かえ、さらに市民の生活の質の向上のため、コタカチ郡の自然や文化を守るために精力的に活動している。
森が燃えていました
森の生きものたちは
われ先にと逃げていきましたでもクリキンディという名のハチドリだけは
いったりきたり口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て「そんなことをしていったい何になるんだ」
といって笑います
3月15日に歴史カフェを開催しますのトピックスでご紹介した港南台タウンカフェ。
タウンカフェの小物ショップの一角にこのようなコーナーがありました。
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キャンドルナイト用のキャンドル、蜜蝋を紹介、販売するショップなのですが、その背景に見える「私にできること」のメッセージボート、そして、ひときわ目立つハチドリのデザインの本・・・・

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、それは
『私にできること』 ~地球の冷やし方~
ISBN4-9901663-2-9
サイズ:A5版 / 32P
発行:ゆっくり堂定価:300円(税込)
企画:ハチドリ計画
挿画:マイケル・ニコス・ヤグラナス
という本です。
南アメリカ、赤道直下のアンデス地方に古くから伝わるお話を、明治学院大学教授・ナマケモノ倶楽部主宰の辻信一先生が訳された短い短いお話です。
この短い物語に呼応し、坂本龍一氏、セヴァン・スズキ氏、CWニコル氏、ワンガリ・マータイ氏らが呼応し、それぞれの「私にできること」のメッセージが連ねられていきました。
先の港南台タウンカフェのメッセージボードにも、一人ひとりの「私にできること」が書かれています。
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昨日、この物語を伝えたご本人、ルース=マリーナ・ヴェガ(Luz Marina Vega)さんから直接この物語を聞くことができる機会に恵まれました。
しかも、それを訳しご紹介された辻信一先生の解説つきで!
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アウキ・ティトゥアニャ夫妻(右がハチドリの物語を伝えたルース=マリーナ・ヴェガ(アルカマリ)さん:戸塚善了寺にて)
環境問題への取組みは、実に壮大なテーマで、では具体的にどのような行動をしてよいのか途方にくれてしまうかも知れません。
けれども、私たち一人ひとりの行動が積み重なって環境問題を引き起こしているのならば、逆に考えて、地球を冷やすことができるのも私たち一人ひとりの行動であるはずです。
それぞれが「私にできること」を実践し、ポトリ、ポトリと滴を落としていくことにより何かが変わっていくはずです。
冒頭の物語の続きです。
クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」
皆さんの「私にできること」は何でしょうか?
■関連リンク
ルース=マリーナ・ヴェガ(Luz Marina Vega)さんは、南アメリカ・エクアドル・コタカチ郡の現知事であるアウキ・ティトゥアニャ(Auki Tituana)氏の奥さんです。
ご夫妻から伺った話について、追ってご紹介していきます。
春彼岸の入りの日を迎えました。
貞昌院では定期的に行っている墓地清掃も終わり、気持ちよくお参りできることと存じます。
さて、古い墓石を見ると、さまざまな模様がついていることに気がつくことでしょう。
この模様は、菌糸からできている地衣類(ちいるい)という菌類と藻類からなる共生生物によるものです。
植物の一種であるコケと似ていますが全く異なるものです。
この地衣類の模様を見るたびに南方熊楠(1867-1941)が想起されます。
(もし天才がいるとすれば、きっと彼のような人のことを言うのでしょう)
18カ国語をマスターし、博物学・生物学・民俗学・宗教学・性愛学・環境学などの様々な分野の学問を究めました。
チベットでは中国中央政府による軍事介入が行われていますが、日本においては明治政府による神道の純化が強制的に行われ、記紀神話や延喜式神名帳に名のあるもの以外の神々を排滅し、数多くの神社が廃社となり、神社林が破壊されていきました。
南方熊楠は、拘留されたり罰金を課せられながらも政府に対し果敢にも闘い続けました。
「吉野・大峯」「熊野三山」「高野山」の「山岳霊場」と「参詣道」から成る『紀伊山地の霊場と参詣道』が日本で唯一、世界でも類を見ない資産として世界遺産に登録されたのも、南方熊楠がいたからこそと言っても過言ではないでしょう。
日本で最初に「エコロジー」という言葉を用いたのも南方熊楠。
「森林伐採は絶妙なバランスの上に立つエコロジーを壊し、農業・漁業にも悪影響を及ぼす。自然の破壊は人間の破壊につながるのが原理」ということを明治の時代に提言してきた、その先見性には驚くばかりです。
「千百年来斧を入れざりし森は、関係はなはだ密接錯雑いたし、近ごろエコロジーと申し、この相互の関係を研究する特殊専門の学問さえ出で来たりおることに御座候」(和歌山県知事・川村竹治宛書簡より)
それを端的に示したものが熊楠マンダラでしょう。
当時ロンドン・パリ間で交わされた土宜法竜(1854-1923)老師との往復書簡にて描かれた物、事、こころに関する図です。
今、我々はそこに、現実を変えていこうとする社会的実践を放棄し、「信」や「行」という精神の世界にたてこもり、ただひたすら現状を肯定する保守の姿勢を見出すことになる。あるいは、そう見られてもしかたのない、社会的な実践体系しか仏教はもたなかった、といってもいいだろう。 そこには近代における仏教僧の苦さがある。 近代以前の社会では、物と心の微妙なバランスの間隙をぬうようにして、精神の側から社会へアプローチし、物そのものの流れを統御しようとする仏教の社会実践の体系が、まだ商品が社会のなかで大きな役割を担うにいたらない段階においてはある実効性をもっていたからだ。『南方熊楠を知る事典』講談社現代新書、1993年
南方熊楠の時代から100年経過した今日、私たちはちっとも進化していないように感じます。
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地衣類、特に梅の古株や墓石などにみられるウメノキゴケ類は、二酸化硫黄濃度が年平均0.020ppm以上の環境では生育することができません。
そのため、環境の変化を読み取る指標生物として利用できます。
手軽に観察できますので、ぜひ墓参の折にでも着目してみてください。
地衣類が見られなくなるほど環境が悪化しないよう、意識を持ち続けることも大切です。
こうしてみると、石の上に見られる模様に対する見方も変わってくるのではないでしょうか。
曹洞宗宗門では、全国寺院を中心に2000箇所に降雨のPh測定装置を配布し、グリーン・ウォッチング(酸性雨観測)として酸性雨の調査を行ってきました。
もし、私がこの企画を行うとしたら、これに付随して墓石などの地衣類の定期観察を加えたと思います。
なぜなら、特別高価な観察機材もいらない。そして何より寺院には墓石や古木などが豊富にあります。
酸性雨のPhと地衣類の分布を、全国的に面的・時系列的にデータを収集し、分析を行うと、これは学術的に貴重なものになるはずです。
曹洞宗においては、仏両祖のみ教えを基本に、深く時代を見極め、「宗門に何が求められているのか、何をなすべきか」を熟慮し、布教綱領「まごころに生きる」の実践の一つとして、地球環境を守り自然と共に生きていく、「グリーン・プラン」運動を進めているところです。
振り返ってみれば、もともと禅寺は自給自足が原則の生活を営んでおりましたし、究極のリサイクルシステムが確立しています。
大本山永平寺には「杓底の一残水、流れを汲む千億の人」という石碑が門前に建っています。自然は大切であり、今使わせていただける水は、必要以上に使って無駄にしてはならない・・・・後の世の人のために半杓のお水をお返ししたいという心が、何百年も綿々と受け継がれています。
では、今の私たちには何が出来るのでしょうか。
高度経済成長の進展は、生活の豊かさをもたらし、寺院においても様々な電化製品が導入されるようになりましたが、資源を大切にするという意識はもとより、資源を自ら生み出すということは、自ら食する米や野菜を庭で育てることと同様の意義があるはずです。
本日、宗門の研究所の方々が研修のため貞昌院にお越しになりました。
平成15年度新エネルギー非営利促進事業として設置導入した太陽光発電設備の見学がその主たる目的です。
丁度、偶然にも一時間前に発電設備設置でお世話になった(株)スカイテックの担当の方が施設点検のためにお見えになっており、一緒に施設見学を行いました。
施設見学の後は、環境談議に花が咲きます。
■まとめと提言
環境問題への意識の高まりとともに、太陽光発電設備の全国における累計設置発電容量は、2004年までに住宅用、公共産業用合わせて113.2万キロワット(総合資源エネルギー調査会調査)と、急速に増大している。また、新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法に基づく基本方針に掲げる導入目標において、2010年に482万キロワットという設定がされている。
このような背景のもと、「グリーンプラン」の実践として、全国の曹洞宗寺院に新エネルギーによる発電設備、特に太陽光発電装置を導入していく事例が増えている。これまでは、寺院個々の「点」としての活動であった。しかし、その設置事例が増えていくにしたがって、それぞれが連携して「面」としての情報として体系化することは重要である。
特に、全国に1万4千もの寺院と多くの檀信徒をもつ曹洞宗は、環境施策においても大きな力を発揮する事ができるだろう。寺院の有する境内地を活用するだけでも計り知れない可能性を持っている。
宗門が主導率先し、各寺院・檀信徒が連携して新エネルギー導入を推進していく事は、「グリーン・プラン」の実践として重要な案件である。また、その情報を宗門がリアルタイムに把握し、発信していくことにより、その価値をさらに高めることができる。
そのために、新エネルギー設備導入にあたり、初期投資費用の補助や、技術的導入の指針、宗費減免や褒章制度など、普及推進に向けた具体策を実現させていくことは重要な施策といえよう。これまでの実績を踏まえ、今後どのようなことが可能かを列挙する。
(1) 新エネルギー発電設備導入に際する具体的なガイドラインを作成する。
(2) 公益法人・非営利法人に対する公的補助は、営利企業や一般住宅に比べて優遇されているが、その利用に関する情報を寺院に向け発信する。
(3) 全国寺院に発電設備がどれだけ設置運用されているかを把握し、発電実績を集約して体系付けて公表する。
(4) グリーン電力証書システムを活用し、化石燃料削減・ CO2排出削減などといった価値を全国レベルで具体化させる。
(5) 新エネルギー発電設備に関する補助金を曹洞宗独自に設定する。
(6) 宗費減免や褒章制度を宗制として定める。
(7) 宗門各機関や寺院がISO14001の認証を取得することをめざして活動を展開する。
■関連記事
海藻からバイオエタノール、日本海で生産構想
地球温暖化対策で注目されているバイオエタノールを、海藻のホンダワラ類からつくる計画が進んでいる。養殖や製造の基礎技術がほぼ確立したことを受け、日本海に巨大養殖場を設ける構想。日本のガソリン販売量のほぼ3分の1に相当する量になるという。バイオエタノールの原料となる穀物の高騰が問題となっているが、ほとんど食用にならないホンダワラ類が解決策の主役になる可能性が出てきた。
研究を進めるのは、三菱総合研究所や京都府立海洋センター、東京海洋大などのグループ。3月12日に東京都内で開くシンポジウムで詳細な研究報告を行い、実現に向けた検討をする。
竹野功璽(こうじ)・京都府立海洋センター主任研究員らは01年から日本海で、ホンダワラの養殖実験を開始。ロープに付着させた30センチの苗が半年で1~3メートルに成長することを確認した。一方、海藻のアオサ類を使った三菱総研などの実験で、乾燥重量100グラムあたり約30ミリリットルのエタノールが製造できるとわかった。ホンダワラ類にも応用でき、バイオエタノールの量産化に道が開けたという。
構想では、日本海沖合で比較的浅い「大和堆(やまとたい)」の水深約400メートルを中心とした海域に養殖場をつくる。ホンダワラ類を植え付ける太さ約3センチのロープを100本前後組み合わせた養殖ユニット(100メートル四方)を四国の半分強の広さにあたる約1万平方キロに並べる。沖合を活用するため、沿岸の生態系を守れる特長がある。
年間に乾燥重量で約6500万トンの収穫が見込まれ、約2000万キロリットルのバイオエタノールを製造できる計算になる。
(朝日新聞2008年2月27日)
今月15日、農林水産省は政府が民間に売り渡す4-9月の輸入小麦価格を30%値上げすると発表しました。
輸入小麦価格はこれまでも段階的に引き上げられており、食品全体の大幅な値上げは避けられないでしょう。
この一因として、原油価格の高騰と、穀物からのバイオ燃料生産の増加が挙げられます。
バイオ燃料として、これまで飼料として生産されていたトウモロコシなどが流用されると、その代替に小麦が使用されて小麦の需要は増加します。
EU全体では2010年までに自動車の約6%程度をバイオ燃料とする計画であり、日本でも政府主導でバイオ燃料の導入が積極的になされています。
以前、バイオ燃料の功罪 という記事において、バイオ燃料の欠点として
(1)化石燃料よりもエネルギー密度が低いため、収集にコストがかかる
(2)穀物利用の場合、食糧と競合する場合がある
(3)持続的な利用をしなければ熱帯雨林の破壊や農地の圧迫などの問題がある。
という指摘をし、さらに
(1)バイオ燃料生産のために、熱帯雨林などの森林開発を行うのは本末転倒。
(2)既にある農地を転用して、バイオ燃料の原料となる植物を植えるべきではない。
(3)バイオ燃料の原料として、人間や家畜などの食料となりうる部分を用いるのは、たとえコストが低くても行うべきではない。
という三点を主張しました。
環境に優しいはずのバイオ燃料が、結果的に地球全体の環境を悪化させるという悪循環に陥る構図がみられるからです。
しかし、バイオ燃料もその生産方法によっては本来の(地球環境をまもる)目的に沿った形で生産することが可能です。
冒頭の記事にある海藻のホンダワラ類によるバイオ燃料の生産は、まさにその最たる事例といえます。
特に、日本は膨大な排他的経済水域を有する海洋国です。
これも、前に 海洋基本法に基づき海洋相を設置 という記事の中で書きましたが、日本は、国土面積は約38万km2 で、世界第60位ですが、領海面積(内水を含む) は43万km2、領海(内水を含む)+接続水域は74万km2となり、膨大な水域を保有しています。
さらに、領海と排他的経済水域(EEZ)を合わせた水域面積で約447万km2であり、これは世界第6位の位置を占めます。
国土面積と合計すれば約485万km2(世界第9位)。
日本は偏狭な国であるという認識は間違いであることがわかります。
そして、日本の周囲は、その沿岸を暖流(黒潮、対馬海流)と寒流(親潮、リマン海流)が流れ、世界中で有数の多様な海藻が分布する海域となっています。
ホンダワラといえば、海水浴などでよく見かける、砂浜に打ち上げられているあの海草です。
褐藻類のホンダワラ科に属する海藻の一種であり、群生して大きく生長し、海の森ともいえる「藻場」を形成します。
ここで、ホンダワラ類を利用してバイオ燃料を作る意味を列記してみます。
日本ならではの特徴も多数含まれます。
逆に言えば、日本でこれをやらなければ何処でやるのか!ということがわかります。
■世界第6位の広さを誇る排他的経済水域を有効に利用できる
■ホンダワラは食料との競合がない
■成長に伴い二酸化炭素の吸収を行う(燃料として燃やしてもカーボンニュートラルとなる)
■海域の富栄養化を防ぎ、水質の浄化を行う
■海の森、藻場を形成し、魚類を育む
■安定的なエネルギーの自給率を高める
このようにいいこと尽くめです。
(もちろん課題も多いでしょうけれど)
ホンダワラ類の養殖件研究については、下記のサイトが参考になります。
京都府立海洋センター 季報 第83号 ホンダワラの種苗生産と海面養殖
約1万平方キロの養殖場で日本のガソリン販売量のほぼ3分の1に相当する量が生産できるのであれば、日本海に大きな油田ができたことと同じです。
日本には都市鉱山と併せて、このような資源が潜在的に眠っているのです。
ホンダワラ類によるバイオ燃料が成功することを願っています。
横浜新道・今井インター付近に大きなゴミの山があります。
この写真は数年前に撮影したものですが、ここを通るたびに山の形が変貌しております。
資源化されないゴミが集積され、処分されていく様子を如実に見ることができます。
現代社会の象徴とも言える光景です。
これらのゴミはこれから最終処分場へ埋立てられるのでしょう。
横浜市では 「ヨコハマはG30」と称し
・発生抑制= できるだけごみを出さない工夫をする。
・再使用= 使い終わったものでも、できるだけくり返し使う。
・再生利用= 再使用できないものは、原材料として使用する。
・熱回収= 再生利用できないものは、その熱エネルギーを利用する。
・適正処分= どうしても処分せざるを得ないものは、きちんと処分する。
を推進しています。
具体的には
●3R運動の推進
●事業系古紙の分別排出の徹底
●建設木くずの資源化促進
●食品関連事業者に対する食品リサイクルの推進
●容器包装類の店頭回収促進
●缶・びん・ペットボトルのリサイクル推進
ということなのですが・・・・・・・・先日その現場を体験してきました。
まだ各家庭から出されたままの状態です。
中身はビン、カン、ペットボトルなど。
きちんと分別されているでしょうか・・・・・
集積された資源ごみはブルトーザーで掻きまわされ、運ばれ・・・・
ゴミ袋から出され、べルトコンベヤに載せられていきます。
まずは、ここでビン、カン以外のペットボトルなどを選別していきます。
ビン、カンのみが残されるわけですね。
さらにカンが選別された後、残りのビンをこちらでガラスの色により「茶」「白」「緑」などに分別していきます。
ビンは色ごとに選別されると、階下のストックヤードに落とされて溜まっていきます。
チャリチャリ・サラサラという音が心地良い。
この日はどういうわけか「白」のビンが少なかったり・・・・
ペットボトルは圧縮されてこのような形に。
カンも圧縮されてこのような形に。
これから再資源化されるために、それぞれの工場に運ばれていきます。
屋外には樹木の枝や、路盤材のストックヤードがあります。
再資源化には多くの人手が必要になります。
その手間を少しでも軽減するために、ゴミを出来るだけ出さない工夫、分別してゴミを出すということが大切なのです。
ゴミを出さない工夫も必要ですし、「都市鉱山(urban-mine)」」と呼ばれるように、廃棄物からの再資源化ははまさに「宝の鉱山」でありますので、資源のほとんどを輸入に頼っている日本においては、再資源化は大きな課題となります。
私たちに明るい未来が訪れるかどうかは、今の私たちの行動によって変わっていくはずです。
さらに言えば、禅寺には何百年前から蓄積された、究極の3Rシステムのノウハウがあります。
この側面からも、現代社会に貢献することができるのではないかと考えています。
関連記事
都市鉱山:日本は世界一 金・銀・鉛・インジウムの存在量(毎日新聞)
都市に鉱脈(読売新聞)
「ヨコハマはG30」(横浜市資源循環局)
貞昌院の太陽光発電設備は、平成15年度NEDO・新エネルギー非営利活動促進事業として平成15年(2003年)11月4日より5.5kWの太陽光発電設備を運用しています。
運用から4年2ヶ月(ちょうど50ヶ月)が経過しました。
新年にあたり、これまでの月別発電量の推移をグラフにしてみました。
オレンジ色が昨年、2007年の発電量ですが、3月、5月、6月、8月の発電量が多くなっていることがわかります。
晴天率が高く、日照時間が長かったことの結果といえます。
太陽光発電は、風力発電設備のような駆動部分が無く、メンテナンスに殆んど手間がかからないという特長があります。
実際、設置してから一度も修理をしたことがありませんし、パネル面を掃除したこともありません。
それでも、発電量の推移を見てわかるとおり、ほとんど発電効率は落ちていないことがわかります。
これが一番の長所といえるでしょう。
一年間の発電量の合計の推移は
2003年 584 KWh
2004年 6,221 KWh
2005年 6,000 KWh
2006年 5,137 KWh
2007年 5,909 KWh
------------------
総計 23,851 KWh
(設置年の2003年は参考値として掲載しています)
となりました。
設置(2003年11月)から2007年末までの 50ヶ月間での発電総計 23,851 KWh の環境貢献の目安を参考までに記します。
■二酸化炭素排出抑制量
7,498 kg-CO2
■森林面積換算
2.1 ha
■原油節約換算
5,414 リットル
最近は環境意識の向上から、自然エネルギー発電設備を設置する企業が増えました。
また、発電設備を自前で持っていなくとも、グリーン電力証書などを利用し、大規模な自然エネルギー発電設備から電力を購入して、環境貢献を行うこともできます。
グリーン電力証書あるAという企業が風力など自然エネルギーで起こした電気を使いたいと希望すると、日本自然エネルギー株式会社がA社に代って風力発電会社に発電を頼みます。こうして実際に風力で発電した証として「グリーン電力証書」が発行されます。
A社は電気料金のほかに、プレミア料金をつけて支払うことにより自然エネルギーの開発・普及をサポートする会社として社会的に認められることになります
貞昌院では、敷地内に自前の太陽光発電設備を設置してありますので、グリーン電力証書のしくみを使わずとも、実際に使用する電力の8割程度は太陽光発電の電力でまかなうことができています。
ということで、このブログを動かしている貞昌院サーバーも、直接太陽光発電の電力で稼動しているわけですので、シンボルマークを作ってみました。
■詳細報告はこちら
貞昌院太陽光発電設のページ
杓子定規 (しゃくしじょうぎ)状況に当たって適時な判断を取ることができない人間、あるいはそのさま。
(語源的には、「杓子」という、本来は曲がっているものを「定規」の代わりに使う、という、無理に道理を合わせる、という意)
先日、ある役職の引継ぎに当たり、最新の住宅地図をいただきました。
それを見て
。 。
/ / ポーン!
( Д )
庫裏の説明が、「太陽光発電設備」となっています。

貞昌院庫裏の屋根の上に設置してある太陽光発電パネルがよほど印象的だったのでしょうか。
ある意味、普及啓蒙という本来の目的を果たしているといえそうですが。
それから、「天照山貞昌院」と記載されておりますが、「天神山貞昌院」の間違いです。
・・・・・と、この場で言っても仕方が無いので訂正のお願いを地図会社に依頼しました。
ここからが本題ですが、今、SOTO禅インターナショナルでは、海外寺院ガイドブックを製作しています。
これまで、海外にある曹洞宗寺院の情報をまとめたものは、ほとんどありませんでした。
そのために、一から編集作業をコツコツと進めてきたところでありますが、ようやくそのプレビュー版が出来上がり、昨日、そのプレビュー版を役員・元国際布教師の皆様にお披露目する段になりました。
やはりこのような情報を集約する冊子は間違いがつきものです。
いかに正確な情報を集め、それを的確に表現するかが重要でありますが、受取った方が
。 。
/ / ポーン!
( Д )
このようにならないよう、充分に留意していきたいと思っています。
SOTO禅インターナショナル会員の皆様には年末にプレビュー版をお届けできると思います。
その際、校正用紙も同封させていただきます。
各方面からいただきました校正内容を反映した上で、最終的に来年彼岸の頃までに完成できたらと考えています。
昨日のエントリーでご紹介したとおり、連日の落ち葉掃きでたくさんの落ち葉たちが集まります。
最近は法律で落ち葉焚きも禁止されていますので、処分する場合は事業ゴミとして出さなければならなくなりました。
ささやかな抵抗として、集めた落ち葉はなるべく山の頂上へ持って行って自然の土に還すようにしています。
運ぶのは大変ですが、少しでもゴミを減らすことが出来るよう、そしていのちの循環の一助になるようにと考えています。
■昨年の記事
いのちの循環システム
で撒かれた落ち葉たちは、このように新たな土となって、木々を育んでいます。
そして、毎年このサイクルは繰返されていきます。
横浜港を見守ってきた玉楠 の中でご紹介した横浜市の150万本植樹行動に参加表明をしたところ、植樹行動に協力する企業・団体リストに掲載されました。
市街地にあって、寺院境内地は貴重な緑を提供できる場所です。
積極的に緑地保全をし、植樹活動を展開していくことは大事なことだと考えています。
もっともっとご寺院さんの植樹行動ネットワークが広がっていくといいですね。
なお、この植樹行動は個人でも参加できます。
詳細を掲載いたします。
横浜市では開港150年記念事業の一つとして、150万本植樹行動を展開しています。
・横浜市在住、在勤の方
・市内での植樹
・18年4月以降の植樹
・大きな樹木だけでなく、低木や鉢植えでもよい
以上の条件を満たし、横浜市に植樹の登録をすることにより、150万本の中にカウントされることになります。
詳細は横浜市環境創造局のサイトをご覧ください。
■関連記事
貞昌院花いっぱい計画
秋の夜長といわれるように、秋彼岸から冬至にかけて日に日に日没の時間が早まってきています。
また、最近は都市空間を魅力的に演出したり、自然(桜、紅葉など)を美しく照らし出すライトアップの事例がが多くなってきました。
これからクリスマスシーズンに向けて、一般住宅でも電飾を施すことも一般化しており、ますます夜間照明はにぎやかさを増すばかりです。
日本におけるライトアップは、神戸ポートタワー(1963年)がその始まりといわれています。
そして、照明デザイナー石井幹子氏による東京タワーのライトアップ(1989年)以降、各地で盛んになり、いまや都市景観の一つとして欠かせない存在となりました。
このような美しいライトアップも、問題点が無いわけではありません。
ライトアップによる景観の美化が過剰ではないかという意見です。
また、自然環境への影響も問題視されるところです。
動植物には日照時間を体内リズムの調節に利用しているため、例えば長日植物や短日植物には直接の影響を及ぼすでしょうし、人間の生活パターンにも影響を与える可能性もあります。
環境省(当時環境庁)では照明による環境影響について下記のように分類しています。
■照明による環境影響
(1) 動植物への影響
(a) 野生動植物
①昆虫類②哺乳類・両生類・爬虫類③鳥類④魚類⑤植物⑥生態系
(b) 農作物・家畜
①農作物②家畜
(2) 人間の諸活動への影響
(a) 天体観測への影響
(b) 居住者への影響(住居窓面)
(c) 歩行者への影響
(d) 交通機関への影響
①自動車②船舶・航空機『光害対策ガイドライン』1998年3月環境庁
このような一連の問題は光害(ひかりがい)と呼ばれます。
経済的な面ではどうでしょうか。
■東京タワー
ライトの数=176個
点灯時間=日没から午前0時まで
電気代=1日約25,000円
■東京都庁
ライトの数=287基
点灯時間=日没後約4時間
電気代=1日約 2,000円
■横浜ベイブリッジ
ライトの数は=264個
点灯時間=日没から午前0時
その電気代は1日およそ36,667円
これを高い(浪費)と見るのか、景観演出の有効な手段のひとつと見るのかは様々でしょう。
みなさんはどのようにお感じでしょうか。
ちなみに大船観音寺は2個のハロゲンランプにて日没から9時までオレンジ色の光で照らし出されています。
そのような中、ライトアップで有名な京都・高台寺では境内のライトアップを自然エネルギーで行うという試みがなされています。
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太陽光発電でライトアップ―高台寺
三洋電機の太陽電池を使って夜間ライトアップされている高台寺の庭(京都市東山区)。
電源車が昼間に太陽光で電池に充電している。1日最大24キログラムの二酸化炭素を削減するのと同じ効果という。12月9日まで。
(時事通信 11月3日)
この報道は、高台寺と三洋電機による協働事業によるライトアップに対するものです。
華やかなライトアップですね~
高台寺は元々は曹洞宗の寺院(現在は臨済宗)ですが、北政所も400年後にこんな形でライトアップされるとは夢にも思わなかったでしょうね(余談)。
このライトアップは、アート・ディレクター東泉一郎氏による映像作品で、水滴や花や人の手など、躍動する生命を表現しているそうです。
境内には樹脂製の蓄光石もちりばめられており、幻想的な光を放ちながら異空間を演出しています。
高台寺と三洋電機の"共創"によるエコロジーライトアップについて<テーマ>「地球といのちがよろこぶライトアップ」
三洋電機株式会社は、10月26日(金)~12月9日(日)に高台寺(京都市東山区)で開催される「秋の特別夜間拝観」において、高台寺とのコラボレーションによるライトアップを行います。
高台寺の方丈前庭 波心庭において、光・映像・音を用いた動きのあるライトアップを実施。ライトアップには、当社の太陽光発電システムを搭載したソーラー電源車「ソーラービークル」で発電した電力を一部活用しています。また、太陽光や蛍光灯の光を吸収して発光する「蓄光石」を用いるなど、光のエネルギーを活かした「地球といのちがよろこぶライトアップ」を展開します。
三洋電機は、ブランドビジョン「Think GAIA」のもと、「エコロジーライトアップ」という新しいライトアップのスタイルを今後も提案していきます。
この報道ですが、ライトアップ全体を賄っているわけではなく、ソーラービークルでの給電量は蛍光灯30本×6時間分に留まるとのことです。
具体的には、境内のライトアップで使用するプロジェクター3基のうち1基分の電力がソーラービークルにより供給されます。
これによりライトアップ期間(45日間)でCO2が 1.08トン (24kg×45=1080kg) 削減されるそうです。
逆に言えば、ライトアップにより、CO2が 2.16トン分浪費されることになるわけですね。
それでも、環境配慮のアピールはできるのでしょうか・・・かなり大々的に報道されております。
環境や光害に対する配慮を充分に行った上でのライトアップは良いのですが、パチンコ屋のサーチライトや広告看板、ネオンサインなど、無秩序なライトアップだけは勘弁して欲しいものです。
玉楠(たまくす)とは、横浜港に程近い横浜開港資料館の中庭で大きく葉を広げているタブノキのことです。
まだ横浜が小さな漁村だった頃からこの地にあり、ペリー来航、日米和親条約の締結など、横浜開港の歴史を見守り続けてきた歴史の証人の木です。
まずは、Googleの航空写真でこの木を見てみましょう。
開港記念館のマークのあるところに見える大きな木が、玉楠の木です。
この木は大きく二度に亘り危機的な状況となりました。
一度目は慶応2年の大火による焼失。
そのため、江戸期に大木だった玉楠は、明治期の絵や写真には見当たらず若木のように描かれています。
その後、消失した木の根元からひこばえが生え、蘇ったものだと考えられています。
そして二度目は関東大震災。
大木まで成長した玉楠は、震災による大火災で再度焼失してしまいました。
しかし、この火災にも耐え、根から発芽したひこばえが成長し、現在のような立派な姿となったのです。
詳細は 横浜開港資料館のサイト をご参照下さい。
◆提督の子孫訪日 玉楠との再会「素晴らしい」
2005年5月19日、横浜港大さん橋(横浜市中区)に近い横浜開港資料館を、ペリー提督の子孫ら約20人が、初めて訪れた。一行を待ち構えていたのは、同館の中庭で枝を伸ばすタブノキ(通称・玉楠の木)。元同館調査研究員の伊藤久子(61)が、「ペリーの横浜上陸」(ハイネ画)の右端に描かれた巨樹が、時を経て残っていると説明すると、「マーベラス(素晴らしい)」という声が上がった。関東大震災で一度は焼けたが、新たな芽が出て再生した歴史の証人。提督の目にも映ったであろう玉楠と、子孫との約150年ぶりの“再会”に、伊藤の心も震えた。「どんなに時が流れても歴史の記憶は、人と人とを結びつける」
(読売新聞 特集)
さて、このような玉楠をご紹介したのには訳があります。
横浜港は2009年に開港150周年記念を迎えます。
その記念事業の一つとして玉楠の育て親が公募され、そこに申し込んだところ抽選に当たり、この度行われた「たまくすの育て親講座」に参加してきたからです。
開港資料館の玉楠から採取された実を育て、2年後に大きくなった苗木を持ち寄って植樹しようというプロジェクトです。
暴風雨の悪天候でしたが会場には50人ほど集まりました。
(NHKの取材も来ていましたので、いつかこの講座の様子が放送されるかもしれないです)
このプロジェクトは、単に種を配布するのではなく、玉楠の歴史の学習、玉楠の育て方講座、土作り、鉢植えといったプログラムが半日に亘り行われ、その上で種と発芽した苗木が配布されるという、本格的なものです。
半年ごとに育成状況の報告も義務付けられます。
今日の講座で配布された開港資料館の玉楠の種と苗木です。
今はまだまだ小さな苗や種ですが、大きくなるよう大切に育てていきたいと思います。
【追加情報1】

横浜市では開港150年記念事業の一つとして、150万本植樹行動を展開しています。
・横浜市在住、在勤の方
・市内での植樹
・18年4月以降の植樹
・大きな樹木だけでなく、低木や鉢植えでもよい
以上の条件を満たし、横浜市に植樹の登録をすることにより、150万本の中にカウントされることになります。
詳細は横浜市環境創造局のサイトをご覧ください。
【追加情報2】
生れたての「横浜開港150周年記念事業マスコットキャラクター」には、まだ名前がありません。
玉楠の木と船をデザインした、いわゆる ゆるキャラです。
あなたも横浜開港150周年記念事業マスコットキャラクターの名付け親に!
募集期間 平成19年年11月1日(木)~平成19年11月28日(水)
応募資格 横浜開港150周年に関心のある方ならどなたでも
賞および副賞
(1)グランプリ 1点 副賞30万円
(2)優秀賞 1点 副賞10万円
(3)佳 作 1点 副賞 5万円
旧金沢市民の森の保全へ/横浜市と京浜急行電鉄横浜市と京浜急行電鉄は二十六日までに、「旧金沢市民の森」(七六・五ヘクタール)の緑地を保全することで基本合意した。市と土地所有者・京急の約十年にわたる協議がまとまり、二〇〇八年三月までに基本協定を締結する。同森は、「横浜七大緑地」の一つである円海山周辺地区にある豊かな自然環境に恵まれた緑地。市民らに憩いの場として親しまれている。横浜市の緑地保全策の推進に弾みがつきそうだ。
三五・六ヘクタールの土地(地図のA地区)と一・五ヘクタール(同D地区)を市が京急から五十億円程度で取得し、一〇・一ヘクタール(同C地区)は京急が市に寄付する。二九・三ヘクタール(同B地区)は、京急が土地をそのまま所有し、市が「市民の森」として指定し十年以上、整備する。
<中略>
国内で地球温暖化防止などの動きが高まる中、同森の緑地と自然を保存しようという機運が高まり、土地の約半分を市が取得する一方、京急が一部を寄付することなどを受け、基本合意に至ったものとみられる。一方、横浜市内の緑地については、ホタルの生息地として知られる「瀬上沢」(通称・瀬上の森、栄区上郷町)で大規模開発計画が浮上している。瀬上沢は、円海山のふもとに広がる約三三・五ヘクタールの市街化調整区域。市民グループが約一万五千人の署名を添え、市と市会に計画の中止と緑地の全面保全を要望している。
旧金沢市民の森の保全により、瀬上沢開発にも保全の動きが進むのか、注目される。
(神奈川新聞)
横浜市港南区~栄区にまたがる円海山を中心とした広大な緑地があります。
市街化が進む横浜にあっては貴重な緑地でありますが、そのうち76.5haについての緑地を保全することになったという嬉しいニュースです。
しかし、その一方、その緑地に隣接する瀬上沢の33.5haの市街化調整区域に大規模な開発計画が進行しています。
開発主体は東急建設。
事業名称は仮称「上郷開発事業」です。
瀬上沢は「瀬上の森」として親しまれている瀬上池から流れる清らかな沢を中心とした緑地です。
瀬上沢近辺のGoogle航空写真を参考にご覧ください。
この「上郷開発事業」は、実は19年前に一度開発計画に伴うアセスメントが実施されましたが、事業凍結されたという経緯があります。
そこで、東急建設はその開発計画のうち保全緑地を50%に増やし、緑地部分を横浜市に寄付する形を取り、高層建築を低層に変更するなど環境を多少考慮した計画に変更して再度開発計画を打ち出してきました。
しかしながら、従前の計画には無かったショッピングセンターのような商業施設が追加されるなど、疑問に思える計画でもあります。
計画図をGoogleの航空写真と縮尺を合わせ、並べてみました。
ゲンジボタルの棲息する沢は住宅地にすっかり飲み込まれてしまいます。
この瀬上沢がなぜ貴重かというと、横浜市内最大のゲンジボタルの棲息地であり、その他多様な生物を育む広大な森であるからに他なりません。
下の写真は、私が2004年6月に瀬上沢で撮影したゲンジボタルの写真です。
撮影場所はこの記事冒頭に表示されている GoogleMapのちょうど真ん中あたりの沢沿いです。
たくさんのホタルの光跡が写っていることがわかりますでしょうか。
発生ピーク時には多くの市民が蛍鑑賞に訪れます。
このような環境が港南台駅から徒歩圏内の身近な場所にあるということがどれだけ価値のあることなのか。
一部の緑地を残すとはいえ、開発が進められれば瀬上沢の自然環境が大きく失われることは間違いありません。
ゲンジボタルの発生する沢が住宅地になってしまうわけですから、ホタルはまず壊滅的でしょう。
多様な生態系を育む豊かな森は大都市横浜にあって市民から憩いの場としてどれだけの価値があるのか計り知れません。
開発計画撤回を求めて市民グループが先月、約1万5千人分の署名を集めました。
11月までに、5万人分の署名を集める予定だそうです。
緑地保全がされるよう、よい方向に進めばいいのですが・・・・
■関連記事
舞岡公園と道路計画
■関連リンク
市民の手で瀬上沢の保全を(横濱タウン新聞)
猛暑を通り越して酷暑ともいえる今年の夏でしたが、太陽光発電のデータを見ても、それがはっきりとわかります。
貞昌院太陽光発電の月間発電量ですが、8月にどれだけ発電したかというデータを並べてみると
平成16年 591 Kwh
平成17年 581 Kwh
平成18年 573 Kwh
と、ほぼ例年同じような発電量でしたが、今年8月は既に
平成19年 665 Kwh
となっています。
まだ8月は3日間もあるのにですよ!
折れ線グラフにしてみると、今年のデータの異常性がよく分かります。
今月はどこまで伸びるのか???
前に、太陽光発電の醍醐味は5月にあり という記事を書きました。
今年5月、貞昌院で使用する電力は、ほぼ太陽光エネルギーで賄うことができましたという記事です。
その時は、発電量があと一歩で消費電力量になるところだったのですが、なんと、今月に関しては発電量が消費電力量を上回っています。
(メーターの締め日が27日のため、8月の電力量データが昨日届いています)
8月にこのような記録が生れるとは!!!
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↑
(注:購入電力量とは、太陽光発電電力から貞昌院消費電力を差し引いた余剰電力量=東電が買い取った電力量です)
貞昌院は今年の電力供給逼迫対策に少ないながらも貢献したわけですな。
太陽様様という感じです。
7月盆の終りから教区施食会(大施餓鬼会)法要がはじまり、昨日まで連日教区内及び法類御寺院様の法要に随喜させていただいておりました。
そして今日から8月のお盆・棚経が始まります。
暦の上では秋となりましたが、やはり暑い日が続いていますね。
台所の外に植えてあるゴーヤのつるが伸びること伸びること・・・・・
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特に一昨日昨日と、全国的に記録的な猛暑となりました。
<猛暑日>水難死者・行方不明者12人 熱中症で1人死亡本州を中心に太平洋高気圧に覆われて全国各地で猛暑日となった11日、水の事故や、熱中症による死者が相次いだ。毎日新聞の12日午前0時現在のまとめでは、水難事故の死者・行方不明者は東京、神奈川など11都道県で計12人に上ったほか、群馬と山形で計2人が熱中症で死亡した。
新潟県柏崎市の海水浴場で遊泳中だった東京都品川区の男性会社員(29)が沖合約70メートルの海底で見つかり、死亡が確認された。お盆休みで母親の家に遊びに来ていた。福島県新地町の地蔵川河口付近でアサリ取りをしていた男性会社員(65)や、岐阜県美濃市の板取川でアユ釣りをしていた男性(57)も水死。さらに高知県いの町の仁淀川で、キャンプ中に水遊びをしていた男児(6)が流されて行方が分からなくなるなど死者7人、行方不明者5人となった。
また、愛知県常滑市の海水浴場に遊びに来た同県愛西市の女児(6)と、長崎県佐世保市のプールで泳いでいた宮崎県都城市の男児(4)がいずれも意識不明の重体。
一方、熱中症では群馬県富岡市で農作業をしていた男性(68)と、山形県高畠町で80代の女性が死亡した。
気象庁によると11日の全国最高気温は、兵庫県豊岡市の38.6度(同市の8月の観測史上最高記録)。群馬県館林市で38.3度、東京都練馬区で37.6度を観測するなど、各地で35度以上の猛暑日となった。12日も北・東日本を中心に晴れる所が多い見込み。予想最高気温は、東京都心と名古屋市で35度、大阪市と福岡市で36度。
毎日新聞
アメダスの気温分布を見るのもいやになるほど真っ赤です。
気象庁は、ついこの前、今夏の予測を、長雨が続いた7月に、「猛暑」から一旦「平年並み」に修正したばかりですが、一昨日、1か月予報を「猛暑」と、再度修正しています。
今年の電力需給は大丈夫でしょうか・・・・・・
報道にもあるように、熱中症や水難事故で多くの方が命を落とされています。
年々過酷になる夏ですが、対策だけは充分に心がけたいものです。
この時期に頭に浮かぶ有名な句があります。
『夏日題悟空上人院』 (夏の日に悟空上人の院に題す)三伏閉門披一衲
兼無松竹蔭房廊
安禅不必須山水
滅却心頭火自涼
この最後の句が特によく引用されますね。
心頭を滅却すれば火もおのずから涼し・・・・・・
これは、9世紀・中国唐代の詩人、杜荀鶴によるものです。
この句の引用は、『碧巌録(へきがんろく)』第43則にも見られますし、山梨県・恵林寺の山門にも掲げられています。
特に、恵林寺は、武田信玄による篤い信仰心のために建立・整備された大寺院ですが、天正10年(1582)、織田信長は山門に快川禅師、修行僧約100人を閉じこめ、焼き討ちをします。
その際、燃え盛る伽藍の中で快川禅師の遺された遺偈です。
快川禅師の心たるや、如何なるものか想像を絶します。
さて、この夏の時期は、冒頭で述べたように、施食法要随喜のため多くの御寺院様を廻ります。
本堂内に冷房が入っている御寺院はとても有り難いのですが、構造上などさまざまな制約のため冷房がない寺院も多く、それぞれの寺院で、暑さをやわらげ、楽しむ工夫を随所にされています。
それを見るだけでもとても豊かな気持ちになります。
例えば、
・本堂の銅板屋根全体に井戸水を流す
・風鈴を吊るす
・日よけのよしずに水を垂らす
・睡蓮の水鉢を境内各所に置く
・かき氷を配布
・打ち水
・法要途中にみなさんに冷やしたお絞りを配布・・・・・・などなど。
また、当教区では、この時期の袈裟の色は、爽やかな緑に統一しています。
法要途中は確かに、正直暑いですが、その分、時折堂内をよぎる風がとても涼しく感じたりします。
寒暑と自分とが一体となった境地には、まだ達していないのでしょうけれども、夏の暑さは我慢大会ではないですから、むしろその暑さを楽しむくらいの余裕が出来たらと思っています。
最近は、普段の生活の中で、どこにいても冷房が効いていて、快適に過ごすことができます。
しかし、外に出ればこの猛暑です。
外に出ることも躊躇してしまいそうです。
実は、貞昌院では、客間以外に冷房装置はついていません。
家族全員、冷房があまり好きではないということもあるのですが、ありがたいことに、貞昌院の東側~南西側にかけて、裏山があるということが大きな要因になっています。
木の効果と役割樹木にヒートアイランド現象の抑制効果があることはよく知られていますが、木の持つ効果はその他にも多々あります。例を挙げると、(1)夏季に住宅の日射を遮る、(2)蒸散効果により都市気温を下げる、(3)騒音を緩和する、(4)大気の有害物質を濾過する、(5)腐食性の降雨から建築物を防護する、(6)風害を防ぐ、(7)火災の延焼を防止する、(8)根は土壌の浸食を防ぐ、などです。また木は、鳥や虫などの小動物の住まいともなります。
A.Moffatの研究によると、夏季の晴天時に樹木1本から860MJ/日の熱が潜熱として放散され、この樹木の蒸散効果により都市の中に気温の低いゾーンが造り出されることがわかっています。これをオアシス現象と言います。USAのサクラメントやフェニックスで、植栽面積が25%増えれば、6月の午後2時の温度が6~10K下がることや、ロサンゼルスで植栽を14%増すと最大1.3K気温が低下するという推定例が報告されています。これらによると、住宅敷地面積の15%に当たる植栽面積を増せば、冷房デグリーデー(ほぼ冷房エネルギーに比例)が2~5%減少します。
おおさかATCグリーンエコプラザのサイトより引用
南風はこの裏山の木々を通り抜けて届きます。
山には湧水がふんだんにありますし、木々の放つ水蒸気の蒸散作用により、心地よい風が吹き抜けていきます。
ありがたいことです。
(右上のチャートは随喜させていただいた御寺院様の本堂に冷房が有るか無いかの表です。参考までにつくってみました)
ここのところ晴天の日が多いので、貞昌院の太陽光発電設備は毎日フル稼働です。
写真は、つい先ほど撮影した貞昌院の多結晶パネル。表面に見える模様が多結晶パネルの特長です。
【貞昌院発電設備の概要】
設備容量 5.544kw
年間発電量 5,693kwh
発電パネル SHARP NE-132AK (1200mm×802mm) 42枚
さて、地球に到達する太陽エネルギーは大気圏外で1m2当たり1.38kW、地表では、1m2当たり1kW程度となります。
貞昌院の太陽光発電パネル、NE-132AKは、一枚あたりのパネル面積 1.2m×0.802m=0.962m2
モジュール変換効率は 13.7%なので、一枚当たりのピーク発電量は 0.962×0.137 = 0.132KW = 132W ・・・・・・・・・
このパネルが42枚あるので、 42×0.132 = 5.544 kw
つまり、5.544Kw のシステムということになります。
実際には、太陽光の照射角は鉛直でないことや、曇天の影響はありますが、貞昌院のこれまでの実績を見るに、ほぼ理論値に近い数値は出ています。
太陽光パネル多結晶タイプでの変換効率は概ね14%程度ですから、地表にパネルを敷き詰めた場合、南中前後の晴天時には 1m2 あたり 0.14Kw 程度の発電が見込まれるということになります。
さて、全国には、寺院の数はどれくらいあるかというと、平成18年現在で約7万7千となっています。
■関連トピックス
お寺とマックとセブンイレブン
仮に、この寺院全てに 10Kwの太陽光発電設備を設置した場合には、77万Kwの発電所を設置したのと同等になります。
(ただし、この発電量は一日中確保できるわけではなく、日中、晴天かつ太陽が南中している時の値です)
当然、夜間は発電しない訳ですが、電力消費のピークは晴天時、昼過ぎに訪れますので、ピークカットには大いに貢献します。
つまり、発電設備は、想定される最大電力消費をもとに設置運用されるわけですが、最大電力消費が抑えられる分、余計な発電設備が不要となります。
本年は特に新潟県中越沖地震で、柏崎原子力発電所が停止する事態になっています。
日本の発電は、原子力発電所にたよる現状にありますが、原子力発電所の安全性にも疑問がありますし、一箇所集中での大規模な発電設備というシステムも、被災により全体が麻痺するという脆弱性も露呈しました。
東電:夏の電力綱渡り 柏崎刈羽原発停止命令で
新潟県中越沖地震で火災を起こした東京電力柏崎刈羽原子力発電所が、柏崎市から使用停止命令を受けたことで、同原発はこの夏の運転再開の見通しが立たなくなった。このため、東京電力は18日、主要電力会社6社に9月までの電力融通を要請した。6社は管内の需給バランスを見極め融通電力量を決める方針。夏の電力需要期を迎え、天候次第では全国的に需給が逼迫(ひっぱく)する可能性もあり、東電は綱渡りの供給体制を続けることになりそうだ。
要請先は、東北、中部、関西、四国、中国、九州の6電力。東電は03年にもトラブル隠しの影響で多くの原発が停止したことから、北海道、関西など5電力から最大計163万キロワットの融通を受けている。
東電は今夏の最大電力需要を、気温が平年並みの場合で約6110万キロワット、記録的猛暑の場合は過去最大となった01年並みの6400万キロワットを想定している。一方、柏崎刈羽原発からの供給は最大で計465.6万キロワットを見込んでいた。計画通りに行けば、平年並みの場合で417万キロワット、猛暑の場合でも火力発電などを追加することで192万キロワットの発電余力(供給予備電力)を確保できるはずだった。しかし、同原発の停止で予備分が消し飛んだだけでなく、ピーク時の電力需要を賄えない計算になった。
主要電力会社10社で構成する電気事業連合会は、今夏の最大電力を1億8000万キロワット、供給力を1億9800万キロワットと予想。予備力は1800万キロワットと想定していた。柏崎刈羽原発分を除いても10社全体では、予備力を確保できる計算になる。
しかし、北陸電力でも原発2基が全面停止。さらに、今冬の記録的な暖冬で積雪が少なかったため、水力発電用の貯水量も今後の雨量次第では不足する可能性がある。一方、需要は景気拡大で産業用が伸びており、需給関係は予断を許さない状況だ。
(毎日新聞)
太陽光発電に限らず、自然由来のエネルギーにより電力を分散的に発電させるシステムというのは、災害時にも大いに役立つはずです。
これを機に、太陽光発電設備普及促進のための政策を進めて欲しいものです。
現状は、これに反し、太陽光発電パネルの高騰、設置に対する補助金の減額という状況でありますので、敢えてこの記事を書いてみました。
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ここからは、蛇足かつ机上の空論ですから力を抜いて読んでください。
全国曹洞宗の寺院、一か寺あたりの土地面積を1万5千m2とします。
全国に曹洞宗寺院は1万5千か寺ほどありますから、
15,000 m2×15,000 か寺=225,000,000 m2
約2億2千万m2もの土地面積。
この土地全体に降り注ぐ太陽光のエネルギーは、ピーク時には約2億2千万 Kwにも達します。
東電の今夏の最大電力需要予測は、上の新聞記事によると約6千万Kw強ですから、それを賄うに余りある太陽光エネルギーが日本全国の曹洞宗寺院境内に降り注いでいるわけですね。
26日に厳修されました貞昌院大施餓鬼法要には多数の参列をいただきました。
無事に円成いたしましたことをご報告いたしますとともに、皆様のご協力を心より感謝申しあげます。
年を追うごとに参列の方も増え、本堂+客殿、そして、本堂西側に設置される拡張桟敷でもまだ入りきれず、境内中庭でお参りされる方も多くなりました。
中庭にはテントを張り、陽射しは避けることができるのですが、少しでも心地よく参列していただくことが出来るよう、毎年工夫をさせていただいています。
昨年は氷柱を設置させていただきました。
本年は、新たな試みとして、ドライミスト装置を境内に設置してみました。
ドライミストとは・・・・・
ドライミストは、水を微細な霧の状態にして噴射する。水の粒子が小さいため素早く蒸発し、また肌や服が濡れることもない。
冷房効果、省エネ性に優れているとされ、能美防災のウェブページによれば
周辺の気温を2~3度下げることができる
温度を下げるためのエネルギー消費は、家庭用のエアコンの1/20
となっている。
愛・地球博で初めて採用され、ビルや公共施設などの屋外での冷房設備として注目を集めている。
ニュースなどで報道されることもあり、耳にされた方も多いと思います。
ドライミストは、簡単にいうと、水が蒸発する時に「気化熱」を奪い取るという原理を利用して、空気を冷やすというものです。
「打ち水」も同じ原理ですね。
この装置の画期的なところは、「打ち水」とは異なり、非常に細かい水の粒子を噴射するため、濡れてしまうということがないということです。
そして、ファンにより、屋外空間の広範囲に亘って冷却効果をもたらします。
環境にやさしく人にもやさしい自然の冷却システムといえます。
このような装置は、大掛かりになり、設置も困難でしたが、最近は小型で持ち運びも可能なものが開発されました。
ということで、今年、試験的に設置してみたものです。
このように、コンプレッサにより吐出圧0.3-0.7MPaでノズルから噴霧された水は、粒径4マイクロメートルというとてつもなく細かい粒子になります。
霧状になった水滴は、白煙となり、水は直ぐに気化してしまいます。
無風状態で5~15メートルの範囲に冷却効果があります。
使用電源は通常の100V家庭用電源。
消費水量は、一時間当たり18リットル(ポリタンク一杯分)だけです。
↓これがコンプレッサ本体と、その内部です。
地方自治体によっては、ドライミスト設置に対して補助金を制度化しています。
例えば、東京都では、1千万円を上限とし、補助対象経費の全額(100%、ただし電気、水道、保守点検等の維持管理費及び撤去費は、補助事業者負担)を補助しています。
これにより、平成18年度は
・戸越銀座商店街
・秋葉原駅西側交通広場
に設置されています。
ドライミスト装置を設置する事業者を支援します平成18年4月28日 東京都環境局
ドライミスト装置は、人工的に微細な霧を発生させてその気化熱により周辺気温を下げる装置で、愛・地球博会場に設置されて注目を集めました。
都は、ヒートアイランド対策を推進するため、他のモデルとなるようなドライミスト装置を設置する事業者に対して費用の一部を補助します。今後、この事業により得られた効果を評価・公表することにより、ドライミスト装置の普及を目指します。
ドライミストについては、まだまだ設置事例も少なく、神奈川県では、まだ助成金の対象になっていません。
これから普及が進んでいくといいですね。
お寺の境内にはピッタリの冷却装置だと思います。
環境にやさしいと思っていても、実はそうでなかった、ということはたくさんあります。
このブログにおいても、割り箸問題を考えたり、バイオ燃料の功罪を考えたりしてきました。
環境のカテゴリーもありますので、併せてご参照ください。
さて、今回は「紙」の問題について考えてみます。
日本の古紙回収率は、世界でトップクラスであり、例えば2004年の日本の古紙回収率は68.5%、古紙利用率は60.4%にも達します。
古新聞古雑誌~古紙の回収業者は昔からおなじみです。
日本は、旧来より着実に資源のリサイクルの仕組みを確立してきているのです。
さて、ここで問題です。
![]()
・古紙配合率100%の再生紙は本当に環境にやさしいのでしょうか?
・ケナフなど、非木材を原料とした紙は全てが環境にやさしいのでしょうか?

近年、官公庁が率先して環境にやさしいものを使わなければならない!ということで、グリーン購入法なるものが整備されてきました。
正確には、「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」(平成十二年五月三十一日法律第百号)というものです。
その目的を見ると、
グリーン購入法について循環型社会の形成のためには、「再生品等の供給面の取組」に加え、「需要面からの取組が重要である」という観点から、平成12年5月に循環型社会形成推進基本法の個別法のひとつとして「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」が制定されました。
同法は、国等の公的機関が率先して環境物品等(環境負荷低減に資する製品・サービス)の調達を推進するとともに、環境物品等に関する適切な情報提供を促進することにより、需要の転換を図り,持続的発展が可能な社会を構築を推進することを目指しています。また、国等の各機関の取組に関することのほか、地方公共団体、事業者及び国民の責務などについても定めています。
とあります。
それを具体的に示したのが
「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」
(平成16年3月・環境省総合環境政策局環境経済課グリーン購入担当)
です。
その書類を見てみましょう。
2.紙 類(1) 品目及び判断の基準等
【情報用紙】
コピー用紙 【判断の基準】
①古紙配合率100%かつ白色度70%程度以下であること。
②塗工されているものについては、塗工量が両面で12g/㎡以下である
こと。
ふむふむ。
基本的にコピー用紙などは古紙配合率100%を使用することとなっていますね。
ご丁寧に、その基本方針書が印刷されている冊子の巻末にも
この印刷物は環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)に基づく基本方針の判 断の基準を満足する古紙配合率100%、白色度70%程度以下の非塗工印刷用紙を使用しています (古紙は、新聞古紙等の市中回収用紙を100%原料として使用)。
とあります。
さらに、グリーン購入法の特定調達物品に関する製品の情報サイト/グリーン購入ネットワーク のサイトの
「紙類」 情報用紙 (コピー用紙、フォーム用紙、インクジェットカラープリンター用塗工紙、ジアゾ感光紙) の項を見てみると・・・
やはり古紙配合率100%の具体的製品がずらりとならんでいますね。
ところがです。
この古紙配合率100%は、必ずしも環境にはやさしくなく、むしろ環境負荷が大きいということが、今では一般常識になりつつあります。
実際に、製紙業界では古紙配合率100%の製品は、生産されなくなっています。
王子製紙のサイトを見てみましょう。
森のリサイクルの考え方紙の原料となる木材は、再生産が可能な優れた資源である。森林資源は適正な管理と利用によって、二酸化炭素の吸収固定による地球温暖化防止と生物多様性の保全に貢献する。
一般に、古紙100%で紙を作ることは環境に良いと言われます。しかし、私たちの周りにある紙のすべてを回収することはできません。例えば、ティシュペーパーやトイレットペーパーは回収できません。また、回収した古紙の中には、品質的に利用できない汚れた紙や禁忌品もあり、それらすべてを紙に再生することも不可能です。そして、たとえ再利用が可能な古紙であっても、100%原料に再生できません。紙は植物繊維でできているので、繰り返し再生利用すると繊維が弱くなってしまい、短くなった繊維は紙に再生することができないのです。つまり、すべての紙製品を古紙だけで作り続けることはできないのです。
紙の生産における環境負荷は、原材料だけでなく、製造工程も含めた全体で評価する必要があります。
木材パルプから作られる紙と、古紙をリサイクルした紙では、製造工程が異なります。このためそれぞれを生産する場合のCO2排出量も同じではありません。木材から新しく製造される木材パルプは、製造工程で発生する黒液(植物性廃液)をバイオマス燃料として使用できるため、化石燃料の消費量を抑えられるという特徴があります。一方、古紙をリサイクルする場合は黒液の副生がないため、化石燃料を使用しなくてはならず、化石燃料の消費量は木材パルプのものより多くなります。
(下線部kameno付記)
日本製紙グループのサイトには、図入りでこのあたりのことが纏められていますので、ご参照下さい。
国も、このような考えがあるということをよく考えたうえで基準を作成した方がいいと思います。
いくらグリーン法で古紙配合率100%を推奨したとしても、その製品が環境配慮の観点から生産されておらず入手できないなんて滑稽な光景ですから。
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さて、もう一点のケナフなど非木材を原料とした紙について考えてみます。
同じく王子製紙のサイトには次のような記述があります。
ケナフなど、非木材を原料とした紙は、環境に優しいのか
近年、草やわら、バガス(サトウキビの搾りかす)、収穫のすんだバナナの木、ケナフなどの非木材原料が注目されています。こうした非木材原料は、もともとは紙の発祥であり、昔から紙の原料として使われています。しかし、近代になって「パルプ製造方法の改革」「生産工程における省エネルギー」「高品質の追求」などから、マスプロダクションに進み、原材料の量的な確保の面などから、非木材は原料としてふさわしくなくなってしまいました。
非木材原料のなかで特にケナフについては、各方面からその優れたCO2吸収能力が環境改善植物として推奨されています。しかしケナフの利用には数多くの問題も残っています。
それは、現在のパルプ化方法では使用しにくいこと、植え付け、収穫、貯蔵、運搬などにかかる労働負荷や環境負荷が、木材よりかなり悪くなることなどです。
ケナフは一年生草です。そのため毎年の植え付けと、刈り取り作業が必要です。例えば、王子製紙グループで計画している30万ヘクタール(淡路島の5倍)の植林に相当するケナフ畑を想定した場合、植え付けや刈り取りは、想像を絶する作業になってしまいます。また、ケナフは一年生草であるため、1年分の原料を一時期に収穫するわけですが、大変嵩高なために、マスプロダクションの工場で使用するには、運搬するための燃料や保管方法など、多くの困難な問題が発生します。さらに木材原料との混合パルプ化についても技術的にはむずかしいものがあります。
一部の途上国では、その地域の原料事情ゆえに非木材100%でパルプの製造を行っていますが、そこでは人件費が安く、品質要求レベルも高くなく、小規模の工場であるためにそうした生産が可能になっています。ちなみに工場規模が小さいほど、エネルギー効率や環境負荷の原単位は悪くなります。野原に草がむだに放置されていても、残念ながら直ちにそれが紙の原料に結びつけられるものではないのです。なお現在、わたし達の植林事業では成長の早い樹種を選定して植林するため、単位面積あたりのCO2吸収量はケナフと遜色ない程度になっており、ケナフを利用する理由がないと判断しています。
(下線部kameno付記)
ケナフは、20世紀半ばにアメリカ農務省が製紙原料として木材に代わる最適な非木材資源として紹介したことにより、熱帯林の森林伐採を食い止める画期的な紙の原料として注目されるようになりました。
また、ケナフは、アオイ科の一年草で、成長が早く、丈夫で繁殖力が強いことから、それだけ二酸化炭素の吸収もよく、地球温暖化防止にも役立つというので、環境教育に導入し、多くの学校で栽培されるようになりました。
しかしながら、ケナフの植栽は、必ずしも手放しに讃美できるものでは無いようです。
まず、第一に、日本でケナフを栽培することは、外来種を日本に持ち込むことにより、在来の生態系を乱すことになりかねません。
また、日本以外の国でケナフから紙をつくる場合においても、一連の生産プロセスをLCA(ライフサイクルアセスメント)評価すると、木材パルプの生産より炭酸ガスの環境負荷が高いとの報告もあります。
ケナフから紙をつくる場合、栽培のための化学肥料の使用、生産過程での化石燃料の使用、輸送、廃水処理など、大きな生産エネルギーを必要とするのです。
また、炭酸ガスの吸収についても、ケナフは1年草ですから、樹木のように長期間にわたって炭酸ガスを蓄えることができず、しかも枯れた段階で炭酸ガスを空気中に放出してしまい、温暖化防止効果はあまり見込めないという考えもあります。
このように、手放しに讃美できない多くの要素が存在するのです。
しかも、生産コストは木材パルプに比較して高いことは間違いありません。
わざわざ高いお金を出して、環境に必ずしも良いとは言えない製品を使用する理由はないでしょう。
ケナフの導入には慎重にしたほうが良いと思います。
ケナフを、日本において環境